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2007年4月28日 (土)

本人は嫌でも、「Grin and Bear It」(Impelliteri)

いい加減に山瀬功治を代表にもう一回呼べよ、オシムのおじいちゃん!

という話題はまた別にしますが、この前ブックオフで見つけたのがImpellitteriの「Grin and Bear It」。このアルバム、当時のExtremeのヒットを真似しようとして、ファンク風味を入れたアルバムとして出し大コケ。ファンはそっぽ、クリスインペリテリ本人も、「無かったことにしたい」としている作品です。まあ「大コケ」とはいえ、元々こけるほどに立っていなかったんですが、あくまでHM/HRの範疇で、ということですが。

で、これ、何が悪いんだろう?

確かに2ndの「Stand in Line」は良いアルバムだと思いますが、ギタープレー自体はかなりの無茶弾きだし、音はあんまり良くない。グラハム”やっさん”ボネットのVoはいつもながらですが、歌の上手さ自体はその他のアルバムで歌っているロブロックの方が上でしょう。

正直なところ、「Stand in Line」のギターソロは、「へえ、すげえ早い」以外に何ら見出せないものだと思っていて、寧ろこのアルバムくらい押さえた方が良いと思います。

この「Grin and Bear It」、聴いてみると言われるほどファンクっぽくないんですね。ロブロックの歌唱が大きいのかも知れませんが、これ聴いて「Extremeのパクリじゃねえの?」とは思えない。しかも、「Power of Love」という無茶苦茶カッコイイHMナンバーまで入っているんだから何をかいわんや。

これで嫌気が差したのか、その後のアルバムは徹頭徹尾の高水準なHMで、ある意味ManowarやAC/DCと同じような立ち位置でリリースを続けいているのは承知の通り。彼にはあんまりギタープレーに色気が無いから、実はギターソロが印象に残らないところはあります。私がよく言う「音のくびれ」がない。その辺はもうちょっと何とかしてほしいなあ、音楽自体は悪くないんだから。

それでもこの「Grin and Bear It」、一度偏見なく聴いて欲しいですねえ。とは言え、このギタープレーも常人にはとても真似できないもの連発ですから覚悟の上で。         

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コメント

 『Grin and Bear It』は私も持ってますね。書かれていることにまったく同意。これはこれで格好いいじゃないの? と当時から思ってました。ただ、ちょっとジャケットで失敗してますよね。何て言うかなあ〜中途半端だし、変に暗いし。

 「音のくびれ」って、フレージングに「変化」とかいい意味で聴き手の予測を外す「ずらし」「じらし」みたいなものがないってことですか。それともトーンのことを書かれているのかな。それも納得ですねえ。
 インペリテリのギターってリフとか曲構成については、速い曲だとかなり平均点高いと思うんですけど、ソロが印象に残らないんですよね。もの凄いことやってるのは分かるんだけど、(テクニックに優劣はなくても)スピードではずっと遅いマーティ・フリードマンのソロは格好いいし、かなり印象に残る。そこら辺はギターという楽器のおもしろい所ですね。

 だけど、ワンパターンって結構批判されていたけど、ロブ・ロックの独特の歌唱と速いリフで押しまくるような曲で、ごくたま〜にスパッとこちらのツボを突いてくるんですよね。その時は本当に背筋がぞくぞくするほど格好いい。だからこのバンド、何だかんだ言って長くやれてるんだと思います。

投稿: しまうま | 2007年4月29日 (日) 13時54分

しまうまさん、

いい加減に言葉を使うと自分の首を絞めますねえ(苦笑)。「くびれ」というのも説明は難しいんですが、音やリズムが波打っているというか。同じようなリフを弾いても、「うっ」と溜められるリズム感という感じ(ますます分からん?)。例えば
・Extreme「Suzi」のリフやソロ
・Night Ranger「Penny」のド頭リフ
・Eric Johnson「Venus/Reprise」の最初のチョーキング
なんかをくびれたサウンドだと思っています。
逆にSteve Morseなんかにはあまりくびれを感じないですねえ。DiMeolaもそうかな?そう、Martyは「うっ」というタメがカッコイイと思いますなあ。

で、Impellitteriに戻れば、確かにあのスピード感のあるリフなんかは、無条件にかっこいいですよね。固定ファンは居るだろうなあ。

投稿: ドイツ特派員 | 2007年4月30日 (月) 23時16分

固定ファン登場ですよ(笑)
このアルバム僕も何故か大好きなんですよね~。ひねくれてるのかもしれませんが。。。
タイト系の人がハネものやっても実は結局グルーヴィーにはならずにタイトになっちゃう所が面白いんですね、個人的には。
クリス君は右手が素晴らしく好きなんですよ。ピッキングが強すぎでね!ソロなんか音が割れんばかりだし。フレーズは必殺の予定調和ですけど、なんか安心して気持ち良いんですよ(笑)

投稿: sorapapa | 2007年5月 1日 (火) 12時01分

Sorapapaさん、お待ちしておりました。

そういうのはポールギルバートがそうかも知れません。いくらグルーヴィーにやってもカッチリ聞えるんですよね。

クリス君、確かに遠慮会釈なく弦を叩いてくれますねえ。ある意味ゲイリームーア君か?

投稿: ドイツ特派員 | 2007年5月 2日 (水) 22時49分

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