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2010年1月 5日 (火)

グッバイレーニン!:ポーランドへ歩いて行ってやるぜ!

今回の旅行で、さて近場で何処に行くか考えていまして。

「ポーランド国境徒歩突破!」

ベルリンから電車で一時間、フランクフルトという町に行きます。

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後ろのカッコが「オーデル川の」という意味。郡山と大和郡山みたいなもの(ほんとか?)。

当然フランクフルトというのは旧西側の金融都市が有名なわけですが、こちらはこじんまりしたところです。ちなみに大きな方のフランクフルトはFrankfurt am Main(マイン川のフランクフルト)というのが正式名称。

このフランクフルトという町にあまり期待していなかったのですが、意外にメルヘンチックな建物があったりして、いい感じの町でした。

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こんな教会があると風景に締まりが出ますねえ。

歴史で良く出ますが、元々このオーデル川というのは、「オーデルナイセ線」と言われる第二次大戦後の国境策定に出てくる名前ですね。さて、渡るとするとこんな感じです。

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はい、渡りました(はあ~?)。

なあんもありません、通関・パスポートチェックも何もない。とことこ歩けばもうポーランドでした(正確に言うと、中央駅から5分ほどバスに乗って最寄のバス停で降りますが)。で、渡りきったところにあるSlubiceという町、これまたメルヘンチックな建物が並んでいましたね。

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どうという事は無いですが、木組みがちと可愛いらしい。

とはいえ、何があるわけでもなくポーランド滞在はほんの数十分で終わったわけです。昔一度ワルシャワに行って、他の旧共産圏の首都よりも「えらく建物がでかいなあ」と思ったんですが、この町は全然そんなことはない。

ただ、当然ながらこの町を含むズデーデン地方というのは、ドイツとの間で翻弄されてきた歴史な訳です。この地方では、ドイツ統治と旧ソ連影響下で、自分を「ドイツ人」と位置づけるか「ポーランド人」と位置づけるかが大きく揺れていたと聞きます。また、当然ポーランドというと強制収容所ということになるわけですが、この地域も通ったであろう鉄道に乗ってアウシュビッツへの片道切符となってしまった多くの人々のことも、つい数十年前のことです。ちなみに、アウシュビッツが強制収容所の大拠点になったのには訳があり、当時の鉄道の大集散地点で、交通の要所となっていたからだそうです(言ってしまえばハブですね)。で、その鉄道を作ったのが19世紀に大もうけしたユダヤ系のロスチャイルド家…。歴史の因縁ですかね。

そして更に壁の物語へ続くわけです...。

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コメント

 こんにちは~。相変わらず世界を飛び回ってますね。
 ドイツは全然行ったことないんですが(と言うか海外旅行自体ほとんどないんですが)、映画の題名に反応してしまいました。

 『グッバイレーニン』は今もあるのかな? 少し前に早稲田松竹で見ましたねぇ。主人公のお母さんが息子の作ったウソのテレビニュースを見て「素晴らしいわ」ってつぶやくあたりで、小さな映画館は泣いてる人だらけでした。前半はコメディ仕立てでしたけど、後半になってあんなに涙腺やられた映画は初めてでした。

 それにしても、ヨーロッパの街って本当にきれいですねえ。日本のちょっとした田舎を歩くたび、どうしてこんなにゴチャゴチャに看板とか自販機とか並べてるんだろう、っていつも思います。

投稿: しまうま | 2010年1月 6日 (水) 16時56分

しまうまさん、今年も宜しくです。

「グッバイレーニン!」は本でしか読んでいないんですが、何かAnvilの映画に通じるものがありますね。みんな一生懸命で、それでも上手く行かなくて、でも善人だらけで。東欧というと暗い、という印象が先に立ちがちですが、日々の懸命な生活というのは何処にでもあったのだと思います。

日本の自動販売機と電柱、あれは何とかして欲しいですねえ。

投稿: ドイツ特派員 | 2010年1月 6日 (水) 20時54分

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