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2007年12月13日 (木)

「無境界家族」(森巣博)

ああ、一泊三日のアメリカなんてアメリカなんてアメリカなんて.....

まあ時差ぼけ考えると短い滞在の方が良いんですがね、それにしてもこれじゃ日帰りも出来るぞアメリカ。舐めんじゃねえぞアメリカ(意味不明)。

と言うわけでも無いんですが、それでも本は読んでました。

無境界家族(ファミリー) (集英社文庫)

まあ、博打打ちの亭主・大学で教鞭を取る妻・飛び級でハーバード等に行った息子という、ある意味お気楽かつ羨望を集める家族の話。まあ一般的な話にはならんだろうな。

彼が別の本(「無境界の人」)でも言っていたのは、「日本人論なんていうのはない!」ということで、それは良く分かる。まあああいう本は最大公約数を纏めて、「ほら、貴方もこんなに日本人じゃないですか!」と言っているだけですから、突っ込めばいくらでも突っ込めるわけですね。結局、「お前さあ、一体どれだけの数の人の話を聞いて物言ってんだよ、はあ?」ということですなあ。

昔、新聞記者だった大森実のエッセイで、日本人の通訳とフランス人の通訳を比較して、「日本人の通訳は言葉はできても背景が分からず使えなかった。フランス人はその辺りもちゃんとしていて非常に役に立った」とした上で、「なぜ日本人は駄目なのだろうか?」と得々と論を展開していました。

「ぶわはははは!それは、貴方の選んだ通訳が良かった・悪かった以上のものでは無いでしょうが」

と当時から突っ込んでいましたが、今でもこのような論理はまだまだまかり通っているようです。彼が言いたいのは、「そんな乱暴な論理で個人を括るなあ!」ということですな。個人はバラバラなんだからという論は良く分かる。

あと、子育ても含め、「好きなことだけやれ!」というのが彼の指針らしい。それはその通りだし羨ましいですが、留保が必要で、

「好きなことをやって他人が迷惑にならない限りは好きなことだけやればよい」

という点をどうするか。「人殺しが好きだからさあ」ということでも成立しかねませんからねえ。

とはいえ、そこここに常識を使った部分があるのは、寧ろわざと突っ込まれようとしている気がします。照れ・てらいの類いと感じました。

ま、悩んだ中年には清涼剤にはなりますが、それが直ぐに生活になるかと言えば、それはね。好きなことだけしたら家庭崩壊・会社解雇は必至でしょうな。

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コメント

どもども!US出張お疲れ様でした~。
最近すっかり「本」から縁遠くなったいるので、あたかも読ませた頂いた気分になったりして、いい感じでです(笑)

いきなり話題は変わりますが、やはり中学生になるとそっちのスケジュールが優先されるんですね。。。

PS
たまには台湾にも来てくださいね~^^
いつかオフ会でもやりましょう(笑)

投稿: ちゅーざい | 2007年12月13日 (木) 23時20分

ちゅーざいさん、

結局長距離便の往復は、殆ど本を読んでいるか寝てるかですね。今回は帰りに爆睡で、10時間中7時間は寝ていたかと。

もうですね、中学生は自分の予定ですから、特に3年辺りはそう。今のうちですよ、子供と遊ぶのは。

で、オフ会いいですねえ。でも出来るんだろうか?

投稿: ドイツ特派員 | 2007年12月14日 (金) 23時37分

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