奥谷禮子、お前何様?
ちょっと新しいカテゴリを立ててみましたが、さあ続くかいな?
以前ホワイトカラーエグゼンプションについて少し書きましたが、そのことに絡んで、奥谷禮子という人材派遣会社社長がトチ狂ったことを言っています。
「過労死は自己責任・自己管理の問題」(ちなみに参考にしたのはここ←この他にもあります)。
ってあんた......。
この社長様、テレビに出てもいつもこの調子ですな。いや、社長様にまでなったんだからそれなりに能力も努力もしたんでしょう。それが歪んだ自信になっちゃったのかなあ?どう考えてもおかしいですよ。
んじゃあ聞くが、その発言を過労死認定された人の家族の前で言えよ。
確かに、過労死というのは私としては馬鹿馬鹿しい死に方だと思いますよ。だって、人間生きるために労働しているのに、その手段の労働で死んでしまうんだから矛盾していることこの上ない。
でもね社長様、業種によっては長時間労働が避けられず、それが個人の能力・体力を超えてしまうことはあるわけですよ。それはみんな家族のためや周りの人のためにやっているんであって、多分利己的な理由など一つも無い。利己的な奴ならさっさと切り上げて帰ってしまうでしょうし、じゃあそういう奴を「自己管理が出来る、いい奴だあ」といって高く評価するんですかね?
というより、経営者の発言としてセンス無さ過ぎでしょう。だってこんな会社で働きたくないですからね(って門前払いか、私)。あと、労働会議の委員なんていうのはさっさと辞めて下さい。
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コメント
今年もよろしくですぅ~(・∀・)/~~
ニューカテゴリ「人のアホみて我がアホ治せ」←笑い。年明け早々飛ばしてますね!
で、この方、某巨大掲示板でも「週間東洋経済」のインタビューを巡って話題になってますね。所詮ピンハネ業の親方、人を使い捨ての駒ぐらいにしか思っていないのでしょうかね?
(ちなみに私が以前契約社員として勤めていた派遣会社では、社員や登録スタッフのことを明らか「使い捨ての駒」と思っていました。その会社のグループ会社の大阪の副支店長の自殺は過労死認定されました。)
格差社会と言う奴なんですかね~、資本家の論理というか、奴隷と雇い主。こと「だいたい経営者は、過労死するまで働けなんて言いませんからね。」の発言にいたってはホニャララ団ばりのご発言ですね~。
だいたい世の資本家・経営者などは本音の部分で「格差が広がれば良い」と思っているんでしょうね。低賃金で働く単純労働者がそれこそ使い捨て状態で、一般生活消費者として適当にゲーム機ぐらい買える程度の収入だけあげといて。で、いわゆる勝ち組に優良顧客として高級豪華嗜好品辺りをリピーター買いしてもらう。そんで出来ればそれが“固定化”してもらった方が都合が良い、という構図でしょうか?新たなる階級社会に中間層はいらないと。
ゆとり教育と言うのもこの格差の固定化に一役買ってしまいましたね。いや今から思えば格差を固定化させるためにゆとり教育が導入されたと勘ぐりたくなるくらいです。
WEが導入されたらいわゆる中間層辺りから過労死とか増えそうですね。守るべき家族と格差固定化という恐怖心。彼女の発言は、今のうちからそのことに対しての言い逃れのように聴こえますね。
まぁグローバル化社会の中で企業体力の強化と言うのも必要なんでしょうけれど、「美しい国」とか「希望の国」とか、なんかちょっと気持ち悪いですね~(というか、胡散臭い)
以上、長文失礼でした。<(_ _)>
投稿: SINSEI | 2007年1月13日 (土) 13時29分
Sinseiさん、詳しいコメントありがとうございます。
本当に、この国はどうなってしまうんだろう?と思うことばかりで、それを個人の中ででも何とかしたいな、と思って本当に小さいことですが頭に入れて動いているつもりです。まあ主に自分の子供と友人達に対してですが。
この格差の問題って、一番の問題は「格差の相続」だと思っています。ちなみにこの言葉、山崎元さんという評論活動をしている人から「纏まった良い表現ですね」と褒められてちょっといい気になっています。要は同じ蛸壺から抜けることができない。
ここからは少し飛躍した考え方ですが、例えばこのまま格差が進み、ニートやフリーターが増えるとどうなるか?実はこれ、兵役制には非常に好都合なことじゃないかな?と思っています。働いていない若い世代を兵役に持っていく、なに、企業が一緒になってちょっと採用を絞ればいいだけですからね。
で、奥谷社長様などの世代っていうのは絶対に戦争には行かないわけですよ。
投稿: ドイツ特派員 | 2007年1月13日 (土) 19時05分
再びどうもです。
>「格差の相続」
なるほど、より問題点が明確になってわかりやすくなった良い表現だと私も思います。誰もがおっしゃるように「格差」そのものがあるのは能力に個人差があるように、人によって運不運があるように、時には自業自得な奴もおりますが(←私のことですがr(^^;)、ある程度はしょうがないことなのでしょうが、それが子々孫々まで相続されると言うのは、それこそ「希望」が無いですね。
山崎元さんのブログへも行って見ました。私にはちょっと難しいお話も多いようでしたがr(^^;)、それでもなるべくわかりやすく、なるべく中立の立場から物事を読み解き、最終的に自分の意見を導き出す、その手法に好感が持てました。
>実はこれ、兵役制には非常に好都合なことじゃないかな?
おお!なるほど!それは鋭いですね。なんだかちょっと思い起こしてしまったのは、恐らく日本よりもっと格差が広がっているであろう国の軍隊のイラクにおけるアブグレイブの惨状。
(ここからはあくまでも私の妄想ですが)
「金」の為だけに入った軍隊で最前線に送り込まれて、その狂気と直面し、過度のストレスから暴走してしまう末端兵士。
(そもそもアブグレイブは軍として関与していたと言う説もありますが)
そこには名誉も誇りも、自分を律する武士道とか騎士道とかいった精神性も、そして“戦士”といった尊敬の念も何も無い。
ちょっと飛躍しすぎてしまいましたが、でもいつの間にか防衛庁も「省」になっているし、なんだかちょっと怖いなぁ~。。。
投稿: SINSEI | 2007年1月14日 (日) 13時05分