ネットの醍醐味を感じた一年
さて、もう今年も残すところあと二日、未だにやり残し感満点の一年ですが、これは死ぬまで続く感覚なんでしょう。
ま、職を変わるという人生の一大事があったんですが、実はそれ以上に色々なことを考えた一年でありました。特に、その転職に至る過程の方が自分には大きかったのかも知れません。
去年から今年に掛けて、色々な人と知り合いになれて、色々な形での刺激を受けてきたと芯から実感しているのですが、結局のところは、
繋がる快感に目覚めた
ということだと思います(あれ、これだけだとえらいヤラしい意味にも取れるな)。これは自分が繋がるだけではなくて、自分を介して他人が繋がる、というところにもある種の醍醐味を感じてきています。寧ろ、自分としてはそちらの方が向いているというか楽しい、という所が強くなってきています。例えば、仕事で付き合っているAさんと、ネットで付き合っているBさんを引き合わせたり、逆に仕事で付き合っているCさんにそのままだと何の関係もないDさんを紹介してもらったり、その先に実はループのようにDさんがAさんと繋がっていたり....。
これからもしかすると、痛い目に遭って人の繋がりから一時遠のくこともあり得ます。が、以前と違って、こういうことの楽しさも分かってきたからには、一時のことで終わるように思います。
例えば現在問題になっている雇用問題など、何かこういうことが救いのヒントになるんじゃないか、と思っています。だって単純な話、1人より複数の方が心強いでしょ?「三人寄れば文殊の知恵」なんて言葉もありますし、自分自身、1人じゃ何もできない人間ですから、少しでも他の人の知恵や助けは欲しい。それは「何か助けをちょうだい!」と言うのではなくて、何ら生産性の無い会話で良いんだと思います。そこで自分に消化できるものが入る事が重要なんだと考えています。「腑に落ちる」というか、そういう感覚は1人では持ちにくい。
これは、「世界の労働者、連帯せよ!」という共産主義の形ではなく、もっと自分からの自発行動を増やすために物凄く有効なことだな、と思っている次第です。何故なら、今の世の中、一つのスローガンで括れるほど単純じゃないわけで、1人1人が独立してどうするか?を考えなきゃいけないし、その方が楽しい、と考えているからなんですね。
なあんて、たわ言を言っている間に仕事でもすりゃあいいんですがね.....。
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コメント
う〜む…。何だかいつものように高尚ですねえ…。
私は仕事以外の交友範囲は凄く狭いし、と言って、仕事関係の付き合いも凄く狭いので、ドイツ特派員さんとお話して、何というか、視野が少し広がったような? 気がします。
常に目先のことに追われてるような仕事ですので、頭を使ってる範囲も凄く狭くなってしまうんです。当然の結果として視野も狭くなり…。
とか言いつつ、あまりに見るテレビ番組がないので、チャンネルをレコード大賞に合わせつつ、ヘッドホンで大音量でポール・ギルバートの『咆哮』を聴いてます。音楽の趣味、せま〜っ!
投稿: しまうま | 2008年12月30日 (火) 22時31分
しまうまさん、
やはり意識して「広げる」ということをしないと本当にタコツボに入っていってしまいますよね。私にとっても、しまうまさんとの会話で、「あ、こういう見方があるのか!」ということもしばしば。
音楽の趣味は全然広がらないですし、広げる気もないのは何ででしょうね(笑)。
投稿: ドイツ特派員 | 2008年12月31日 (水) 09時05分