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2010年3月12日 (金)

空港の需要予測を肴に:身につまされませんか?

まあ当たり前の話ですが、茨城空港開港に対して、こんな記事があります。

国内空港:甘い需要予測、達成75分の8 紋別、石見13%… 成田も43%止まり

 <世の中ナビ NEWS NAVIGATOR>

 11日に国内98カ所目の空港として茨城空港が開港したが、地方空港を中心とした多くの国内空港で、建設時に策定した需要予測を利用実績が下回っ ている。国土交通省の調査では、資料がある国内75空港のうち、08年度の国内線の利用実績が需要予測を上回ったのはわずか8空港。国や自治体の見通しが 甘く、過大な需要予測を立てたのが原因だ。【大場伸也】

会社で働いている、例えば新規事業開発担当の皆様、身につまされませんか?

需要予測というのは何のためにやるのか?事業の妥当性を見るための作業だと思っているそこのコンパニオン、

甘い!

前も少し書きましたけれど、大体需要予測というのは、「事業を行なうための裏打ち」のために出すんです。上の文章だってこう書き換えられるわけです。

11日に社内98個目の新事業としてXプロジェクトを発表したが、小規模プロジェクトを中心とした多くのプロジェクトで、開始時に策定した需要予測を事業実績が下回っ ている。社内の調査では、資料があるプロジェクト75のうち、08年度の事業実績が需要予測を上回ったのはわずか8プロジェクト。会社や事業部の見通しが甘く、過大な需要予測を立てたのが原因だ。【空想】

うーん、いかにもありそうな内容だ....。

会社の場合、公共事業とは違う背景があるのは承知していますし、公共事業と違ってある程度責任の所在がはっきりしますから、空港事業ほどのひどい事にはならないでしょう。それでも、需要予測の前に、「やることありき」というのは確かにその通りで、例えば想定より低い需要予測を出せば、

「何とかしてもっと大きい需要予測にしろ」

と言われるのは明らか(需要予測は養殖の餌付けか?)。だからみんな、「こんなのできねえよなあ…」と言いながら嘘というか過大な数字を出してみんな(その場は)満足、というのが通常ですねえ。で、問題は満足する連中は何にも責任も作業もしないわけで、またそれで苦しむのは現場、という繰り返し。私も正直良くやりました。前提の留保は相当つけたものの、やっぱり無理があるのはやっている当人が一番分かる事ですな。

とにかくこういうことで一番苦労するのは現場なんですね(そこが公共工事とは違う)。今も解法は私には分からないのですが、もう少しいい方法はあるような気がします。

さて、出張がてら考えるか....(続く、かどうか分からない)。

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コメント

あと会社予算とかもこの類ですよね(笑)

投稿: デレク | 2010年3月15日 (月) 03時41分

デレクさん、さすがご同輩!良くお分かりで嬉しい限りです。

投稿: ドイツ特派員 | 2010年3月15日 (月) 21時20分

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