« 今日のバンド練習 | トップページ | シチリア島 »

2006年2月 5日 (日)

格差社会と二世議員とジーンリッチ

いやこの「格差社会」って言葉、今年の流行語大賞になるんじゃないか(2005年のトップテンには「富裕層」っていうのが入っていましたが)。

どこぞの総理大臣は「格差は悪くない」とのたまったそうですが、一般庶民から見るとこの問答はずれていると感じますね。今問題になっているのは、格差そのものではなく、「格差の固定・相続」ということではないでしょうか?一時期よく言われた「アダルトチルドレン」ということもその中に入るかもしれませんが、何か昔の階級制を想像してしまいます。我々の恐怖は、例えば一度ある階層で固まれば、子供の学校は限られる・年収は増えないということであり、例えばある階層がそれほど悪くなくても、何かの原因(病気・事故・失敗などなど)でそこから滑り落ちればもう立ち直れないんじゃないか、ということだと思います。

例えば、日本経済新聞の「交遊抄」とかいうコラムを見れば何か感じませんか?同じような境遇の連中がお互いを褒めて回るという熟年ホモのようなコラムですが、結局同じような立派な連中が同じように寄り集まるというこの感じ、最近多くないですか?例えば「ヒルズ族」なんていうのはそうですし、国会議員の「83会」というのも同じ。ちなみに、この日経のコラムに、「私は東大を出て会社で苦労したが、いつも40年来の親友であるフリーターに助言をもらうようにしている」なんて言葉があれば教えてほしいですね。そこまでではなくても、肩書きが無い人を紹介しているのは殆ど無いんじゃないでしょうか。

で、この固定階層を一番良い(悪い?)形で利用しているのがほかならぬ政治家でしょう。何のことはなく政治家の子供であるだけで、地盤を引き継ぎそのまんま立候補する、なんていうのに至っては何をかいわんや。私は相続税を上げることで、変な形で子供に遺産を残さないようにすべきと思っていますが、政治家の地盤にも何かそういうことは出来ないですかね?前も書きましたが、この悪しき相続を断ち切る、少なくとも子供はそういう階層から出来るだけ白紙に出来る社会を我々は目指さないといけないと思います。

ちょっとずれるかもしれませんが、こう書きながら連想したのが、「ジーンリッチ」という言葉です。この言葉を見つけたのは斉藤貴男の「機会不平等」で、アメリカのシルバー教授と言う人が言い出した言葉だそうです。要は、同じ階級の人たちがずっと固定された階層のまま何代も続くと、同じ人間のはずであるのに、互いの階層では生殖が出来なくなるほど遺伝子に差が出てくるという嫌ーな予想です。

で、ここからは巧く言えないのですが、もっと色々な個人が交わっていけないか、と思っています。私の子供の頃は色んな子供がいましたが、別にそれを意識することなく、だからこそ色んな家族があるなあ、ということが皮膚感覚で入ってきたのでしょう。というのが今でも貧乏職人をやっている親父を持つ地方出身者の独り言です。

|

« 今日のバンド練習 | トップページ | シチリア島 »

コメント

突然の書き込み、すみません。
山下達郎さんの「蒼茫」を聴き、検索してたどり着きました。
千葉に住む岡山人です。
私にはまだ子供はいませんがしがらみや憎しみが連鎖から遠くはなれて、
白紙に自分をつくっていってほしいと思っています。
そういうものは大人が責任を持って背負えるだけ、背負うように。
この曲、今の時代に改めて聴くと本当に名曲だなと思います。

投稿: nakahara | 2006年2月 7日 (火) 18時52分

nakahara様、コメント有難うございます。岡山のどの辺りのご出身ですか?私は前のブログに書いた通り、そろそろ始まる裸祭りの町が実家です。ですが、元の出身は東山のふもとです。

子供が大人の環境で色が付くのはやはりおかしいでしょう。我々大人は子供達の将来から今を借りている、それをどんどん返していくことで時代を進めていけば、そんなに悪い世の中にはならないはずですね。

我々「蒼茫」は、皆でしっかり今を生きていくことを子供に見せていけば良いと思います。

また遊びに来てもらえれば幸いです。

投稿: ドイツ特派員 | 2006年2月 8日 (水) 23時32分

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)




トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.cocolog-nifty.com/t/trackback/104193/8524357

この記事へのトラックバック一覧です: 格差社会と二世議員とジーンリッチ:

« 今日のバンド練習 | トップページ | シチリア島 »