« ジョンロブセール突撃隊 | トップページ | 上手く行かなくても人生は愛おしい:「アンヴィル!夢を諦めきれない男たち」 »

2009年11月14日 (土)

大英帝国とその今日的傾向

今回、イギリスのロンドンに滞在したのですが、かなり久し振りでした。調べてみたら2005年7月以来です。

その大英帝国、私から見て変わってきた事、変わらない事とありますなあ。

一番変わった事は、「日本人観光客が減った」こと。以前はピカデリーサーカスなんて時期問わず日本人ばかりで、ここはどこ?状態だったんですが、めっきり減った気がします。やはり欧州への旅行が高いこと、不況でそれどころではない事なんかが影響しているんでしょうか?

Dscf0134
既にクリスマス気分のピカデリー。

また、ある程度知ってはいましたが、テムズ川の南側が相当開発されていたことは以前には知らなかったこと。観覧車もドンと鎮座ましましています。

Dscf0139
分かりにくいですね。テムズ川の向こう側(って、どっちがこっちなんだか)

今回痛感したのは、ロンドン地下鉄の古さ。その一つはエスカレーター、エレベーターが無くて旅行者にはかなり苦痛である事ですね。更に、ロンドン五輪の準備なのでしょう、週末にはどこかの地下鉄線を運行停止・若しくは制限させて工事を行なっています。これもその古さから来る対応か?と想像しています。今回もAbbey Roadに行こうと思ってホテルに聞くと、「運行停止があるから行けるかなあ....。あ、今週末は大丈夫だ」とのことでした。これも変わりゆくロンドンの一光景なのでしょう。

Dscf0142
Dscf0147
恐らく世界一有名な横断歩道であろう「Abbey Road」。念願叶って到着。レコーディング中にビートルズの連中、どの程度この光景を見られたのだろう?

変わっていないのは、メシのまずさかな?まあ高級店に行くわけでもないので、Sohoの中華だったりするんですが、うーん、どうなんだか。そのクセ高いんだ、これが。

Dscf0135
Dscf0137
Sohoのとある中華料理屋の酸っぱくも辛くもない酸辛湯(さんらーたん)。俺は見たぞ、この電子レンジ使うところ...。

また、郊外の田園風景や街の並木はいつも美しいと思います。何というか潤いがある感じで、ドイツ辺りとは少し違うと思っています。

Dscf0144
Abbey Road。かなり長い通りだというのは今回分かりました。
Dscf0156
大英帝国の象徴の一つ、ウエストミンスター寺院と雲。
Dscf0119
これほどのポッカリ感も何故かイギリスと思うのは単なる刷り込みでしょう。

私自身ロンドンは大好きですが、この街はやはり曇り空が似合う気がします。いつも音楽の喩えでしか表現できないんですが、UFOやIt Bitesの湿り気。アメリカ人が渋みを追求すると土っぽくなるのに対して、イギリス人は湿気てくるという違いですか。田園風景も美しいのは言うまでも無いんですが、少しモノクロな空気が似合う。カリフォルニアやシドニー辺りとは決定的に違った空気感があるんですね。だから私はこの街で小雨でも全然OKだったりします。じめじめした曇り空を歩く、何だろう、「これぞロンドン」という感じの、でも胸を張るわけでもないやはり湿気た笑いが出るんですなあ。Stingが「Englishman in New York」を歌う気分か?

ロンドン五輪で更にロンドンは変わるんでしょう。でも、少しうらぶれて背中を丸めて歩く感じのロンドンも残って欲しいというのは、旅行者の単なる我儘に過ぎません。それでも、この感じが分かってくれる人が居れば嬉しい(が、食事はどうにかならんか?)

|

« ジョンロブセール突撃隊 | トップページ | 上手く行かなくても人生は愛おしい:「アンヴィル!夢を諦めきれない男たち」 »

コメント

イギリス(ロンドン)はいつも貧乏くさくあって欲しいです(笑)
だって自分の最初の渡英の頃は「この国、終わっちゃってるなー!」感が充満していて、それなのに人々はけっこう人生を楽しんでいる風情で、それがちょっとステキだと思ったから。
こういう思いって確かに旅行者のわがままなんですけどねー。

ご飯は自分で作るか、「麺」or「Khan's」に行けば安くておいしいから問題ないと思います!

地下鉄工事や突然の駅封鎖は昔から常にありますよー。

個人的には「ロンドンの青い空」のほうが好きです。
IBの音は英国の空に溶け込んでいくように感じます。
日本の空には残念ながらひとかけらも溶け込んでいかないけれど。

投稿: ぽんぽん | 2009年11月16日 (月) 12時47分

連投すみません。

うわーん、道路標示(道路名の看板)が変わってるー!
去年行った時は昔と同じだった気がするんですが。
もしかしてAbbey Rdだけ特別に変えたのかしら。
前の看板のほうが風情があるのにー。
今の看板、正直ださーい。

投稿: ぽんぽん | 2009年11月16日 (月) 12時50分

ぽんぽんさん、

イギリスの何というか「落ちぶれ感」には激しく同意です。何とも言えない寂寥感というか。またそれが良いんですねえ。地下鉄の工事でも何か垢抜けないんですね。

食事のことは聞いておけば良かったですねえ。しかも高いし。

そうか、天気への感覚は夫々ですねえ。あ、当然青い空は大好きですが、どうも「イギリス」という個人的な空気に引き摺られているような気がします、私の場合。

え、看板変わってるんですか?というか、アビーロード長いんで、たまたまの看板かも知れません。

投稿: ドイツ特派員 | 2009年11月16日 (月) 19時46分

以前に自分が行った時、ほとんど天候が良かったんですが、
ロンドン滞在の時だけ小雨が降っていました。
なぜかあまり苦になりませんでしたね。
傘をさして歩いている写真が残っています^^

どこもかしこも絵になる美しさで写真を撮りまくっていたのを覚えています^^ゞ
特派員さんの記事を読んでいたら、また行きたくなってきました♪happy02

投稿: こでまり | 2009年11月22日 (日) 20時09分

こでまりさん、

行ってきてください、イギリス(笑)。大陸とは違った雰囲気が何とも言えずいいですねえ。ロンドンは土砂降りの雨ってあんまり経験なくて、小ぬか雨というか霧雨というか、少し哀愁を感じる雨ですね。

それもまた良し、と思います。

投稿: ドイツ特派員 | 2009年11月23日 (月) 14時16分

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)




トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.cocolog-nifty.com/t/trackback/104193/46759697

この記事へのトラックバック一覧です: 大英帝国とその今日的傾向:

« ジョンロブセール突撃隊 | トップページ | 上手く行かなくても人生は愛おしい:「アンヴィル!夢を諦めきれない男たち」 »