メロデス月間に、「Burning Bridges(Arch Enemy)」
今日は少し良いことがあったんですが、まだまだふらふらな心です。
こういうときにはメロデスですな(?)。べたですがArch Enemyです。
まあArch Enemyはメロデス界では超大物ですから、知っている人には何も説明は必要ないんですが、Carcassに居てCarcassを堕落させた(という人は居る)と言われるマイケルアモットとその弟のクリストファーで結成したバンドですね。
私がこのバンドを聞いたのは、この「Burning Bridges」が出てから5年くらい経ってからですかね。実はその時はデスメタル初体験で、しかもVoがアンジェラ嬢に代わった「Wages of Sin」で、何故かぴんと来なかったんです。
が、この「Burning Bridges」は凄えええ!
どうもこのバンド、前Voのヨハンリーヴァを評価する人は「アンジェラのVoは深みがない」というし、現Voのアンジェラゴッソーを評価する人は「ヨハンのVoはもっさりしててね....」という評価になる。まあどちらの評価も当ってるんですが、曲の泣きの強烈さはこのアルバムは凄い!ま、まだ最新作の「Rise of the Tyrant」を聴いていないへたれなんですけどね。
で、前期ではこのアルバムを評価する人が多いですが、やはりGの泣きが凄いですねえ。マイケルシェンカー的なマイケルアモット、もっと現代的なクリストファーアモット、どちらも素晴らしいGソロです。
曲は、ブルータルなものですが、意外とVoが普通のデス声です。というか、確かに少しもっさりした印象はあります。が、それはそれである種の哀感を出しているのが面白いところかも知れません。
で、曲としてはやはり「Silverwing」を挙げないわけには行かないでしょうね。何でデスメタルにメジャーキー?正直最初に聴いた時には笑っちゃいましたよ。だってジャーニーじゃないんだから!という曲構成、ところがこれが聴くとメジャーキーで泣くんだよな。あと、オジーの「Bark at the moon」じゃないんだから、という「Seeds of hate」などは、正直デス声なかったらオーセンティックなロックナンバーです。と聴いていくうちに、ボーナストラックの「Field of Desolation 99」になるわけですが、このラストでのGバトル!
これで燃えなきゃメタルじゃねえぜ!
ということで、この後アンジェラ嬢加入後は、哀愁より暴力性が強くなってきます(「Nemesis」のような凄い泣きの曲も出ますが)。
しかし、デスメタ聴いてる四十路も嫌なものだなあ。
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コメント
私はなぜか前任者ヨハン・リーヴァのとき、
Arch Enemyの初来日公演を観てるんですが、
その時の印象は全然残っていないんですよね〜。
後に観たアンジェラ姐さんの声への拒否反応の記憶はあるんですけど
マイケルとクリストファーのギターがかっこいいだけに、
なんとか聴けるようになりたいと思ってるんですけど、なかなか
投稿: りでぃあ | 2008年4月14日 (月) 02時12分
りでぃあさん、
アンジェラ姐さんの声は賛否両論ですね。当初私は、「デス声に好きも嫌いもねえだろう!」と思っていましたが、そうではないのも少し分かってきました。大人になったか?
多分アンジェラ姐さんの声に幅というか厚みがない部分が問題なんでしょう。実はメタリカのジェイムスのVoもおんなじ様な傾向かな?とは思っているんですが。
もしArch Enemyの曲を通常Voで歌ったら....という妄想も入ります。
投稿: ドイツ特派員 | 2008年4月16日 (水) 00時40分