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2009年9月22日 (火)

都会のハードロックというのはこういうのかも:「In your Face」(Kingdom Come)

さてめっきり秋めいた今日この頃ですが、こういう時に少し曇った街を歩くのが結構好きだったりします。そういう時のBGMに個人的には合っているな、と思うハードロックがこれだったりします。

Kingdom Comeというのは、ドイツ人ヴォーカリストのレニーウルフがStone Fury(「Break down the Wall」は超名曲)解散後に結成したバンドです。一枚目の「Kingdom Come」が余りにLed Zeppelinに似ていると言われ、同じハードロック界隈からはボロカスに叩かれたバンドです。が、この一枚目、正直滅茶苦茶好きですな。「What Love can Be」が「Since I've been Loving you」、「Get it On」が「Kasimir」というのはそうなんですが、実は「Now forever after」や「Shout it out」という哀愁のハードロックがあって素晴らしい。

で、そんな否定的空気満点の中で発売されたのがこのセカンド。殆ど話題にもならなかったと思いますし、私も完全に後追い。

しかし、こんな充実したアルバムを葬るのは余りに惜しい。

とにもかくにもレニーウルフのVoが素晴らしい。一枚目でロバートプラント似と言われてしまいましたが、もっとヴィブラートが細い。金属的なところは似ているんですが、逆にロバートプラントがそんな金属的な超絶Voを出していた時期っていうのは実は短くて、Zepのキャリアでもまあ3枚目くらいまで。4枚目では抑えた方が多い。

で、曲調も相まって、物凄くひんやりした感触のある楽曲が多いんですね。二曲目の「Who do you love」などは典型で、ブルースの「Highway 6」も何かアーバンハードロックブルースという趣き。で、全体を覆うのがレニーウルフの高いシャウトなのに熱くなり過ぎないVo。あるサイトで発言がありましたが、感覚的にはドンドッケンと非常に近いものを感じます。

で、このアルバムのハイライトはラストの「Stargazer」。このタイトルなら普通はRainbowの曲が代表でしょうが、私としてはKingdom Comeの方が圧倒的に好き。彼が得意とする都会的な哀愁ハードロックが炸裂した超名曲です。もしかしてStone Fury時代の曲かな、とも思います。

オーディオしか見つかりませんが、本当に素晴らしいVo、曲、演奏だと思います。

この後もそれなりに活動は続けているようですが、こんな素晴らしい楽曲を「似ている」だけで切り捨てるのは本当に惜しい。

一度は聞いて欲しいです。

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