バルエコと愉快な仲間たち(スティーブモース達)
私のような40歳前後のクラシックギター経験者にとって、バルエコっていうのは非常に重要なギタリストでした。当時はバルエコ・セルシェル・山下というのが私の中での三大クラシックギタリストでしたね。
で、この前見つけたのが、「ナイロン&スティール」というアルバム。これは、バルエコが何とアンディーサマーズ・アルディメオラ・スティーブモースというギタリストとデュエットをするという企画ものです。で、この中で異色なのはモースの「狼の町」。ヴィラロボスの「練習曲一番」を弾くバルエコにモースがディストーションギターを重ねるという、誰かがやりそうでやらなかったアイディアですな。実は私も「カバティーナ」で同じことをやりましたが、まあそれはそれとして。
モースは元々スーパーギタートリオの助っ人なんかもしていましたし、アコギ系も凄腕だというのは分かっていますが、ここではアコギでもエレクトリック系のフレーズが炸裂していますな。
ただこのアルバム、帯の文句が結構ひどい。「ジャズギタリストのアルディメオラ、ポリスのアンディーサマーズ等とのコラボレーション...」って、もう一人しかいないんだからモースのこともちゃんと書いてやれよ。あと、インナーでも面白いのが、「モースは名門バンドのディープパープルに」って、PL学園や横浜高校じゃないんだから。
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コメント
こんにちわ!
早速来ました(笑)。
クラシック界の業界人からの
モースへのアクセスは確かに中途半端ですよね。
帯たたきの文句もそうですし、
ロック界での一般表記が「モーズ」であるところ、
正しく「モース」と書かれていたり・・・。
逆に互いのシーンのつながりの無さを感じちゃいます(笑)。
そういえば、この二人、ウィンダムヒルのオムニバスで共演したことがあるのですが、聴かれましたか?
以前に取り上げたことがあるので TB させていただきました。
投稿: gw | 2006年5月 2日 (火) 06時51分
まだこれ聴けてないんですよね。
あんまりマヌエルバルエコはチェックしてなかったもんで。
僕はジョン・ウィリアムス、アンドリュー・ヨーク命だったもので。
そうそうクラシックギター部の時に定期演奏会でモーズ先生の「THE WHISTLE」って曲を六重奏で演りましたよ。もちろん無理矢理僕の選曲を押し通したんですけどね(笑)
投稿: sorapapa | 2006年5月 3日 (水) 16時00分
gwさん、
狙い通りお越し頂きありがとうございます(笑)。
確かにモース先生は分類しにくいのかも。ギタリストから見たらそんなのどうでも良いんですけどね。YouTuBeでのTumeni Noteにはびびりました。
ウィンダム系はあんまり聴いてないんですよ。スチール弦のアコギが今一歩苦手で....。
Sorapapaさん、
うちのクラシックギター部では、Totoの「Africa」を編曲してやったアンサンブルがあったり、ヘッジスやってたやつもいました。
ジョンも良く聴きましたね、バリオス集とか。端正な演奏だなあ、と思っていました。
投稿: ドイツ特派員 | 2006年5月 3日 (水) 18時20分