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2009年9月26日 (土)

四十代は黄金期:山村幸広氏のブログより

ベンチャー系経営者のブログってあんまり読まないんですが、この人のブログは好きで結構見ます。

山村幸広の一日、一グラム。

何だか共感できるなあ。

ほぼ同世代で向こうは社長、こっちはドサ廻りとかなりの差はありますが、何というか感性が好きですね。「自分の会社が黒字になるまでは、エコノミーで我慢しなきゃ」というところからの記事になるこれとか、「威張るなんてカッコ悪い」と中年のカッコよさを書くここだったり、じゃあ聖人君主かと言えば、「やっぱ車はスペックが必要だ」というようなミーハーなことを言っているここだったり。「愚痴ったって良いじゃないか」と世のサラリーマンを元気付けているここここなど(彼のブログを知ったのは最後の記事から)、うん、何か良いな。

実際の彼は知らないですし、もしかするととんでもなく一緒にいるのが嫌な人かも知れない。とんでもなく一緒に居ると楽しい人かもしれない。エコノミーにしたって、本当はそりゃビジネス以上の方が楽に決まっています。でもそこを我慢する。何というかな、「男のやせ我慢」が好きなんでしょうね、美学として。全身ポジティブというのとも違うし、かといってイジイジしているわけでもない。

そりゃ記事を読めば、ワインだってオーパスワンだのムートンだの、庶民がおいそれとは飲めない銘柄が出るし、行っている食事にしたって庶民から見るとまあ「年に一回清水の舞台から飛び降りてそのまま討ち死に」という所が多い。だからやはり付き合いも私ら庶民とは違うんだろうとは思います。そこをあえて隠さないところもある意味潔い気がします。

どの世代でもその世代の悩みがあると思いますし、置かれた環境によっても悩みの種類は違うでしょう。ただ、今の私の悩みが「これからの人生、どうやったら上り調子になるだろう」ということで、自分を鼓舞する意味ではこのブログはとても良い、と思います。別に「社長になる」ということでもなく、「金を儲ける」ということでもなく、「今の世の中で一生懸命やっている大多数の人はまず正しいんだ」という基礎から始まるということだと考えています。

この人なら、雑談してみたいと思いますな。「四十代は黄金期」なんだそうですが、ちょっと突っ込むと、その発言時、あなたはまだ四十代が始まったばかりじゃないですか?

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