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2008年2月24日 (日)

努力と結果

何でも山田太一が出した文章が話題になっているそうです。

山田太一の発言に反響

この記事の場合、一つは「日経ビジネスアソシエ」に出た、ということが肝ですね。何しろこの雑誌、もうイケイケビジネスパーソン向けの雑誌で、まさに彼が言っている「成功者」のコメントだらけなわけです。そこに、このような発言が出るのはある意味面白いし、他の執筆者の同意や反論は期待したいですな。と言いながら、まだ読んでいないんだよな、全部は。立ち読みか?

で、内容はまあ当たり前なんでしょうねえ。成功の度合いを何で測るかにもよりますが、例えばスポーツなんかでも、成功と努力は比例しないでしょうね。とてつもない努力をして体を壊すとか。勉強でも、元の才能というのはあるんですなあ、正直言って。

ここで「可能性のよき断念」という言葉を使っていますが、これは以前私が重松清の小説で見つけた、

負けと終わりは同じではない

ということじゃないかな?今のビジネスは、やれ成果主義だ、勝ち組だ、抜擢だとかますびしく、そこから外れた奴(俺か?)はもう駄目だ、という空気ですよね。もうそこでは生きていけないくらいの雰囲気があって。でも、そこで負けても終わりじゃない。終わらせるわけには行かないし、逆に皆最後は終わりが来る訳です。

今、テレビで柏レイソルのフランサが写っていました。フランサは、ブンデスリーガやプレミアからも誘いが来たJ2の時、「私はこのチームで何も為していない」と言ってこの極東チームに残った。彼は勝ちを選んだのか負けを選んだのか?人によっては、「キャリアを台無しにして」と言うだろうし、「それが漢だよな」と言う人もいる。

結局は、「自分基準」が作れるかどうか?なんでしょう。自分がある人は「負けを終わりにしない」人だろうと思います。

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