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2010年4月21日 (水)

アメリカンなアフリカンなブリティッシュな:「Wolf」(Trevor Rabin)

ある悪い人が書いたブログに影響されて、ずっと欲しかったCDをポチった私は金欠です…。


昔からずっと「幻の名盤」扱いだったTrevor Rabinの「Wolf」、何故こういう扱いかというと、リズム隊がMichael Schenkerの「MSG」と同じというのが大きい気がします。ドラムがSimon Philipps、ベースがMo Fosterなんですが、ベースはJack Bruceも一部参加しています。また、そのSimonとMoが、「同時期にプレーしたが、自分達はTrevorのアルバムの方が良いと思う」という発言もあったりして。

で、ずっと聴こうと思っていたのですが何しろかなりの期間音源になっていなかったこともあり、足掛け30年近い待望の初「Wolf」です。

ジャケットも含め、勝手に「MSG」的なハードロックのイメージを持っていたんですが、実は全然音楽性は違っていました。もう大雑把に言ってしまえば、「Toto」です。もうね、今話題になっている岡本真夜をパクったなんてモンじゃないくらい爆笑できる「Looking for a Lady~(Wolfman)」は特別としても、全体の雰囲気は一枚目から二枚目のTotoですね。泣きのGが炸裂している「Stop Turn」ももろ「Hold the Line」だし。

じゃあTrevorのプレイはどうなのよ?といわれれば、これはかなりのハイテクでびっくりしました。特に、これが発表されたのが1981年と言う事を考えれば、ピッキングの正確さは相当です。例えば「Do ya do ya Want me」のブリッジでのバッキングだったり、上に挙げた「Looking~」のイントロでの三連。特に後者はまだYngwieが出ていなかった当時だと恐らくハードロック界でもトップクラスの正確さ&速さだと思います。また、彼のVoがちと不安定ではるものの、充分機能しているところもLukatherみたいですな。

バックはSimonなんでこれはもう全く問題なし。彼のドラミングがまたTotoっぽいんですな。将来の加入を考えたのか(笑)?MoにしてもJackにしても問題があろうわけがありませんな。というか、これだけ豪華なメンツを揃えた彼の実力を垣間見る思いです。でもって、上に書いた「MSGより~」というのは、恐らく彼らの好みが「MSG」より「Wolf」にあった、ということだと理解しています。

で何でアフリカン&ブリテッシュか?それは彼が南ア生まれだということ、更に共同プロデュースがなんとKinksのRay Davis。どう考えてもKinksとは合わない音楽性なんですが、どういう経緯なんでしょうか?

想像していた音楽性とは違いますが、いい音楽が入ってますよ。もっと知られても良いでしょうね。というかTrevor、もう今や映画音楽で活躍ですからね。例えば「Armageddon」や「60Seconds」なんかも彼の手ですから。

音だけですがその「Looking for a Lady」です。

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コメント

いわゆる“神”より上っちゅうことですか。
ヤツのギターって作品ごとに変ってるようですね。
確かに↑のサビ・・TOTOかも
・・ちょっと興味ありです。(笑)

投稿: 悪い人 | 2010年4月22日 (木) 20時11分

悪い人(笑)さん、

「神」より上かどうかは主観ですが、神の上を行くのは難しいっすね。

サビ、どう聞いても「All us Boys」でしょ?中々面白いですよ。

投稿: ドイツ特派員 | 2010年4月22日 (木) 20時38分

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