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2009年10月 7日 (水)

このバンドの本質は?:「High Stakes and Dangerous Men」(UFO)

さて、台風が近づいて明日は会社を休んだろうか?と思いながらも帰宅して、最近はこんなCDを良く聴いていましてね。


てか、何すかこの値段?この前日本盤買った時は多分1000円くらいだぞ、をい?

もうこのときのUFOは端境期も端境期、1992年発表で確かこのラインアップで来日もしたはずですが殆ど話題にならなかったです(ライブ盤も出している)。で、ラインアップはフィルモッグ(Vo)、ローレンスアーチャー(G)、ピートウエイ(B)、クライヴエドワーズ(Dr)という布陣。ローレンスアーチャーは元々フィルリノットのグランドスラムである程度名前が出たはず。クライヴエドワーズは確かウリロートの1stで叩いていたんでは?というか、こんな事知ってても何の役にも立たない。が、覚えているんだから仕方が無い(苦笑)。

もうUFOといえば、20世紀ライブアルバムの金字塔である「Strangers in the night」が代表作であるのはそりゃ疑いが無いわけで、Dead endの足立祐二が、「パープルのライブインジャパン?このライブの前では屁のツッパリにもならん」という言葉にもう同意。


でもですね、確かにライブでもマイケルシェンカーが凄いのはそうなんですが、UFOの幹は何?と言われれば、

フィルモッグのどうにも湿ったブリティッシュ声

になるわけです。前もelmar35さんの所でコメントしましたが、とにかくフィルの「明るい曲でもブリティッシュにする」あの湿り気とその声を載せるある意味単純なロックンロール的な音楽がUFOなんです。大体UFOの曲って、イントロがそのままAメロ、っていうのが多いし、よくある「イントロでサビを提示」というパターンは少ない。

フィルのVoって、上手いと思えないんですが、これが結構鉄の喉で、YouTubeなどで最近の彼のVoを聞いても全然落ちてない。オジーオズボーンもそうですが、実は結構気をつけているんじゃ無いですかね?

で、このアルバムの邦題が「暴発寸前!」って何よ?なんですが、その中味はやはり王道のUFOです。ただ、更に埃っぽいロックンロール色が強くなっていて、特に渋さが目立つのが前半かな?

ローレンスのギターは特に個性が強いわけじゃないですが、ちゃんと機能としては果たしている。その意味ではポールチャップマン的な位置付けですね。まあマイケルというのはまたどうにも超えられない部分ですし、あんまりそこに拘らないのはかえって正解かも知れません。それでもフルピッキングの早弾きはかなり正確だし、スライドも中々いけますな。

全体にフィルの乾いたVoが印象的ですが、その中でも甘さを上手くまぶした「One of those Night」、ブルース臭さが王道ブリティッシュな「Back Door Man」、UFOの軽快なポップさが光る「She's the One」、意外とUFOでは少ないアップテンポの「Borderline」「Ain't Life Sweet」と、もう全てUFO王道です。ちと残念なのはバラードが無いこと。

少なくともフィルは私が聴いたアルバムでパフォーマンスに落胆したことは無いし、いつも本気だと思います。で、更に盟友ピートウエイが来ればもうそれでUFOなわけで、超早弾き男ジョージベラスと作ったMogg/WayだってありゃUFOです。

マイケル以外のUFOも、フィルが居てもう湿り気ばっちりのVoがあればちゃんとUFOですから、このアルバムも聴いてみて欲しいですね。

って、20000円以上って何なんだよ?

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