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2007年7月19日 (木)

マイケルシェンカー

こんなにメジャーなギタリストについて発言するのも憚られる訳ですが、だって頭に浮かんだんだからしょうがない(マイケルがラーメン啜っている絵が浮かんでしまった...どんなんだ?)。

大体今40才を前後するロックギター経験者の78%(当方調べ)はマイケルシェンカーに何らかの影響を受けているはずです(私が大学受験で大阪に行ったとき、持って行ったカセットが「UFOライブ」と「Blizzard of Ozz」だった)。私が中学のころ、「まだ見ぬ幻の凄腕ギタリスト三人衆」というのを勝手に作っており、それがマイケル・ウリロート・ゲイリームーアだったんですが、その中で恐らく一番コピーしやすかったのがマイケルだと思います。ゲイリーは当時としては驚異的な早弾き(あの短三度六連符は一度は弾いたはず)だったし、ウリはリッチーを超えるアルペジオフレーズとディミニッシュを散りばめていましたから、どちらもすぐに音が追えない。に比べマイケルのフレーズには分かりやすさがあり、その構造自体も通常のスケールから大きくは外れないんで、とりあえず音を追いかけることは出来る。

ところが、コピーしてみると弾けているはずのマイケルのフレーズが全く当人のスピード感を再現できないんだな、これが。いや、お前が下手だ、という突っ込みはなしで。例えば「MSG」に入っている「On and On」は、実はバンドで練習しているんですが、後半のソロで八分音符中心のフレーズも、何故かマイケルが弾くとスピード感がある。タイム感としては寧ろベタなくらいカッチリとしているのに、スピード感が出るんですよね、彼の場合。別の例としては、「燃えたぎるギター(Too hot to handle)」の複音ソロの部分だったり、「Red sky」のイントロだったり。この「スピード感」ということから言えば、今「メロデス界のマイケルシェンカー」とも言われているマイケルアモットなどは、私にはちっともマイケルっぽく聞えない(彼のプレイは素晴らしいですが)。じゃあ近いのは?と考えると、実はナイトレンジャーのジェフワトソンのスピード感が一番近いんじゃないか?と思っています。例えば1stにある「Can't find me a thrill」もバンド課題曲なんですが、あの曲のソロで必要なスピード感はマイケルそのもの!と日々感じていて再現できない今日この頃。このスピード感の源泉は、「奇数拍・裏拍に一捻り」だと思っているんですが、まだ文章に出来るほど分析できていません。

で、彼は別にクラシカル派ではないということは留意しておいて良いんではないかと思います。あからさまな分散和音系・ハーモニックマイナー系は少ない。「Save yourself」には確かにありますが、ギタープレイから言えば寧ろあのアルバムは特異なもので、通常のマイケルではないと思っています。逆に曲にクラシカルな雰囲気のある「MSG」では、プレイは寧ろオーソドックスな音使いで泣かせるというマイケルの得意技満載です。問題は良いフレーズを作るのに歌えないVoのゲイリーバーデン.....。

個人的な彼のベストプレイは、「UFOライブ」での「Love to Love」。特にブリッジのゆったりしたフレーズでの音。あと、いけない非正規盤での「MSGライブin Hamburg」にある「Rock bottom」は、「UFOライブ」のプレイを超えているかも知れない。更にこいつはドラムが漢・コージーパウエルですから。西新宿ブート街に行けば手に入るかも。YouTubeでみるとありました。恐るべしYouTube(ちなみに私はこのDVDを持っている悪い奴です)。

http://www.youtube.com/watch?v=DgY_w6M6Fnc

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コメント

ほとんどマイケルを通っていない不届き者です(笑)なぜかマイケルとゲイリーは基礎編だけで満足してしまって追いかけてないんですよ・・・その世代だとウリとランディーに過激に偏ってしまったもので・・・でも携帯の着信音は一時期キャプテンネモ様でした(笑)あ、何故かコントラバンドはよく聴いてましたが、、、ひねくれものですぅ

投稿: sorapapa | 2007年7月21日 (土) 13時24分

Sorapapaさん、え、マイケルはあんまり通っていないとは意外です。でもみんなミッドブースト派ですね、これにVanderbergの1stが入れば完璧です。

をを、コントラバンド!Vixen絡みですか(笑)?ただ、ドラムのボビーがイマイチなんですよね。と言いながら聞いたことがない不届き物です。

投稿: ドイツ特派員 | 2007年7月21日 (土) 22時26分

 コピーしましたよ〜。MSG。「Rock bottom」のリフって、頭振るためにあるようなリフですもんね。私はかろうじて「Armed and ready」はコピーしました。ソロの出だしのチョーキングの後のラン奏法、めっちゃかっこいいんですよね。
 動画のリンク、見ました。マイケルもかなり速く弾いても三本指なんですねえ。動画見て初めて知りました。

投稿: しまうま | 2007年7月22日 (日) 00時17分

しまうまさん、

全く同じコピーで嬉しくなりますねえ(にやり)。マイケルの運指ってかなり変ですよ。YouTubeでもある、「Rock Bottom」キメのアルペジオフレーズのストレッチなんて、どう見ても下手糞な運指(笑)。それでもマイケルですからね。

投稿: ドイツ特派員 | 2007年7月22日 (日) 22時57分

こんにちは

マイケルシェンカー・・・私にとっては憧れです。でも、私はギター弾きではないのでプレイの細かいところはあまり分かっていませんので、ここにコメントする権利はないかもしれないです。

綺麗な粒のそろったソロ、かっこいいリフ・・・なんて繊細なんだろう。確かにマイケルのギターにはスピード感がありますね。イングウェイなんかはスピード感を感じる前に無駄に速いと言う印象を受けてしまう(イングウェイも好きですが)。マイケルはそこのところが程良い感じ。

マイケルは運指が変なんですか、あれだけ綺麗だから意外です。運指って人それぞれだから何とも言えないけど・・・でも好きなアーティストの運指をまねしてわざとやりにくい運指を練習する人もいますね・・・そういう友人がいるもので。

投稿: 240@s | 2007年7月24日 (火) 19時59分

240@sさん、今日シンガポールから帰国しました。来週はサンフランシスコって一体....。

コメントの権利も何も、その繊細さ・スピードとスピード感の違いを感じてらっしゃるのは何より素晴らしいじゃないですか!インギーも初期は良かったんだけどなあ、「Soldier without faith」なんてマイケルっぽいし、Alcatrazzの「Scatter Lane」なんてもう涙物。

ええ、確かにマイケルの運指はかなり無理があります。ただ、彼は相当練習で技術を維持していると思いますから、彼には合理的なんでしょうね。

投稿: ドイツ特派員 | 2007年7月26日 (木) 22時53分

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