宝石へ続く道:ヴェネチアへ(後半はヴェネチア情景)
...ということで、車はヴェネチアの入り口にある大駐車場に止めて、そのまま船で移動します。まあ船というかそれが水上バスなんですけどね。
この町、やはり水だらけです。
何でヴェネチアが好きなのか考えてみると、いつまで経っても「ヴェネチアを見た!」という充足感が得られないところなのか?と思います。町は迷路だし、しかもその迷路は陸地と水上を交差しているし、小さなところなはずなのに、巨大な不明物体を見ているような錯覚です。「群盲象を撫でる」というか。だからまた行って見たくなるんだと思います。
水上バスから見たヴェネチア。「肩寄せ合った」という表現ですね。
良く知られた話ですが、今やこのヴェネチアも地盤沈下が発生しているそうです。更に、夫々の建物がお互いの力に依存して何とか立っている状態らしく、もし一つの建物が崩壊したら、そのまま連鎖反応でどんどんと崩れていくのでは、という予想すらあります。
とにかく全世界から観光客が押し寄せるので、正直落ち着いた印象はないのですが、それでも少し離れれば、その宝石が姿を現すことがあります。
本当は季節外れの冬とかに行くと、全然違ったヴェネチアを見ることが出来ると思います。物凄く寒かったりするのですが、何というか、「水と佇む」という表現になるのかな、少しうたた寝をした町に感じます。
もう紹介されつくした感のあるヴェネチアではありますが、いやまだまだ美しい表情を見せてくれるところはあります。更に言えば、その周辺都市や、少し田舎に入ったところなど、奥は深いと思います。
| 固定リンク
コメント