「プロジェクトの旗揚げ」なんてあり得ねえだろう!
と「勘定奉行」のCMに突っ込みを入れながら今日読み始めた本がこれです。
まだ第一章しか読んでいないのですが、ここの書評にあるように、結構萎える内容が書かれています。ところが、これが今の私が所属するプロジェクト状況にぴったりなんですねえ。
私自身、「成功は偶然、失敗は必然」と思っていまして、「んな『プロジェクトX』みたいなことが転がってるわけねえじゃねえの。成功者から聞きゃあ何でも成功だわな」とぶちくち文句を垂れていたんですが、正にその辺から突っ込んでいるみたいですな。
ただ、この本はハーバードビジネスレビューが基のようですが、ぱらぱらっと見たところ、数値解析的なものは殆どなく、寧ろ「プロジェクト推進にまつわるエッセイ集」という趣です。ですから、下手をすると、うまく進んでいないプロジェクトへの言い訳・納得集になる可能性もあります。
私自身がこういうことに対して思っているのは、「プロジェクトを組んだからには成功が条件だ」という上層部からの暗黙の圧力があり、それで引くに引けず泥沼にはまるんじゃないかな?ということ。ま、うまくいくものはプロジェクトじゃなくても成功するし、うまくいかないものはプロジェクトでも失敗する。要は手段でしかない訳です。
読み終わったころにもう少し突っ込みが入れられると思います。それにしてもこんな本を読むようになったらもう終りだな(笑)。
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