豪州ぶらり旅・その壱(自然)
さて、今回のオーストラリア旅行ですが、何回かに分けて雑感を書き殴ろうと思います。
まずは行った先ですが、定番のゴールドコーストです。ゴールドコーストはオーストラリアの東海岸で、南緯20度と香港くらいの緯度です。聞くとコートは殆ど必要ないそうですが、香港と違うのは非常に乾燥していることですかね。成田から大体9時間の飛行機ですが、時差が殆ど無いのでその点は非常に楽です。で、到着が朝7時頃なので直ぐにはホテルに入ることが出来ません。ツアーで抑えている場合は、ここからチェックイン時刻までの繋ぎで動物園なんかを回ることになります。今回はコアラ抱っこの入ったツアーです。
オーストラリアっていうのは分離された大陸ですので、他の場所とは大きく違う生物が多く生息しているので有名なところです。動物では有袋類が多くいますね。これは、どうも有袋類というのが天敵なしの状態で生息できたため、絶滅を免れたということのようです(ガイドさんの説明)。その生態系を守るためでしょうか、空港での検疫が非常に厳しい。乳製品を使ったものは加工品でもダメ、生ものはもちろんダメ。ガイドさんの話で、ある夫婦がオーストラリアに住んでいる子供のために好物のカステラを持っていったところ、検疫に引っ掛かり、「この場で捨てるか食べるかしろ」と係員に言われたそうです。「いやあ、三本までは食べたんですが....」と言ってその夫婦は空港から出てこなかったそうです(ほんまかいな?)。
まずは園内で眠るコアラ。抱っこしてもぼさっとしていますが、結構爪が鋭いので、日焼け肌だとかなり痛いです。
のたっているカンガルー。コアラやカンガルーは夜行性なので、昼はこんな感じでぼさーっとしていることが多いです。
えらく人(鳥?)相の悪い奴ですが、これはエミュというダチョウの仲間です。肉を食べたり、油を取ったりで先住民(アボリジニ)はかなり利用していたようです。
これが夜起きているコアラ。何でも手元に唯一の食事であるユーカリがないとダメだそうで、常にユーカリを触ることが出来るところで寝るそうです。
で、こいつがそのユーカリ。ところが、オーストラリア大陸には70種類くらいユーカリがあるにもかかわらず、コアラが食べるのはその中の一割程度らしいです。また、このユーカリというのは水分と油分を含んでいて、コアラはこの中の水分だけを摂取しているそうです。
これはノースストラドブログ島というところに現地ツアーでいったその島の中の原生林。この中に野生のカンガルーが居ました。写真は撮れませんでしたが、子供は大騒ぎです。ちなみにこの島、砂が風に乗り、それが堆積して出来た島で、もう二つの島と一つの島を形成していたのですが、嵐で分断されてしまったそうです。
これはその島にあるグラストゥリーという木というか草。非常に成長が遅いこと、山火事で発芽することなど珍しい植物です。アボリジニはこれを茹でてスパゲティーにして食べていたそうですが、青臭くて食べられたものじゃないそうです。
ティートゥリーという木。葉を切ると非常に良い香りがします。探検家がこの葉を使って本当にお茶を入れていたことでこの名前が付いたそうです。
そのティートゥリーが傍にあるブラウンレイクという湖。これはティートゥリーのエキスが流れて茶色になっているからだそうで、岸の泡もそのエキスです。非常に肌に良い水だそうです。
で、実はこんな道を4WDで走ってきた訳です。そりゃあ揺れて楽しい楽しい。
これも山火事がないと発芽しない種を持つバンクシアという木。何でも、ユーカリの油分というのが夏の熱気で自然発火するのが多いらしく、植生をある程度守るためにアボリジニも少し山火事を放って置いたらしいです。
それにしても、ちょこっと観光地から入っただけで、野性のカンガルーやコアラ(居るんですよ、民家の横の木の上に)やワラビー(小型のカンガルー)が居るのは楽しいですよ。
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