Neal Schon「I On U」
前にも記事を書きましたが、ニールショーンっていうのは、ポップバンドのジャーニーに居たため誤解されていますが、実は途轍もない凄腕ギタリストです。で、昨年出した「I On U」を最近聞いていて、やはり「ニール健在」という感を強くしたわけです。
バックはかなり打ち込みを多用したフュージョン風味。それでもロック魂入れまくりなのでフュージョンにはなりません。打ち込みに対して私はかなり寛容で、特にこのアルバムの一曲目なんかは、「寧ろ生より良いんじゃないか?」と思いますな。少しハネ気味のリズムが気持ちいいです。
で、ニールさんはいつもどおりの素晴らしいギタープレイです。この音の詰まり具合がまた何とも良い風味でして、重量感のある音というか。で、M11の「Taken There」なんかで、まあ本気出す出す。以前「Stars」のギタリスト競演の時、音符で見ればあのインギーより音を詰め込んでいた凄腕の本領発揮です。
あと、彼のペンタ弾きは、独特のタイミングでチョーキングを入れるんで、非常に彼だとわかりやすい。フレーズのスピード感でスピードを感じさせることが出来る存在ですなあ。
それにしても「衰え知らず」という言葉がぴったりですわ。
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