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2009年11月13日 (金)

ジョンロブセール突撃隊

この二つの新しい箱は何かな?
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帰国しました。今回は10日間と結構長い出張でした。色々とあるんですが、今回はまずこれ。

前にも少し書きましたが、会社から「お前週末どうするの?」「うーん、ロンドンだねえ」「じゃ、チケット取っとくから遊んできなよ」という流れで行ってきまして、やはり前に書いたとおりノーザンプトンに靴漁り。

途中は典型的な田園風景です。
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7時前にロンドンを出て、8時頃にノーザンプトン到着。とりあえずタクシー拾って「ここに行ってくれない?」とトリッカーズの場所へ。ところが、
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土曜日は休日らしいです。で、そのタクシーの運ちゃんにジョンロブの位置を教えてもらい、そこから歩いて行くと何やら行列が.....。

こ、これは....


セール?                                              

 

 


ビンゴ!!!!!

という訳で、世界の阿呆が並ぶジョンロブセール地獄に突入した訳です。もう中は大変な混雑でとても写真だの何だのは無理。並んでいた後ろのイギリス人と話していたんですが(トリッカーズのフルグローブを履いたイカした紳士)、「これでまたE-Bayでどーんとオークションに出品されるんだよな。俺は欲しい靴を買いに来ただけなんだが、そういうのって制限しなきゃいけないんじゃないかな?例えば一人のサイズは一つに制限するとか」と言ってました。「まあなあ、日本も同じだよ。E-BayよりYahoo!オークションだけど、多分同じことだよ」と二人で溜息。「ところでお前のサイズは?」「俺は5-5.5だけど」「じゃあ俺たちはぶつからないな」と笑っておりました。

ここで多少の揉め事。バーゲンは入場制限するんですが、ある集団の一人が列待ちをしていて、そこに後から来た連中が合流。後ろから大ブーイングで、「こいつら列飛ばしだぞ!」「俺たちは話してるだけだぜ」…結局そいつら強引に入って行ってやんの。

で購入したのがこの二足。
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嬉しくなってホテルで写真撮ってますが、右がバロスというUチップタイプ・左がウィリアムというダブルモンクタイプです。ウィリアムはロブの代表作で有名ですが、バロスも色々と使えそうです。が、バロスは廃盤なのか現行カタログには見当たりません。

値段ですが、もう信じられん価格。この二足で2万円ちょい。元々バロスの箱には125ポンドの値段が付いていたんですが、レジのおばちゃんが「あ、これは50ポンドね」という優しいお言葉。日本で買ったら一足で15万くらいするんじゃないでしょうか?らっきい。実は物凄く競争が激しいセールなんですが、私の足は日本でも中々見つからない24cm程度の小足。ですから寧ろ在庫はある方ですね。特にウィリアムス、スェードと迷いに迷った末の選択。両方欲しいんですが、やはり出張中なんで....。

そして、そのまままた田園風景を楽しみながら
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ロンドンに戻りました。んでもって、ちとジャーミンストリートのジョンロブへ。
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これはクロケットジョーンズ。で、ロブの展示にはこいつが。
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これが今年のイヤーモデル、サンクリスピン。一枚革で作っているらしいです。

で、まだ出張は続くわけです…。

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コメント

おお、いい買い物をしましたねえ.こういうのがあるとつくづく日常、日本人がかもられてるのがわかりますね。

投稿: mikey | 2009年11月13日 (金) 21時58分

おかえりなさいまし、
日本のセールと変わらないですね。
しかし。。。なんですかその安さは・・・
そしてセール初日に出くわす運もすごいですね。

じぶんならあるだけ買ってしましそうです。。。

羨ましい。。。


投稿: savilerow | 2009年11月14日 (土) 11時59分

mikeyさん、

いやあ燃えました。正直イギリスでもこの価格は破壊価格ですね。燃えるイギリス人を何人も見ました。

投稿: ドイツ特派員 | 2009年11月14日 (土) 15時45分

savilerowさん、

予想通り悔しがって頂き感謝に堪えません(笑)。ほんと、何ですかねこの価格。それでもやはりスェードのWilliamは欲しかったですねえ。

投稿: ドイツ特派員 | 2009年11月14日 (土) 15時46分

思いっきりタイミングを外しておりますが、お帰りなさいませ

イギリス紳士とバーゲンに参加♪
粋な感じでよいですね^^
しかし、あまり紳士っぽくない方もやはりいらっしゃるようで^^;

本当に履き心地の良さそうなお靴もゲットでおめでとうございます♪
下のお店の門構えも素敵ですね。
いいな~イギリス^^です♪

投稿: こでまり | 2009年11月22日 (日) 19時58分

こでまりさん、

いやいや、タイミング外しなんてとんでもない。いつでも歓迎でございます。

そう、紳士ではない人もいましたねえ。でもロンドン市内では粋なじいさんも居ましたから、まだまだ捨てたもんじゃないでしょう、イギリス。やっぱり何かカッコイイと思うイギリスです。

投稿: ドイツ特派員 | 2009年11月23日 (月) 14時14分

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