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2010年5月 4日 (火)

ひろゆきと勝間和代の対談が話題らしい

という話題をGalneryusネタの後に出すのもどうか、と思いますが、Twitter経由で入ってきたのがこのネタ。

BSジャパン デキビジの「勝間和代 vs 西村ひろゆき」の対談が面白いと話題

YouTubeにもアップされていますが、うーん、何だかなあ。

--追記:その後YouTubeでのUpは削除されています--

これって勝間和代にとってはネガティブな印象を広めちゃうだろうなあ。彼女が提唱しているTwitterでさらにその印象が広がってしまう(私もその一人ですが)というこの矛盾。まあ聞いていてそりゃかみ合わないですよ。だって

勝間和代→社会の仕組みを作って個人の幸せにつなげる(だから若者は不幸)
西村博之→個人の幸せを邪魔しない今の社会で充分(だって俺はそこそこ幸せ)

なんだから。幸せにしている人に、「世の中不幸ですよね」と言ったって駄目でしょう。多分北朝鮮だって、良い生活している人は本当に「ここが良い」と思っているだろうし。更に言えば、勝間和代は「数値」でしか語れていないので、「感覚」を持ち出されてしまうとそこからは進めなくなる。こんな記事を書いたことがありますが、「いや、こういう数値から導き出されるのはこういう結果で…」「んなこと言ったって私はそうは思わないしそうじゃない!」となったらどうしようもない。で、最後にブチキレちゃって、ここはかなり評価を落とすことになるんじゃないかな?キレ方が理詰めじゃないし(笑)。面白いですよね、個々の事象は「数値」で語ろうとするのに、全体は「理屈」になっていないから。

何だろう、この仕切り方って、「朝生」で田原総一郎に影響されちゃってるかも知れない。ただ、あれは大人数だから、「敵の敵の味方の味方は敵の敵(なんじゃ?)」というところで成り立っているんですが、一対一っていうのは簡単に「敵VS味方」になっちゃうからネガティブがドンドン積算されちゃう。

でもですね、ある意味ぬるーい対談とか討論とか言えないものよりは「見世物」としては面白いと思う私は駄目ですかね?言ってしまえば対談にしても討論にしても、その中から、「いやあ今までAと思っていましたが、この対談でBもあると思いました」なんて結論になることって殆どなくて、大体自分の意見を言いっ放し。だったらこのくらいの討論の方がみんな見たいんじゃないですかね?ここから何ら意見も意味も出てこないですけど。

ただ、西村博之も「俺は良いから良いんだよ」だけじゃちと寂しいな。幸福度についての感覚は正にその通りなんだけど、それだけというのも何か違う。というか、彼はそれで良いんだろうけど、それで他の人が「そう、今で良いんだよね」と納得するのも相当違う気がする。人間もうちょっと「頭良くなりたい」とか「良い生活したい」とか「綺麗なネエちゃんと楽しく(以下略)」とかあるんじゃないかなあ。

でもやっぱりあの勝間和代はどうにも受け入れられんなあ。

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コメント

はじめまして。この対談面白いですねー。西村博之さんてすごく共感が持てることを言ってるんですけど、勝間さんはどうしてあんなにむきになって否定してるんでしょう。感情的で上から目線になっているのはまさに勝間さんの方ですね。「若者が缶ジュースの会社を立ち上げるには…」とか、問いかけからすでに破たんしてると思います。勝間さん、実は西村さんのこと好きなのかも(笑)。

投稿: Y | 2010年5月 4日 (火) 22時20分

Yさん、いらっしゃいませ。

何でしょうねえ、彼女にとっては「否定される→負ける」という構図なんでしょうか?あそこは「あ、そうかあ、そういう考え方ですねえ。それ、上手く若い連中に伝えられませんかねえ」とか「そうそう、どうやったら年寄りが金を使いますかねえ」とか言って相手を飲み込めば良いんでしょうけど、自分の意見を言うのがありき、なんでしょうね。

そうすればもうちっと建設的になると思うんですがね。

投稿: ドイツ特派員 | 2010年5月 5日 (水) 09時03分

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