キムギョンホ 君はまだまだ行けるはずだ!
さて、ここでメタルを話題にしなきゃ私じゃありません。キムギョンホのCDを入手、聞きましたですよ。
バックはSaber Tiger+下山武徳ということで、まあ鉄壁です。で、「Still wanting you」から
もう一曲目で悶絶
です。
何なんだこのかっこよさは。何が素晴らしいって、他人の曲にも関わらず、木下昭仁の作曲がもう最高レベル。さすがは北の職人である木下、手抜きなど微塵もなく、スピーディーで哀愁のあるカミソリリフから続くキムの声を生かしたメロディーも絶品。ギターソロも木下らしく、無茶な早弾きに逃げず、しかも難易度は高い超絶フレーズの連発。ギターソロ前の低め音程のシャウトもちびるほどのカッコよさ。この一曲で買いです、このCD。こればっかりだもん、最近聞いてるのは。
その後、彼のヒット曲である「僕を悲しませる人たち」になりますが、これもバックがヘビーになっていて、少し趣きが変わっています。その後はFirehouseの「Reach for the sky」を挟んで、また木下作曲の「Too hard to furious」はもろSaber節なんですが、また下山とは違う透明な太さとでもいえるキムのVoがいい味出してます。そして、最後は、やはりキムのヒット曲であるイントロが超ポップな「ネゲロワ」で〆ます。
まず言えるのは、木下の作曲能力の高さ。すげーですよ、本当に。演奏については言わずもがななんですが、あんなに哀愁漂うパワーメタルを書けるのは今や世界でも希少価値だと思いますね。
キムのVoは、もう上手いのは良く分かっていて安心印。ただ、もっと凄まじいシャウトを知っている私としては、「まだまだ行けるだろう、ええ?」という気もあります。まだ取っているんじゃないかな?とは言え、このアルバムのVoもそれはそれで幅の広さ、歌の上手さは半端じゃないです。
| 固定リンク
この記事へのコメントは終了しました。
コメント
どーも!トラックバックさせていただきました、やすと申します!
このミニアルバム、一見地味ですが聞き込むとハマりますよね。
1曲めからサーベル節に悶絶するのはもちろん、
ネゲロワの韓国語の響きも絶妙で気持ちいいし。
スーパーハイトーンは次回作に期待します。
投稿: やす | 2009年5月10日 (日) 11時22分
やすさん、どうもです。
密度の濃さ、全く同意です。この密度でフルアルバムに行ってもらわないと...。
今後とも宜しくお願いしますです。
投稿: ドイツ特派員 | 2009年5月10日 (日) 14時14分