エバーグリーンを捜せ=その5・ライブアルバム=
Testamentってこんなにカッコよかったっけ?
と言うことで、今TestamentのLive DVDを聴きながら書いております。いやあさすがに博士号まで取っているだけあるのか、アレックススコルニックのGはすげーや。風貌は真面目なジョージリンチみたいなんですけどね。少し格好良くなったかな?
で、ちょっと間の空いたエバーグリーンですが、まずはライブで何枚か頭に浮かぶ奴を挙げてみようと思います。
以前から何回も挙げているRory Gallagherの「Stage Struck」。恐らく真性ロリーファンは「Irish tour」を挙げると思いますが、メタルヘッドである私にはこちら。何しろ当時NWOBHMで盛り上がったレディングロックで初日トリを務めたのは彼です。特に彼自身を歌っているかのような「Shadow Play」、一端終わってから「Yeah!」と言ってまたエンディングに流れ込む最後、余りにも格好良いです。
日本が生んだ最強のロックバンドであるVow wowのLive。これはDVDですが当時はCDのみでビデオ発売はなかったはずです。これも何度も繰り返しますが、恐らく世界で今一番歌の上手い学校の先生になってしまった人見元基の絶唱に震えがきます。特に「Shot in the Dark」の最後、掛け合い風に叫ぶ「Shot!」は、そこだけ繰り返し聞いてしまいます。

これがジャケではないんですが、It Bitesの「Live in Montreaux」。「Thank you and Good night」も良いんですが、個人的に20世紀遺産曲である「Once around the world」が入っているこちらですね。演奏と音楽と技巧が最高水準で均衡している我が愛すべきバンドです。
べたですが、絶対外せない「UFOライブ」。薬とアルコールでジャンキーになっているマイケルシェンカーに正に神が降りているこのライブ、もう全曲どこを切ってもすげーんですが、特に「Love to Love」の泣きを堪能して欲しいなあ。

これまたべたなRainbowの「Live in Munich」。前々から言っていますが、これはリッチーではなくコージーが主役です。ドラムソロで何度も見たいソロがどれだけあるか....。この中にはロックドラムの全てが入っているといって過言ではありません。
「おめえスタジオ入れてるじゃねえの!」と怒らないで下さい。実はジェイク在籍時のロンドンハマースミスでのブートがお気に入りなんですな。実は「Tribute」はあんまり好きじゃなくて、特に「Mr. Crowley」のテンポが遅すぎるのがどうも....。ザックワイルドとの時もそうなってしまってるんですが、このジェイクバージョンはテンポが適度に速くてカッコいいんですねえ。そして何よりそのロンドン公演には私が行っていた、というのが大きい(笑)。
待望のDVD化であるNight Rangerの「Japan Tour」。ずっとLDで持ってたんですが、いやあ今見てもカッコいいわ。鉄壁のツインリードは彼らが草分けで、確かに過去にRacer Xや今で言えばDragonforceのようなツインはありますが、「夫々が個性を持ったツイン」では彼ら以上の存在は未だにない、と断言しましょう。
要は好きなアルバムを並べていっているだけなんですが、あとThin LizzyのBBCライブとは、TriumphのKing Buiscuit Liveとか、Greg LakeのGary Mooreとやったライブとか、X-Rayの郵貯解散ライブとか、まあ色々出るわけです。そう並べていくと、実は最近あまり凄いライブアルバムに当っていない。これってDVD化とも関係しているんじゃないかな?と思います。やはり音だけより映像というのはインパクトが強烈なんですが、逆に音だけでインパクトが残せるのが少なくなっているんじゃないかな?上に上げたDVDでも、それはDVDだからじゃなくて、音だけでも充分に名盤になっていると思います。
こんな下らないことをして夜が更けていくわけですなあ....。
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