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2006年8月15日 (火)

「帰ってきたもてない男(小谷野敦)」続き

昨日書いていた感想で、結局行き当たることは、何でもかんでも出来る万能人間にはなれるかよ!」ということですね。ここからは以前から言い募っていることの繰り返しを含みますがご勘弁を。

先日アメリカに出張した時、現地育ちの人と話していて、「今アメリカの有名大学(アイビーリーグやMITなど)に入るには、成績だけでは駄目。実は大学側で、小学校時代からの生活・性格などを追跡していて、目ぼしい学生を引っ張るようになっている。逆に言えばそういう万能な人間以外は金がないと難しい」ということを教えてくれました。これと同様なことは、以前から読んでいる冷泉彰彦さんのウエブマガジンでも書かれていました、「だから平均的な学生が非常に疲弊している」と。

今、「戦略志向のないビジネスマンは駄目だ」とか、「子供の教育にマッキンゼー式ロジックツリーを使って」とか、「蕎麦打ちなんかで終わって良いのか?」とか、物凄い極端な成功例(とまで行かないこともある)をあたかも「君にもなれる」的な目標にしている風潮が多いんじゃないですかね?「あなたは出来たから言えるけど、できない奴は出来ないんだよ!」というところが抜け落ちている。同じ努力をしたって、才能が違えばできないし、「それ以上努力しろ!」と言われたところで、24時間という時間の制約もあれば、他にしたいこともある。

不正もせず、迷惑もかけず、真面目に、家族を思い、こつこつと仕事を継続する。それはそんなに悪いことなのでしょうか?それじゃあ不充分なんでしょうか?どこぞの社長は、「24時間働け!」と言っていますが、その家族はどうするのでしょうか?その社長が言うべきは、「うちの会社に入るなら、結婚はするな、家族関係は無視しろ」ということのはずで、それでも良いのであれば本人の選択ですね。

私はですね、以前も書いたとおり無名の市井人として生きていきますよ。やっかみもあり、嫉妬もありますが、それも含めて何ら才能も特徴もない市民としての人生を全うしてやるから見てろ!(誰に喧嘩を売っているわけではないが)。

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