ポジティブ側の充実:「シーズン2」(筋肉少女帯)
でさあ、何で下ろし立てのスーツで雨に降られるよ…
ということで、日本がカメルーン戦勝利に沸き立っていた時、私もちゃんと沸き立っていました。ただ、やはり他の試合よりは落ちる、という気がするのは気のせいか。ボール半分ずれていたら2-1で負けていたかもしれない。
ま、この辺は色々とありましょうが、ポジティブに行きたいので最近聴いているアルバムがこれ。
発売からかなり経っているんですがね。WakaさんやSorapapaさんに怒られる(笑)。
奇蹟の復活であった前作「新人」から二年、その間に「ツアーファイナル」というミニアルバムを挟んでの昨年のアルバムです。金回りが悪くて買ってなかったんですね。
前回のアルバムでは、「とにかく筋少復活、しかも本気!」ということでしたので、この二作目はどんな感じかな?と少しいぶかった気持ちもありました。ぐだぐだになったり、「最後の聖戦」みたいな妙に乾いた感じになってるのか?と思ったり(いや、あれは好きなんですけどね、ぐだぐだな「哀愁のこたつみかん」とか)。
で、これはポジティブ筋少の進化系かな、と。
過去には「月光蟲」「レティクル座妄想」という言わば「暗黒筋少」の名盤があるわけで、それこそ、「君、私生活大丈夫?」という歌詞世界があったわけです。が、「新人」から今回の「シーズン2」は、人並みにいってポジティブ。いや、明るい歌詞と言うわけじゃないんですが、以前ほどの毒はないし、楽曲も一緒に歌える系(「ツアーファイナル」なんかは盛り上がりそう)が多くなっていて、上手く中和されている感じがします。ただ、これを「中途半端」と思う人もいるでしょうね、特にハード系があまり好きでない筋少ファンなんかは、「何だよ、普通のHRじゃねえの?」と思う可能性はありますし、それもまた一つの聴き方。好き嫌いは優劣じゃないですしね。
で、私としてはやはり橘高のGなんですが、いやあ参ったなあ、この中音の抜け方、くびれ方。ソロの音はマイケルシェンカー直系のミッドブーストなんですが、そのミッドの色気が半端じゃない。多分半分ピックを立てた「クアッ」と言う感じの音出し(分かる奴居るのか?)なんですけど、くびれが素晴らしいんですね。あとは日本人的なコードの泣かせ方がたまらん。
毎度メタル野郎な私は、「トリフィド~」彷彿のイントロだった「ドナドナ」や、「僕の歌を全て君にやる」的な「1000年の監視者」が好き。それにしても「プライドオブアンダーグラウンド」のイントロはびっくりしたなあ、Dokkenの「It's not Love」かよ?と。
ただ、今回はエディー三柴のピアノが少し地味かな?「踊る赤ちゃん人間」なんかはもっと弾きまくっても良いと思うんですけどね。あと、前の「新人」で指摘した音の割れも、今回はかなり改善されているんで、それも加点ですなあ。で、もう次のアルバム「蔦からまるQの惑星」が出ているんだよな。しかし、ここまで順調に進む再結成というのも少ないんじゃないかな?
でも、本当に成海璃子たんは筋少を聞いているのか?おぢさんは一緒に聞きたいぞww
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コメント
これ、まだ聴いてないんだよな。そうこうしているウチに新作出たらしくて知らなかった。どこか気になる筋少…、おおっぴらに好きですと言えないし、車で聴いててもエアコンして窓閉めてます(笑)。ただ、車内では頭ふってたりするとか…(笑)。
そんな曲が入ってると嬉しいな…。
投稿: フレ | 2010年6月15日 (火) 23時02分
フレさん、
言って下さいよお、「大好き」だって(笑)。ただ聴き方として窓閉めてと言うのは正しいかも。今回は頭振り系はないですね。ただ、メロディーに振っている気がします。
次を何時聴くかなあ。
投稿: ドイツ特派員 | 2010年6月16日 (水) 20時34分
ふふ、遅いですよー(笑)
コチラすでに再結成3枚目もGETです(笑)
「新人」への思い入れが強かったので、、、コイツと3枚目は良いんだけど、、、最高とまで言い切れない感じですかねえ。。。というより、圧倒的に聴き込みが足りていないんですね。。。
さてオランダ戦がこうなったってことは、、、デンマーク戦でプレスかけてかなきゃダメでしょ。
っつうより玉田じゃなくて森本でしょうって!
投稿: sorapapa | 2010年6月20日 (日) 18時26分
Sorapapaさん、もう反省するしかない遅さです(笑)。
確かに「新人」の復活劇が鮮烈ですからねえ、少し焼きなおし感があるかも。
そりゃ玉田はないですって。岡崎もありゃさすがにないでしょう。とにかく引き分け狙いなどは無しですね。それにしても中村俊輔…あれなら憲剛ですなあ。
投稿: ドイツ特派員 | 2010年6月20日 (日) 22時07分