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2009年2月15日 (日)

ヴィジョンとプライオリティとやりたいことと

最近かぶれたように読んでいるピータードラッカーですが、彼の書に繰り返し出てくるのがこの言葉。阿呆な私も少し考えるようになってきました。

プライオリティについて彼曰く、「自分に仕事のプライオリティを聞いてきた人は殆どいない」とのことです。また、「仕事とは、プライオリティを決めること」という説明もあります。またヴィジョンについては、「政治にカリスマは要らない。必要なのはヴィジョンだ」と言い、カリスマの象徴であるジョンFケネディを、「政治的には何も為しえていない凡庸な大統領」として辛辣に批判しています。

先日焦りについてのエントリーを書きましたが、仕事だけでなく、「自分は5年後、10年後どうありたいのか、どうしたいのか」ということをよく考えます。これはもしかするとドラッカーやコトラーなどのマーケティング・マネジメント本を読んだ良い効果かも知れませんし、またこれらの本を若いときに読んでも駄目だったかも知れません、少なくとも阿呆な私の場合は....。

これらを考える時、「何をするか」と「何をしないか」の両方を考えなくてはならないのでしょう。それこそがプライオリティであり、それは当人の能力にも関わる問題ですが、幸か不幸か、一日が24時間というのは万人に共通の時間であり、この中で出来ることを考えるしかないわけです。

ヴィジョンについては幾つかの方向があるのですが、ビジネスに関して、この5年間くらいで、

「太い仕事をする」

というのがあります。これは前職を辞める時にずっと考えていたことですが、何と言うか「ナタ」のような仕事がしたい、という思いです。対する言葉は「カミソリ」になるのでしょうが、ドン!と振り下ろすような仕事がしたい。いや、別に私が「カミソリ」のように切れる人間で無いことは百も承知ですが、小事から入らず大局から仕事をしたい。だから、「何をしないか」ということでいけば、あまり細かな事情通的なところは省いてしまう、敢えて細かな理解は省いてしまっていこう、ということになりますね。

実はその後についても少し考えていて、ここにも書きましたが10年後を考えると、

「自分の仕事・経験を伝える」

ということを次のヴィジョンにしたいんです。そのために、伝えられる実績と経験が欲しい。恐らくそれが本当に実現できる時には、今の会社には居ないかも知れません。何故なら伝えるべき相手がいないから。元の会社に戻っているかも知れませんし、別のネットワークを使って何か事を起こしているかも知れませんし、インターネットのような形で何かやっているかも知れません。実は実験的にビジネスとは別に、自分の経験を開示する別ブログをやっているんですが、それはまだまだ秘密です。

ただ、

仕事だけになる人生など真っ平ごめんだし、そんなことが出来るわけも無い。更に言えば、「捨てるべき何か」を捨てた瞬間に、「やるべき何か」に対してやる気が無くなる、ということだって有り得ます。私で言えば、「じゃあ仕事に邁進する為にギター止めろや!」と言われれば、

「んなことまでして仕事なんて出来るかよ!」

と、ピートタウンゼントよろしくギターで殴りかかったり(はしませんが)。

「捨てるべき何か」を決めて本当に捨てる、というのはかなり苦しい作業だと思います。

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コメント

若い頃に歳にしてはナタのような仕事過ぎる、というのをしたこともあってか今はあまりナタのような仕事をしたくないですねぇ。でも、かと言って細々とした仕事は好きではないので、どうしたものか。5年後とかはねぇ…、容易に想像が付かない。というか、今のままの環境では想像が付かないというべきか。これは自身の革新によってガラリと変わる…、そこまでの意思を持てれば、ですが。ただ、自立するという方向に進むか雇われる方向に進むのかを決めるという意味ならこの時分でしょうね。ネットビジネスも割と落ち着いてきた感があって、勝ち組のセオリーも決まってきたような気もするし…、いやぁ〜、考えるとヤなので結局適当に目先を考えてちょっと先を見据えて、というセンスで回避。ん〜、だからメタルが気持ち良いんですよ、ほんとに。ぶち壊してくれるから(笑)。あ、だからフーが好きなのかも(笑)。

投稿: フレ | 2009年2月16日 (月) 21時47分

フレさん、

確かに、5年前に今が想像できたか、と言われれば出来ていたような出来ていないような。ま、偉い先生方の未来予測だってろくに当たりゃしないわけで。

形式ではなくて、自立するか否かは迷うところですね。言ってしまえば、会社名を名乗らずにどれだけ自分を表現できるか、でしょう。

さて、そこでサーベルタイガーです(笑)。

投稿: ドイツ特派員 | 2009年2月16日 (月) 23時12分

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