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2009年1月30日 (金)

凄い言葉

以前、理由付けってどうよ?という記事を上げました。そのあと、このことに絡んで凄い言葉を見つけてしまいました。

「理屈という踏み台を、本能という脚力で蹴飛ばすことが出来る者のみが、独創的な啓示が得られる」(大意・By 開高健)

とは言っても開高健の本を読んでいたわけではなく、手嶋龍一の「ライオンと蜘蛛の巣」というエッセイの中に紹介されていた一節。これは、別に色々な理屈を否定しているわけじゃないでしょう。何かことを為す時、色々と準備した上で、最後は覚悟を決めてやるしかないでしょ?ということが言いたいのだと思います。

私の過去のエントリーを見ると誤解されそうなんですが、実は物凄く小心者だし、実は理屈がちゃんとしていないとどうしても動けない性質なんですね。一連の流れのどこかに抜けや納得できないところがあると居心地が悪いので、いつまで経っても蹴り出せない。ところが、前に出る表現が違うもんだから、「楽天家だよね」「何も考えてないでしょ」「結局いいや、って進めちゃうし」「いいね、悩まなくて」という評価になることが多いんですなあ。                           

                                                           

                                                         

ち、違うお!

                                                         

                                                        

実は同じような言葉を以前聞いたことがありました(今思い出した)。信越化学の金川社長かな、木村剛の本の中で、彼が金川社長に聞いて、 

「御社はかなり成功していますが、成功する事業を選択する秘訣は?」                      

「あー、そんなことにルールは無いですね。強いて言えば『勘』でしかない」              

と返され、木村剛が、「彼ほどの成功者に『勘』といわれてしまうと見も蓋もない」というような趣旨の文章がありました。ですが、これもかなり誤解されそうな内容だと思うんですよ。実際にはその「勘」に至るまで、相当に頭から油を絞るようなプロセスがあったはずなんです。それで、「もうここまで考えたのであれば後は勘だよな」というところまで追い込んでの「勘」という言葉への到達なんですね。木村剛は充分分かっているとは思いますがね。

その意味で言えば、先日読んだ山崎元の本の後書きに、

「事を起こすときには、結果ではなくそこに至る準備のプロセスの部分に全力投球する」

という趣旨のことを書いていましたが、正にそこだと思うんです。結果というのは運でしかないわけで、それを達成するためにどれだけの行動を取ったか、がその後を大きく変えるんでしょう。

しっかし、こんな言葉だけ覚えているのは記憶力が良いということなのか?必要なことが入らない単にメモリーの問題か?

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コネタマ:「聴くと気合が入る曲を教えて!

コネタマ参加中: 聴くと気合が入る曲を教えて!

って、そりゃ音楽ネタなら行くしかないでしょう!

中学時代:Helter Skelter(Beatles)                                   高校時代:Rock Bottom(UFO/UFOライブ)                                     大学時代:Shot in the Dark(Vow Wow)                                   30代:くもりのちはれ(Siam Shade)                                    今:Fields of Desolasion(Arch Enemy)

何と言う成長の無さ....。

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2009年1月29日 (木)

会社を辞めた時のこと

今日は帰宅が早いため、思ったことをだらだらとUpしていますが、少し会社を辞めた時のことを考えていたので、本当のたわごととして呆けたときのために記録しておこう、と思います(もう呆けてる!という突っ込みはなし)。

ま、色々とあって会社を辞めたんですが、決めてから実際の退職時には、やはり自分で思うところがありましたね。

まず、8月末に今の会社で試験を受けましてですね、自分では駄目だろうなあ、と思っていたら当日に「貴方に決めた、ということで内定を受けるかどうかだけ返事くれ」とのことでした。この試験、どこぞのコンサル会社の想定問答集かなんかで、いきなり英文を読んで、それに対して「貴方の事業計画を英語でプレゼンせい!」というなんともタカビーな話。何で受かったのか未だに分からず、実は怖くて聞けず(笑)。

ただ、その時、まあ結構MBAのケーススタディー簡略版みたいな試験で、「ま、それでOKっていうんならそれなりに評価されたんかな?阿呆なりにもマシな頭があったんかもね」と思い(MBAなんて持ってませんよ、私は)、とりあえず内定はもらっとくか、という感じでOKしたんですね。

で、それから一ヶ月程して、やっぱり会社を辞めるか、ということで内々に打診したんですが、ここはまだ折り返しが効かなくなる「Point of no return」ではなかったと思います。おお、これはカンサスの名曲ではないか!(結局そこかい!)

ところが、そこからの社内事情聴取に大体3週間の空きが出来たんですね。

これは結構決定的でした。「あー、本気での引き止めはないんだなあ。やはりあまり必要とはされていないんだな、上層部からは」という諦めが心に刺さりました。いや、それは上司の都合が合わない、ということだったんですが、結局その程度のことか、という気持ち。3週間後に、かなりの表面的な引き止めはありましたが、それは本当の引き止めとは思えなかったですね。

内定以前にも色々と私の方から匂わせる発言はしていたんですが、やはり本気で取り合っては貰えてなかった、ということが分かったことも大きなものがありました。

んじゃあ、その場で言われていたらどうだったか?というのは分かりませんし、多分そんなに結果は変わらなかったと思います。

別に私はドライに決めたわけじゃないし、チーム・今までの関係があった仲間と別れるのは本当に辛かったですよ。そこだけは今でも本当に辛い。それだけチーム・同僚としてはいい関係だったし、今でもある関係は続いているし。色々と後ろめたいことも沢山あるし、「もし・・・だったら」が頭を掠めないわけじゃない。そりゃ転職当初は、「お前さあ、なんで辞めるの?」「明日からこれで出張だよ、台湾に」みたいな(かつての)同僚が出る夢ばかり見ていましたよ。起きた時は結構辛い。

それでも、

それは前に書いたサンクコストなんですね。今、起こったかもしれない未来を考えたところで、それは決して起こり得ない未来なんですね。何ていうかな、昔のアルバムを見て、「あの時は良かったよなあ、あの時こうだったら....」と考えるような苦い感覚かな?

だから、この感覚を持ちつつも、起こって欲しい未来に向かって、とにかく頑張るしかないんですね。

ちなみに、夢は段々今の会社の連中が出てくるようになりました…。これも辛いかも。

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久々に物欲が....

って久々かあ?

という自分への突っ込みは置いといて、ほんと、これは欲しいです。

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Vaio P

                                                                 

                                                         

                                                                 

                                                               

                                                                            これは欲しいぞお、欲しいぞお、欲しいぞおおお… annoy

もう電子辞書サイズといっても良いですねえ。会社のPCがA4ノートとクソ重く、もう持つ気がしません。自分のPCとして持ち歩くんならこれがいいなあ。色はなんちゃらグリーンって奴がいいです。ちなみに私、異常に緑色が好きなんですが、ゴルフは嫌いです。

とは言え、一番の弱点はVistaということらしく、何しろ立ち上がりが超遅いらしいです(何でも2分くらいは楽に掛かるとか)。以前のインターネット電話回線のころは、あんな画像やこんな画像が途中で止まっても我慢していたのに、人間の贅沢な欲望にはキリが無い、ということでしょう。

これがあれば何処ででも使えるなあ。

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サッカー小ネタ

ま、バーレーン戦は忘れましょう....。

で、本田圭祐を何故呼んだのか全く分かりませんが、私としては、今こいつを呼ばなきゃ誰を呼ぶ!という日本人が1人.....。

ガンバの明神

ここ数年のガンバでの鬼神の如き働き、ボランチでは今は日本一でしょう。小笠原が怪我から戻れば彼も呼ぶべきでしょうが、今の日本代表での必要性を考えると、阿部・鈴木・稲本より明神。まあサイドハーフをどうするか、もとよりFWをどうするか、というのはありますが、明神はまだ31才。

でもね、やっぱり山瀬も…。

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2009年1月27日 (火)

太さの拘り

A子さんの談話

「もう、太いっていうから凄く期待したのに、全然テクニックが無くてもう駄目!あれじゃ見掛け倒しもいいところよ!『俺のは太い、太い』って自慢するんだけど、意味無いわね!」

とA子さんに非難されたB君の談話

「だって男の証明は太さだよ!細いのでいくらテクニックってったってね、ごまかしごまかし。僕だって努力して段々太くしたんだから!結局はね、日々の工夫と鍛錬だよね!太いのでがんがん行かなきゃ!」

                                                         

.........                                                        

                                                          

                                                          

ギターの弦の話です。                                               

                                                           

                                                         

えー、私、弦の太さだけは自慢でして、ストラトは011-049、PRSや以前のLes Paulは012-052を張ってます。二週間ギターから離れると、さすがに指がしんどく、PRSの011-049張り→ストラトの011-049張り→PRSの012-052張りと徐々に行かないと指が付いていきません。

やはりこの辺は男・ゲイリームーアの影響かも知れません。ただ、本当にサスティーンを稼ぐためには太い弦+緩いテンションでないと駄目で、ノーマルチューニングだと中々...。だもんですから、私の場合テクニック捨ててます。軽やかなピッキングなど無縁の何と言うか掻きむしりピッキングなんだろうと思います。ゲイリーのピッキングなんて、もう掻きむしりまくり。でもそれがまた漢と書いて男と読む、なんですな。

ああ、こうやって非難されていたりして......。

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2009年1月26日 (月)

少子化への疑問

風邪を引いてしまい、しかも旧正月で中国が休み、こんな時は定時退社に限りますね。

で、

むかーしにもこのこと、少しエントリーしたんですが、最近非常に活発なのが「少子化対策」についてですね。今日もテレビで少しこの事が放送されていました。ただ、私は以前からこの「少子化対策」って疑問があるんですね。

疑問1:大体世界は人口爆発で苦しんでいるわけです。確かに日本は全体の比率が低いのは事実でしょう。ですが、やはりその中で人口を増やす、という考え方の折り合いが自分の中でどうしても付かないんですね。これは、どう考えても移民政策との絡みで考えなければいけないことなんですよ。

疑問2:「少子化は国力を削ぐ」「将来の投資として、子供を増やす」という点、何か「富国強兵」「殖産興業」という連想をしてしまうんですよ。別に子供を持つ、ということにそこまでの気概は必要ないはずです。

疑問3:そんなに人口が減るのが悪いことなのか、どうしても分からないんです。確かに急速な人口減はどこかの世代に皺寄せが来るでしょう。それは年金制度と不可分ですが、じゃあ今の日本の国力より小さい国が不幸なのか?と考えると、どうしてもそうは思えないんですよ。

子供については、「居るのも楽しい、居ないのも楽しい」というのが私の思想です。子供を投資だと思うのに至っては、子供も迷惑でしょうな。何かトキの種付けみたいなのは嫌だなあ。

あ、相手によるかscissors

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2009年1月25日 (日)

ドイツからブリュッセルへ

今回は週末に当たったため、どうするかなあ、と思っていたら、会社が車を貸してくれましてね、んじゃあちょっと遠出でも、とドイツからブリュッセルにドライブしておりました。

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これは夕日ではなく朝日。8時半くらいだったかな?ま、この時期の日の出方はこんなもんです。それにしても広々としていて、分かっていても「いい所」と思います。そして、私は一路チームグッズを買いにLeverkusenへ、心のホームチームBayer Leverkusenの本拠地であるBayArenaのショップへ行くと、

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工事中rain

何処を見渡してもショップらしきものは無く、結局そのまま暫くうろつき、昼飯をドイツで食べてからブリュッセルへ。

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これまた世界遺産に登録されている中央のグランプラです。こういう公園、冬の雨は歩くのには嫌ですが、観光には決して嫌な気候とは思いません。

この時期は、ベルギーではもうムール貝以外ありえず、その他海鮮と一緒に、当地で合流した友人と食事。

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これ、小さいのを頼んだんですが、もう充分です。さらに、ベルギーと言えばワッフル。

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ええ、ちゃんと食べてきましたよ。名物はちゃんと食べなきゃ。

実は翌日もブリュッセルにいまして、昼飯と美術館めぐりなんぞ。

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グランプラ真ん中にある大衆料理店。食ったのはウサギ肉のソース和え。濃厚で満足ですわ。料理していたのはこのおっさん。

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さらに柄にも無くベルギー王立美術館へ。ここ、ルーベンスとファンダイクとブリューゲルが中心ですが、絵の素養の無い悲しさ、もう絵当たりしちゃって目がくるくるしてしまう。

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で、宗教画が多いんですが、結構グロいんですね。

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ね。 

 

 

って、

 

                                       おめえ、右側はCathedralの「Forest Of Equilibrium」のジャケットじゃねえよ!だって区別が付かないんだからしょうがない)。

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アントワープ・僕もう眠くなっちゃったよ・・・

さて、まず欧州訪問第一弾は、「フランダースの犬」の舞台であるここアントワープ。実は以前ドイツに住んでいたときも、行った事がなかったんですね。仕事がなくて午後に空きが出来た平日、車で行ってきました。ちなみに、悲しくもないけど泣かなきゃいけないという場面に遭遇したら、素早くこの「フランダースの犬」の最終回を思い出すのが良いです(嘘)。

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                                      この日は、冬の北ヨーロッパには珍しく晴れまして、街をぶらつくことが出来ました。で、目当てはルーベンスの絵があるノートルダム大聖堂。ちなみにここは世界遺産に登録されています。

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                                             実はベルギーでは「フランダースの犬」という話は殆ど知られておらず、やたら日本人がアントワープにやってきては、「ネロはどこ?パトラッシュは?」と聞くために、「何だ何だ」といってアントワープ市が改めて調べた、というのは結構知られた話で、言ってしまえば逆輸入ですね。ただ、知人の話では、実はこの「フランダースの犬」は必ずしも評判は良くないそうです。要は、「何ら努力もせずに無為に死んでいった無気力な少年、ネロ」という印象があるらしいです。少なくとも、

 

パトラッシュ、お前は犬なんだから本能で餌くらい探せや!一緒に寝るんじゃねえよ!

 

ということですな。もう一つは、「あんな子供を見殺しにするほどベルギー人は残酷ではない」ってことだそうです。

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 この大聖堂、駅から15分くらい歩いたところにありますが、そこに至るまでの旧市街も中々風情のあるところです。石畳が続いて、古い建物がずっと残っているんですね。ただ、考えるとベルギーも第二次大戦では結構な被害にあっているはずで、この古いと思っている建物も結構戦後だったりするかも知れません。

 

教会内部は撮影禁止ですので、ルーベンスの絵をじっくり見ました。が、絵の素養がない悲しさ、「でけえなあ」という感想以上のものが出ないのが貧困ですね。もとより、このような教会の中で写真を撮る気にはなれない、というのも本音です。

 

アントワープというのはもう一つ、ダイヤモンドが有名です。が、いくら有名で店も多いとはいえ、高いものは高いわけで、「ダイヤが多い」という確認以上は何もしておりません。いくら不景気でもねえ、何千ユーロも払えるわけはない(きっぱり)。

こんな時間を使って、本当に仕事が大丈夫なんだろうか....。

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2009年1月24日 (土)

欧州大不況

だってね、靴さんが「おいでおいで」しててね、気がついたら家にあったんだよ....

今回の欧州出張で本当に感じたのが不景気。とにかく街中「Sale」の文字なんですが、相当な引き方です。元々、ヨーロッパにはあまりブランド品をバンバン売るところは多くなくて、そういうところは逆に金持ちが気にせずに買うところ、という風に別れています。よく、「ミラノファッションの最先端で」とかいって街を歩くお洒落な人を写してますが、そんな人は多くなく、寧ろ日本のサラリーマンの方がよっぽど身なりに気を使っている気がします。

ところが、空港なんかでもブランド品が相当セールになっていて、特に靴ではフェラガモとバリーがかなりやっていました。

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別にSavilerowさんにけしかけられたわけじゃなくてなんですが、これ、今回の滞在中に某所で購入したフェラガモのTramezzaラインという最高級品。なんですが、もう価格がビックリで、「え、えー?」というような価格帯。更に免税がついちゃうのでもう何じゃそりゃ?の価格でした。あまりの価格に後先見ず買ってしまいましたが、さて、自分で使うかオークションにでも出すか....。ちなみに日本で買うと14万円からだそうで、んな値段の靴は絶対買いませんし、買えません。

さて、Savilerowさん、買いません?good

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サンクコスト

さあさあ、またロック阿呆のデブが詰まんないこと思いつきましたよ。

欧州ネタに行く前に、自分のエントリーを思い出して、「これって部分的にサンクコストのことに繋がるんじゃねえの?」と自分で認識を新たにしたのがこれを書いている阿呆でしてね....。

実は今回の欧州滞在中に、前職で仲の良かった奴がやはり別の会社に移り、近くに居ることが判明、「んじゃあブリュッセルで美味い飯でもどうかね?」ということになり、結局私が借りているアパートで泊まった、ということがありました。そいつ、海外に留学していてMBAも取っていて、さらに今は国内の某帝大系国立大学で電気物理の博士課程に行っている、それでいてアホな話ができるという香ばしい奴です。年は私と同じなんですが、前職の入社は確か4年程後なので、私には敬語を使ってくれます。しかも、どう考えても一緒に深くは仕事をしたことがないのに、仲が良いのは何故でしょうかね?

で、そいつはさすがにMBAホルダー、会社会計についても中々詳しい。こっちはにわかで勉強しているだけなんで表向きは付いていけても多分本質は分かってない。ですが、そこで一致したのが、

「だからあ、サンクコストを別の事業で取り戻すってのはアホだよね」

ということ。サンクコストというのは、「埋没費用」という訳になりますが、要は既に投資してしまい、次の投資計画とは無関係に回収不能な費用のことです。その話をしながら、「ああ、あのエントリーって、ここに部分的には繋がるよな」と思った次第です。

例えばAという事業があり、そこで5億円投資したがまだ全然回収できてない。ところが今度Bという事業をやろう、と言った時、「Aの事業で赤字がある、それもちゃんとこのBの事業利益に乗っけなきゃ駄目だ」というような話が出ると、「サンクコストの誤り」、ということになってしまいます。要はAという事業とBという事業は関係ないわけですから、そこで取り戻そうというのが土台間違いだということです。

ところが、実際の事業ではこれほど簡単ではなく、良くあるのが「何とかAという事業を成功させなきゃならない。とすると、さらにA’の投資をして何とかする、でも難しいとさらにA”をやる……という悪循環が出てくるわけです。壮大な失敗として、「コンコルド開発の誤謬」というのがあります。

結局、掛けてしまった金というのは戻らない、という身も蓋もない事実を認めることから入らないと、どうも人間は間違いを犯すみたいで、一番多いのは投資・ギャンブルの失敗じゃないでしょうか?「あそこにあれだけ掛けちゃった、だからこいつでもう一回張って戻すぞ」という状態。

このことに関連して、先日読んだ山崎元の「超簡単・お金の運用術」では、損切りについても一切の市場情報を織り込まず、とにかく前に起きた損を無視していくことを書いていました。これなどは正にサンクコストの考え方だと思います。

(ただ、会社の場合にそのことが一筋縄では行かないのは、実は一つの赤字事業が他の事業を支えている場合があることです。それは金銭的なものではなく、技術的な広がりであったり、人的な育成であったり…。例えば、サントリーのビール事業が数十年経って黒字になったと言う話があり、恐らくキャッシュフローとしてはまだ全然失敗段階なんだと思います。ただ、その事業からの別の事業への技術的な拡大がどう影響しているかはよく分からないところで、もしかするとその効果で事業を維持させていった可能性もあります。コンコルドでの事業にそのような副次効果があったのかどうか...)

でもね、心地良さのあまり、楽器で首が回らないのはやっぱり阿呆だと思うであります。

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ああ二週間

やっと帰りますた。

欧州での研修は二週間にも及んだんですが、まだ全然何が何やら分からないですねえ。とにかく一番分からないのは技術でしてね、オームの法則だのジュールの法則だの単位がハリーだの部分が放電だの何だのかんだの…。これを英語でやられる訳でして、んなもん分かるわけがありません。

でさあ、それで今晩のすき焼きの味は良くなるんか?

というのが感想。向こうから見れば、「おんめえ最初っから分からんってアホかああ!ツラ貸せやごるあああ!」と叫びたいところでしょうが、まあそこはお互い大人ということで。ちなみに、「一からわかる○○入門」とかって本があるじゃないですか。あれって、一ページ目から分からないって言うのは、タイトルが誇大広告じゃないですか?

ま、それはそれとして、

今の会社、一応外資系の会社なんですが、何というかすごく呑気なんですね、全てが。結構営業の連中は年齢が高いし、確実に私より年上のはず。勤続10年なんてもう普通で、25年だの30年だのがごろごろしているわけです。会議でも、「いやあ入札で負けちゃってさあ」「うん、それは相手が不当に安いからしょうがないな」ってあんた…。

ただ、結構外資というかヨーロッパの連中だなあ、というのは、まあ皆理屈っぽいこと。私の方にも、「それはマーケットの原則から言うとだな…」とかいって、色々と畳み掛けてくるわけですな。そこでこっちは「うん、分かったよ。分かったけど、売れてないよね。売れてないんならその理屈は違っていてですなあ…」とやっちまうもんだからいつまで経っても話が終わらない。そんなにこっちだって英語で畳み掛けられる訳じゃないから、少しでも考えるとそこに割って入る入る。こっちも負けず嫌いなもんだから、少しでも間があればそこで「んなこたあない」と応酬…。

真っ白な灰になりますた

今度は逆に外資らしくないなあ、というのは、「人を結構大事にしてるな」ということ。まず私にはかなり気を使っているのが分かります。アパートは準備する、車は貸してくれる、しかも週末を挟んだ時は、「おい、どっか行って来なよ。ガソリン?会社に付けといて良いよ」てな感じ。実際の経費についても話したんですが、国内出張では、「お前な、ホテルはしっかりと休めるホテルにしろよ。狭いところでは駄目だからな」と言われ、安ホテルのスリリングさが結構好きな私としては痛し痒し...。また、結構渋チンな会社に居たもんで、「ねえ、やっぱりこの次の日本からのUS出張はさあ、エコノミーじゃないとまずいんじゃないの?」ってこっちから行ったら、もうびっくりして、「お前な、今年だけであと二~三回は長距離出張があるんだぞ。エコノミークラス症候群になったらどうするんだ?ビジネスにしろや、ビジネスに」って言われますた。まあビジネスにするのは外資の普通な感じなんですが、こっちは「んな程度かよ?こちとらそんなもんじゃなかったぞ、以前の出張は」と思っていて、「なあ、俺さあ、アップグレードがあるからやっぱエコノミーにするわ、次は」って言ったらまた色々調べて、

んじゃあ会社規定でエコノミーご苦労代が別に出るからさ、貰っといて」

へ?

うーん、厳しいんだか甘いんだか何だか判らなくなってきたぞ。とは言え、貰えるもんは貰っておきましょう。ただ、よくある「外資系」ということで括っている本などは、かなり金融に偏り、さらにアメリカに偏っていることが多いので誤解を招くかも知れません。これは私の経験ではなく、私の友人との会話でもはっきりしていて、結局は各社各様というのが本当なんだと思いますし、その各社各様も経済状況で変わることが多いですね。やはり何でも一つのカテゴリーに押し込むのは無理がある、ということでしょう。特に、実際の目標設定をしていて、「お前は一年は勉強で良いから、それでもベース年収は絶対に下がらないから安心しろ。無理してもらっても困るし、長く働いてもらわないと困るからな」ということらしく、とにかく安心して働け、ということを相当強調されました。

会社のことをこれ以上書いたってしょうがないんで、順次幾つか訪問した街をUpしていくつもりです。

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2009年1月11日 (日)

さて、明日から二週間行脚です

一日を置いて、また出張です。明日から二週間、極寒の地欧州へ行ってまいります。何しろマドリッドで雪が降るという記録的な寒波が来ているらしく、財布も何も寒い寒い。あちらではやはり長期出張している前職の知り合いと飯を食うということになっています。

会社のPCしかないので、Upは出来ない可能性が高いなあ。何でもアパートと車は貸してくれるらしいですが、さて何処に行くかな.....。

いや、絶対に仕事ですscissors

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理由付けってどうよ?

最近ビジネス書を結構読むようになったんですが、何か本来の目的とは別に、「ンな訳ねえだろう!」という突っ込みを入れることが楽しみになったりしている自分が少し不憫です(笑)。

例えば、よく言われるロジカルシンキングというのがありますね。要は構成要素を漏れなくダブりなく(MESEでしたっけ)出してきて、それで最後の目標を出してくる、と。ゴールを正しくするために必要なやり方だということでしょう。これも含めてフレームワークという奴です。四分法もあるでしょうし、色々な手法があります。

でも、実際の現場ではどうでしょう?

何と言うかな、答えが既にあって帳尻合わせに使っていませんか?大体は例えば、「この製品を○○億円売ります」という目標は既にあり、実はフレームワークでやるとその目標は破綻するにも関わらず、無理矢理その目標に合わせてフレームワークを当て込んでしまう。もうやっている当事者には理論破綻は見え見えなのに、そんなことを偉い人に説明したりなんかして、自信たっぷりに、

「えー、市場分析から入りますと....」

なんてまあ如何にも凄い仕事をしたようなプレゼンテーションをするわけです。自分を省みても何とこっ恥ずかしいことをやっていたかと小一時間....。本当は、

「えー、市場分析の結果、この仕事はもう止めちゃおう?」

という答えがあってもいいんですが、当事者が出来ないということはあるにせよ、そういう結論に達することってないでしょ?

関連しないようですが、昨日の朝日新聞だったかな、Beという別折込に勝間和代がコラムを書いていて、タバコ・酒を止め運動をするためにどうするかを説明していました。曰く

・如何にタバコ・酒が悪いかを理解する                                 ・できる対策を片っ端からやってみて、自分にあった対策を選択する                ・少しでも良いので成果が賞賛されるようにする

ということでした。さて、タバコ・酒をやっている皆さん、どうですか?

「んなモン身体に悪いのは百も承知、好きだからしょうがないよね」

で終わってしまうんではないでしょうか?(ちなみに私はどちらも嗜みません)

こういう理論というのは、実は「んな理屈じゃなくて好きだからしょうがない」「やりたいもん失敗したってやりたいんだもんね」という相手には殆ど通用しないんですね。同じ勝間和代の話で、如何に甘いものを止めるか、という話があり、「甘いものが欲しくなるのはストレスのせい→ストレスは何であるか突き止める→ストレスの元を断てば甘いものが欲しくなくなる」という論理だったと思います。が、

「だって甘いもん好きだからね」

と言われたらこりゃどうしようもない。止めたいと思っている人も、好きなものを嫌いにする、というのはこりゃしんどいですね。

いや、ビジネスにある理屈が必要なのはわかるんですよ。勝間和代のフレームワーク本は良くまとまっていると思うし私もそれなりに参考にしたりしているし、メルマガは取っているし。特に彼女が「教育に力を!」と言っているのは全く同感ですしね。やはりある人数が動くためには、一つ理屈を入れると同じ方向に向きやすいし。ただね、嗜好に対して理屈を入れていくと、どこかで「をいをい!」という話になってしまう。甘いものの話で入れ替えれば、

「やはり教養人としてクラシックを聴かなきゃ→何故ヘヴィメタルばかり聴くのだろうか?→どこかにストレスがあるからだ→そうか、仕事がストレスか→仕事を上手く行かせれば良いんだな.....」

......

ンな訳ないでしょうがああああ!メタルだメタルだメタルだああああ、Arch Enemyだあ、Dragonforceだあ!!!

.....落ち着いて.....

思うに、どうも何にでも理由を付けたがるのが最近に傾向のように思います。夢がないと仕事しちゃいけないのか?パートナー選びは理屈か?モノを選ぶのに思想が必要か?これは以前勢古浩爾が「まれに見るバカ」で宮台真司を「とにかく答えがないと気がすまないバカ」と書いていましたが、それはとても同意できるし、私なんぞいつも「んな理屈言われても分かるかああ」と叫びたいこともしばしば。

私などはバカだから、私生活では理屈なく生きたいと思っていますが、しんどいよなあ、そんなに理屈を並べると。

と並べておいて言うのもどうかと思いますが、回りの評価では私、「無茶苦茶に理屈っぽくて、細かい」らしいです。自分ではそうは思っていなくて、いつも自分の理屈に落ち度があるんじゃないかとびくびくしているんですが、どうもプレゼンも得意に見えるらしいです。

自分の理屈が一番自分で分かってない、ってことか.....。言いたかったのは、少しは人間の本能というか、もう少し素直に「やりたいこと」「好きなこと」を考えたいな、ということです。何故かというと、「好きなこと」は長続きするから。みんなが英語を好きになる必要もないと思うし、株が嫌いな人に「投資ですよ、投資」と言っても駄目だと思う。

(ちなみに投資で言えば、実は株投資をちょっと検討しているんですが、色々な財務諸表よりも、「この会社面白そう」「この会社は何か好きだよね」というところに投資するのでいいんじゃないか?と思っているんですね。何かそれが一番強いことじゃないかと、失敗しても納得感があるんじゃないかと思っております)

何か理屈じゃなくて自己納得になってるなあ、この締めは。

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2009年1月10日 (土)

極寒の地だった大連

寒くて寒くて、それが酷くなると痛くなるんですよ。

今回の中国出張、大連に行ってきたんですが、マイナス10度ってあんた...。いや、そりゃ内モンゴルやハルピンに行けばもっと寒いでしょうし、日本の中でももっと寒いところはあるのは知ってます。知ってますがそれと実際にそこに行って経験するのは別ですね。

結構仕事が直ぐに終わってしまい、そのままホテルに直行→篭ってお仕事でした。大体大連といっても中心ではなく、開発区と言われる郊外で、中心までは25kmほどあるらしいです。

じゃあそんな時に何で出て行ったのか?これがまたおマヌケの連続オウンゴールでしてね(何じゃそれ?)、元々は前の会社のある人に本を頼まれていた訳です。で、夕方になって仕事が一段落して、本屋を聞いたら、

「ちょっと先、本屋あるね。歩いて10分あるね」

と言われたものの、「うー、マイナス10度で歩けるかあ?」とビビリながらも歩きましたよええ。もう痛くて痛くて...。で、その本屋に行って見るとお目当ての本があり、カードもOKとのこと。さてこれでと思ったら、

「カードの暗証番号読めないあるね」

えええええ?

何度やっても駄目。別のカードでも駄目。うううう、じゃあホテルに帰って(もう銀行は閉まっていた)換金してこよう、とまた走りましたよ、極寒の大連。んで金替えて店行ったら

閉まってやんのdown

これは私が開店時間を見間違えたのが悪いんですがね、それにしても....です。しょうがないから翌日また走りましたよ、極寒の大連。もう嫌。

Dscf4121

まだまだクリスマスが残っていて、旧正月を待っている状態。天気はドピーカンで放射冷却効果満点です。

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ビックリしたのはDVDで、日本と全然変わらない速さでDVD化されています。てか、「小児救命」なんてついこの間じゃないの?恐るべし日本の放送業界。

大連っていうのは、日本人にはどちらかと言うと「旅順攻防戦・203高地」の方が有名ですかね?ただ、今では日本企業もかなり進出していて直行便も飛んでいます。でもなあ、全くホテルの周りしか歩いていないからなあ。もう寒いのはこりごりです。

と言いながら、来週から行くヨーロッパも半端じゃない寒波が来ているようで、うううう。

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2009年1月 5日 (月)

明日から出張です

新年早々、土曜日まで出張ですな。また本土中国の極寒に放り込まれるわけです。

あっという間に今までの台湾から中国へシフトしてしまいましたが、まだまだ中国初心者の私、次くらいは食あたりでゲロゲロになったりして。前回は水も飲んでも平気でしたが、これで調子に乗って体を壊したりするのが私のオチだったりします。

さあて、また特派員報告が出来れば、と思います。

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2009年1月 3日 (土)

靴欲が収まらず....

クロケット&ジョーンズのローファーが3万チョイってどういうことですか?impact

某所でバーゲン見ていたら、そんなバーゲン品があったんですね。確か32400円。その横にAlfred SargentのUチップだかストレートチップだかが35000円。うーん、金があったら両方欲しいぞ。

元々は昔々にAlfred SergentのUチップブラウンを履いていて、これがえらく好きだったんですね。今はBowenのUチップなんですが、少しぼてっとしていてSargentには負ける。当時のSargent、今にして思えばフォルムはJM Westonのゴルフに似ていました。色合いも少し明るめのブラウンで、チノでもジーンズでもスーツでも合う万能選手。さすがに三回ソール交換したら、修理に出した店で、「もう駄目です、アッパーの革が持ちません」と言われ、泣く泣く処分。同じように処分したのは88年に買ったリーガルのEast coast Collectionにあった内羽根ウイングチップ。これも死ぬほど履いてソール交換3回で昇天。この二足は同じものがあればもう一度絶対手に入れたいですね。

私の場合、問題は足のサイズ。24cmあるかないかで、24.5cmだと中敷きが必要になるくらいの小さな足なので、US製の靴にしても、UK製にしても、合うサイズが非常に限られるんですね。

で、このクロケット、サイズ6くらいなんで、恐らく合う。問題は、ローファーの出番が少ないんじゃないかな?ということ。あとはUK靴にローファーというのが今一歩ピンと来ないところですかね?

どっかに金が落ちてりゃなあ....。

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新年に思わず

買いたくなったじゃねえか、瀬戸内寂聴のDVDをおおおお!!!

                                                           

..................                                                                                                                     

                                                                                       

新年からウソ言いました。明けましておめでとう御座います。こんな阿呆ですがよろしくお願いします。

いや、Book offに行ったんですよ、何か面白いものないかな?と思って。そうしたらあったんですね、寂聴DVD。何故寂聴?誰が買う寂聴?誰が売った寂聴?

じゃあお前は何聴いているんだ?と問うならば?

サーカス団、武道館へ帰る [DVD]

もう買っちまいました、参戦した武道館ライブ。まだ全編聴いていないんですが、とりあえずジェットフィンガー横関を確認しました。いやあやっぱ有り得ないわ、あの人は。ただですねえ、Amazonのレビューにも書かれていましたが、大槻はプロンプター見すぎですね。私は当時二階席からだったので細かなことは分かりませんでしたが、「あれ、歌詞を覚えてるな」とは思っていたんで、なあんだ、ということ。あと、個人的なツボだった「吉祥寺まんだらIIくれえちゃねえかあ!」がカットされてたのは残念。これからまたしっかり視聴します。

更に年末入手したCDではこんなものを聴く予定です。

The Flag Of PunishmentThem or Us

ドリームタワーVisions

Systematic ChaosMetropolis Part 2: Scenes from a Memory

誰が枯れるかあ、メタルだメタルだあああ!!!Zappaは違うけどね)

これから今年の目標を立てるつもりですが、朝日新聞のBeに、勝間和代が少し書いていまして、「SMART」な目標が良いんだとか。これは、

Specific:具体的か Measurable:定量的か Achievable:達成可能か Result based:成果完結か Time oriented:時間管理的か

というで、よく目標設定では出てくる言葉です。で、3時間くらいはこのことを考えた方が良いんだそうです。

3時間.....

三日坊主の方が怖い私ではありますsweat01

ということで今年もよろしく、です。

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