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2006年3月18日 (土)

山崎まさよし

基本はメタルな親父である私ですが、別に全てがメタルに埋め尽くされているわけではありません。で、J-Popなんかも聴く事はある訳で、その中でも心臓鷲摑みにされたのが山崎まさよしだったりします。きっかけは、6年前に台湾で見た日本のドラマリメイクで、「奇跡の人」をやってまして、主題歌の「僕はここにいる」を聴いたことですね。

この曲、一曲まるまる哀愁の塊と言っていいでしょう。最初は「不倫の歌だなあ」と歌詞を捉えていたんですが、「奇跡の人」を読んでから聴くとまた意味が変わるんですねえ。で、山崎まさよしの歌がまたたまらないし、ドラムのフィルまで泣きのフィル(分かってもらえるかな?)になってます。この曲が入っている「ドミノ」は捨て曲なしといっていいんじゃないかな?「琥珀色の向かい風」など、自分の少年時代が蘇ってきてしまいます。「苦悩のマタニティー」なんて、ドキッとする人がいるんじゃないかな?                     その後遡って「One more time, one more chance」の入っている「Home」も押さえたりもしていますが、やはりバラードの「僕らは静かに消えていく」「全部、君だった。」は私の愛聴曲になっていますね。ちなみにギタリストとしての彼は特にアコギ系の凄さが際立っていますが、エレキ系のごり押しソロ(ちょっとバディーガイのような)もかなり立ちキャラですね。あとは音楽の間口の広さを感じるのも重要で、例えば「月曜日の朝」の少しジャジーな感じとか、「Plastic soul」のボサノバ調、「Fat mama」のルーツロックへの憧憬などなど、入れ込みすぎない感じがいいですね。

J-Popの場合、やはり歌詞が分かる、というのが重要で、逆にメタル系の場合は下手するとこっ恥ずかしい歌詞が分かるだけ引いてしまうことがあります。だって、銃刀法違反の国で「銃を放ったらうなぎが逃げた」とか「血まみれのナイフが豆腐を切る」とか駄目ですって。

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