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2006年8月 2日 (水)

「ビフォアラン(重松清)」

このところ本を読む速度が遅いです。年100冊の目標は難しいかな?100冊以下なら3年振りだな。

とはいえ、ここの所は新書を読んでいて、イタリアの歴史・建築関係の本や、「人妻の研究」などという怪しげ(でもそうでもない)な本を読んでいました。後者は電車では読めないぞお。

で、今日一日で読みきったのが、重松清のデビュー作である「ビフォアラン」。彼の本は以前取り上げましたが、同世代ということもあり入ってくるんですよね。

この本を2ページほど読んで、あっという間に自分の高校時代にタイムスリップしてしまいました。多分言葉は広島弁として使ってるんでしょうが、岡山弁として直ぐ読み替えられるもので、「あー、こんなアホなこと言ってたなあ」という正に投影。しかも設定は私の高校時代そのまんま。この言葉があるから、津波のように当時のことが思い出されるんでしょう。方言が分からない人には読みづらいかも知れない。

確かにこんな読み方は、客観的に作品を読む、ということからすると、ある意味反則でしょうね。「三丁目の夕陽」で涙するのとそんなに変わらない。でも、正直途中からは「そんなのどうでもいいや」という気分で読みふけっていました。

自分自身でいえば、ここに書かれるような正しい青春とはちょっと違っていたかも知れません。そんなに誰かとつるんでいたわけでもないし、もしかするとかなり「変な同級生」と見られていたかも。だから、こういう青春小説には羨望がかなりあります。それでも、なんとなく故郷を出たくなり大学を県外に求めるとか、あまりに同意できるところが多いんだよなあ。受験前にウォークマンを聞きながらホテルで勉強したのを思い出しました。

こういう小説を読むと切なくなって、もう一度やり直したい、と思ったりもしますが、その「取り返せなさ」があるのが良いのかも知れません。

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