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2010年1月 5日 (火)

Break Down the Wall:ベルリンの壁風景

とまあ、壁といえばこの曲を思い出してしまう私は根っからのメタルバカなんでしょう。でも超名曲です。

ちなみにここでVoを取っているレニーウルフ、好きなVoですが西ドイツ出身。

元々は、東西を分けて160kmにも渡る壁が出来ていたわけですが、1989年の有名な壁崩壊から、ドンドン壊されて今は一部を残すだけとなっています。
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壁の撤去後にはこんな「壁のあった場所」パネルを埋めています。

壁自身は、新たなイラストのキャンバスのように提供されているところもあり、そこのイラストも変わっていっているようです。

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ベルリン東駅近くの壁の光景。

また、緩衝地帯には入れないようにしているところが多いですね。

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ベルリン北駅近くの壁。上が立ち入り禁止内部にあったドミノ。前回の式典で使ったのでしょうか?

また、壁だけではなく、当時の監視や脱走を語るものもあります。

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当時の東側監視塔とその内部。

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映画「自由への脱出」にもあった、実際のトンネル跡地。右の上には、「壁があった通り」との文字が。また、下の二つは、壁があったところに置かれた石と植樹。

壁に行ってみると、その薄さにびっくりします。
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ほんの20cm程度でしょうか。
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当時垣間見た世界はどうだったのでしょう…

わずか20cm、これで100人以上の人が命を落としているわけです(この数字は諸説ある)。脱出に成功した人々にしても、それで楽園が保証されたわけではなかったでしょう。
逆に当時の飛び地であった西ベルリン市民は、その地勢的な危険と引き換えに、税制などで相当な優遇を受けていたと聞きます。

20cm。

たかが20cm。しかし絶望的な20cm。

ここで最後に命を落としたのは、1989年2月に射殺された20歳の青年だったそうです。たかが9ヶ月、それは後世でこそ言えるでしょうが、当時の20歳青年にとっての明日というのはどうだったのか?

「貴方が無駄に生きた今日は、昨日死んだ人が痛切に行きたかった明日である」

この一節は、行きの飛行機で読んだ蓮見圭一の「かなしぃ。」の中にある「スクリーンセイバー」の最後に出てくるものです。

それでも人間はやり直した。無駄にしない人たち、それは地位の高い人でもなく、知識に長けた人でもなく、一般にそこに生活をしている人たちだった。そこに少し希望があるかも知れません。まだまだろくでもないことが多いですが、その程度の希望は持っていいんじゃないかと信じたいです。

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ユダヤ人追悼碑。これも覚えておかなくてはいけない事です。

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