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2008年1月25日 (金)

「Roll Over」(Wolf)

夜になって何やってんだか....。今日は研修合宿だぞ、ったく。

といいながら、Sorapapaさん怒涛の更新(笑)に呼応して、当方もこいつです。ちなみにまたまた廃盤でジャケットAmazonで出てきません。いやあ、Sorapapaさんとダブらないようにするのは大変っす。

Wolfの「Roll Over」というベスト版的なCDです。Wolfは、松本龍似という希代のVoの魅力を最大限に引き出した大阪の至宝といっていいバンドでしたね。私は結構後追いで聞いたんですが、何のことはない、リアルでCDが手に入らなかったんですな。

内容はある意味典型的なジャパメタ、といって良いでしょうね。黒木政彦の早弾きは例えば島紀史や太田カツのような正確無比ではなくて、かなりゴリ押し感の強いものですが、この曲には寧ろそれが攻撃性を増していて良いです。YouTubeでも当時のライブを見ましたが、かなり無茶弾きに近い。ネオクラとも言えますが、私にはDokkenを連想させるところが多い。まんま某曲になっているM9「Realize」や、無敵の哀愁曲M5「Loving You」(これはベスト曲でしょう)などなど。

で、松本のVoですが、少しハスキーで甘みがある、独特のもの。例えは難しいんですが、アースシェイカーの西田昌史が人見元基の真似をした感じですかね?特にハイスピードナンバーではその甘みが何とも曲を魅力的にしていると思います。M3「Cry of Silence」やM5「Running Forever」M7「The Shadow of the Shade」は日本のメタルファンの琴線に触れる曲でしょうなあ。

で、松本は家業があるんで引退、黒木は「松本のVoなしのWolfは有り得ない」といって隠居、その後「K-works」というソロを出すんですが、これはまた別の機会に(って、そんな物まで持ってるんか、おのれは!)

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コメント

 う〜む…まるでラオウとケンシロウの死闘を見ているモヒカンの雑魚キャラの心境です。空パパさんとドイツ特派員さんの技(趣味?)のオーラ(マニア度?)が強すぎて近づけません! そういや私も太田カツのソロインストは持ってますね。……あっ、私がジャパメタを語るのは100年早かったで…たわばっ!

投稿: しまうま | 2008年1月26日 (土) 00時19分

うわあ、出ましたね、ウルフ黒木!彼の強引なギター・ワーク僕も好みでございます。
因みに安心してください、コチラもう間もなく打ち止めになりそうなんで(笑)
実はジャパメタほとんど通ってなくて、気になるギタリスト方面から聴いてたひねくれ者ですので(笑)
さあ、次どうしよう?洋楽にイケないじゃないですか(笑)

投稿: sorapapa | 2008年1月26日 (土) 18時03分

しまうまさん、雑魚キャラなら「なにをぱら」。何が雑魚ですか、Gインストの宝庫の方が(笑)。

いや、私などマニアから言わせれば、「魔女卵持って無いよな?」「じゃあ島祐二のソロは?」「Oilって聴いたことあるのかよ!」とか色々突っ込まれること必至。深い人は何とも深いわけで、Sorapapaさんやフレさんやしまうまさんにはとてもとても。

あ、再来週大阪行きます。

投稿: ドイツ特派員 | 2008年1月26日 (土) 23時41分

Sorapapaさん、

おお、さすが黒木にも反応を(笑)。正直、バンドとしてのWolfを「様式美」と捉えるのは凄く抵抗があるんですよ。Harry Scuaryも同じで、ここにも書きましたが、どちらかというとDokken的な文脈で語られるべきバンドだと思うんですよね。

しかし、通ってなくてあそこまで突っ込んでいるとは、Sorapapaさん恐るべし。私は気にせずドンドン洋楽も頼みますです。

投稿: ドイツ特派員 | 2008年1月26日 (土) 23時44分

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