復活しろや、フェンス・オブ・ディフェンス
昨日書いた筋少復活記事から、もう一つ活動を再開して欲しい日本のバンドがあることに今更ながら気づいた私です。それはFence of Defense。
このバンド、デビューしたころはあんまり気にしていなかったんですよ。元々北島健二が気になっていたんですが未聴だったこと、TMNのバックということ、など等でスルーしていたのが正直なところ。一応「時の河」や「Don't look back」は抑えていましたし、そこでの北島健二のギターは「あ、さすがだね」という感じでした。
その後、なんとなく気になって買ったのが「Best」なんですが、この中の最後にある「最後の想い」に完全にやられてしまった私。これは哀愁のハードロックですよ、しかも歌詞が哀愁。ちょっと当時の自分が置かれた環境にダブるところがあったもんで余計に入り込んできました。
演奏力については、これは日本のラッシュですよ奥さん。西村麻聡はKeyまでこなすゲディリーだし、山田亘の後乗りドラムもボンゾの流れで素晴らしい。北島健二は一時「日本のジェフベック」的に捉えられていましたが、もっとストレートなロックギタリストです。ちなみに彼、子供ばんど結成時にうじきつよしの横でサイドギターだったのは有名な話。また、録音手法でもかなり早い時期に、今のProToolsにある切り貼り自由なシステムを導入したはずです(フェアライトだったかな?)。
とりあえず「Best」を聴けば必聴どころは抑えられます。その他にメロディアスということで挙げるとすれば、「Our Love(アルバム「Time」)」・「Speed of Love(アルバム「Speed of Love」)」・「失楽園(アルバム「XXX」)」などですかね。
ちょくちょくはライブをやっているようなのですが、本格的に復活しないかな?何しろ各メンバーはしっかり現役のプレーヤーですから、何の問題もないでしょう。
うじきつよしも「サンプロ」司会交代で「子供ばんど」復活したりして。
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コメント
ハジメマシテ
「最後の想い」を聞いたときから
「日本のラッシュ」という印象を抱いていたのですが、
全く同じ言葉で語られる方がいらっしゃって
驚くと共にとても嬉しく感じました。
音楽性の違いはあるかもしれませんが
Counterparts〜Test for Echoの時期を
彷彿とさせるものがあると感じてます。
突然のコメント失礼いたしました。
投稿: あきにょん | 2007年2月 3日 (土) 02時44分
あきにょんさん、
どうも拙文にコメントありがとうございます。ラッシュも実は結構ポップなところがありますし、「Show of Hands」なんかは素晴らしい演奏と楽曲ですね。
あと、フェンスの歌詞が私は好きなんですよね。「失楽園」や「火を貸してくれ」など、近未来を感じさせる都会の哀愁が漂っていて。
またお越し下さい。ちょっとまたフェンスの記事書こうかなあ。
投稿: ドイツ特派員 | 2007年2月 3日 (土) 17時28分