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2007年3月27日 (火)

ギターの嗜好が変わってきた

買ったばかりのポールリードスミスを調教中(私が調教されているかも)ですが、ここ5-6年でかなりギターの嗜好が変わってきました。

以前は、かなりヴィンテージ系のストラトや、レスポールカスタムなんかを持っていました。今から考えると、68年製ワンピースネックのブラックビューティーや、54年製プロトタイプのカスタムなんか持っていて、今やどちらも100万円を超えています。ストラトだって結構なものを持っていたんですがね.....。

ところが、こういったヴィンテージ系っていうのは、私としては弾きにくいギターが多かったですねえ。まあ54年のレスポールカスタムは、フレットがいわゆるフレットレスワンダーで弾きにくいのは当たり前としても、それも何とか力で捻じ伏せなきゃ、と思っていたんです。ところが、70年ネックのストラトを改造してローズ指板から貼りメイプル指板に変え、出来るだけフラットな指板にしてもらって弾き始めたらこれが弾き易いの何の。その上でバジフェイトンを入れてもらったら、多分調整してもらったT'sギターさんの調整が良いのでしょう、快適そのもので、逆にオリジナルストラトのRのきつい指板では弾きにくくなってしまいました。

特にここ数年、バンドをやるようになってからは、「弾くのにどうか」という観点でギターを選ぶ傾向が強くなってます。以前ならトムアンダーソンなどのカスタムビルド系には見向きもしなかったはずですが、最近はそちらに目移りするようになって来ました。

で、ポールリードスミスというのは、ヴィンテージと実践という部分を組み合わせた工業製品ギターとしては、非常に良く出来ているものなんでしょうね。ただ、低音の共鳴が強く、今までのギター以上にミュートに気をつけないとぐちゃぐちゃになってしまうんで、腕が悪いとどうしようもない。あ、私は腕が悪いんでぐちゃぐちゃになりやすいです。

ただ、以前持っていたストラトでの、少しボリュームを絞った時のサスティーンの消え方とか、ハーフトーンの美しさなどは、「やっぱヴィンテージだよなあ」と思うこともあります。

恐らくまた、「ヴィンテージ欲しい病」になってうろうろするんでしょうなあ、私。

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