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2010年7月17日 (土)

やはりロックが、メタルが、音楽が好きなんだ:「Midnight Circus」(Light Bringer)

中国から帰国して、とにかく疲れたんですが、やっぱりロックだろう、ということに。んでもって、萌えだか何だかよく分からないが、結局YouTubeの楽曲に惹かれて買いましたよ、Light Bringer。2ndフルアルバムのこれです。


PV(YouTubeと同じもの)のDVD付きですわ。

いや、これは良い!私は好きです!


と、このジャケットに向かって言って良いのか?このデブOver40が???

だって好きなものは好きなんだからしょうがないじゃないかあああ!!!!

まあねえ、前も指摘しましたが、Light Bringerで「Midnight Circus」とくれば、普通のおぢさんはNight Rangerの「Midnight Madness」と来るわけですよ。

が、音楽性は全然違うです。

正直M1「開幕」~M2「Resistance」を聴いた時、同時に買ったGalneryusと間違えたか?と思ってしまいましたよ。いやあいきなりのファストメロスピナンバーです。で、VoのFuki嬢、前YouTubeで聴いた曲とは音域をかなり下げて、ダークな曲に合わせた歌い方。いやあ上手いわ、彼女。それにしてもこの「Resistance」、恐るべしファストナンバーで、ツーバス踏みっぱなしで、そこにクサメロが乗るんですが、そこは日本人の性で歌謡曲的なメロなんですよ。で、それはなーんも個人的にはマイナスにならない。はっきり言って大好きっす。

それに続くM3「真夜中のサーカス」は、リフに入るザックワイルドチックなピッキングハーモニクス混じりのヘビーリフからやはりヘビーな曲調。でも途中でメジャーキーが少し混じるのがいいんだなこれが。その後は割と典型的なJポップのM4「奇跡」から乗りのいいインストのM5「It's Showdown」と続きます。しかし今の若人はこういうのが軽く弾けるのか?おぢさんが昔苦労していたのは何だったんだろう(と遠い目)。ここで聴いてもBとDrがかなりえぐい事をやってます。

でもって、私の好きな哀愁ハードポップ系のM6「今にも落ちてきそうな空の下で」ですが、後乗りのドラムパターンが良いなあ。ほんと、こういう曲調は日本人の泣きが一番好きかも知れない。更に、ドラマチックなイントロからまたファストナンバーになだれ込むM7「Dream!」もほんと素晴らしい。サビのメジャーコードでの歌い上げなんて私ゃ震えが来ますよ。何かシャウトの歌声が健気でしてね、でも上手いなあ。さらには途中で男性Voになるんですが、この最後のシャウトは「あんた本職?」と言いたくなる迫力です。で、アウトロでのFuki嬢のシャウト!ここだけ何回も聴きなおしましたよ、ほんと。そんなことをしたのは人見元基とかキムギョンホの時くらいですかね(シャウトの入りは少しフラットしてるんですけどね)

更に過去のアルバムのリメイクでM8「Lazy Maze」M9「Hearn's Heaven」がありますが、これもメロディーが豊かでねえ、たまんねえや。特に「Hearn's Heaven」のB、何やってるかわからん。

更にPV二曲は1stに入っている「Diamond」と「Upstream Children」ですが、こっちはこのアルバムとは全然別な超ポップなナンバー。でもドラムは相当あざとい事やっているし、Voの伸びは半端じゃない。で、YouTubeで見たよりちゃんとDVDで見るほうがFuki嬢が魅力的なのがよく分かりました。上にも書きましたが、何か健気でねえ、ちょっとした表情が切ない感じで良いんだな。ちなみにこの「切ない」というのは私の判断基準の一つ。

それにしても、ここまで私の琴線に触れるアルバムって久々です。今年は個人的に良いアルバムに出会えているんですが、この「Midnight Circus」は今では圧倒的に好き。個人的にはもっとギターに個性が欲しいし、Galneryusっぽさがかなり感じられる(M7のアウトロでの「カノン」は同じパターンがありましたな)ところは工夫は必要でしょうが、Fuki嬢のVoが個人的には圧倒的でしてね。実はこの前の1stも聴いていて、YouTubeの二曲は元々1stに入っているんですね。で、PVではVoを取り直しているようなんですが、無茶苦茶に歌が向上してるんですよ。一年でかなり練習したと見ましたし、もし1stの歌をそのまま聴いていたらこのアルバムを買ってなかったかもしれない。そのくらい歌が違う。

最近自分自身、音楽聴くのに日本人だろうが女性だろうがルックスが悪かろうが年下だろうが歌謡曲チックだろうが、どうでも良い事に気付きました。そりゃ綺麗なネエちゃんは嬉しいし、Fuki嬢は結構好みだったりするんですが、下手なら聴きゃしないし、逆に好きな音楽はその他の要素はどうでも良い。そりゃライブはまた別の「華」という事があるんであれなんですがね。

あとね、特に「Dream!」や「Upstream Children」の歌詞って結構好き。他愛ない歌詞かもしれないけど、前向きさというかさ、ひたむきさというか、もう無くなった感覚だなあ。

結局のところ、やっぱりロックが好きなんだと思います。ロックの前だといつまでもガキなんだ、ということです。それはとても幸せな事かな、と。

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コメント

好きなモノって、生命(いのち)を燃やすガソリンのようなものだと思っています。
だからドイツさんは、パワフルなんですね。

愛する対象(ヒトでも、モノでも)のことを考えていると、どんどんプラスのエネルギーが生まれてきますよね。

本当に幸せな事ですよね。
よく判ります。


投稿: トネリコ | 2010年7月18日 (日) 05時33分

トネリコさん、

私がどの程度かは置いておいて、とにかく「うおお、これすげー!!」と無邪気に言える対象があるのは幸せなことだと思います。それだけでも少しは幸せになれる、というのは本当ですね。一番良いのは「すげー」を人に与えられる事でしょうけど、それが出来なくても、ね。

投稿: ドイツ特派員 | 2010年7月18日 (日) 08時58分

>一番良いのは「すげー」を人に与えられる事でしょうけど、それが出来なくても、ね。

いや、ドイツさん、出来てますよ?
ワタシ的には十分に。
ドイツさんの文章を読ませていただくと、こちらまで元気になります。お世辞じゃないですよ。もっと、うぬぼれちゃってください。
(o^-^o)

投稿: トネリコ | 2010年7月18日 (日) 11時23分

 PVの2曲しか見てないですけど、変拍子入れたり、リズムチェンジを頻繁にやるような複雑な曲なのにメロディがすぐ頭に残るところとかツボですね。かなり作曲力があるバンドですよね。で、何となくそんな気がしたんですけど、インストの曲入れてるんですね。演奏力にも自信があるんだろうなあ。ドイツ特派員さんの耳を惹きつけたってことは、一気にブレイクするかもしれませんね。

 で、ドイツ特派員さんの書いてること、なんとなく分かりますよ。そうだなあ…トニー・マカパインとかスティーヴ・ヴァイ、ヴィニー・ムーアあたりの超絶かつ流麗な運指で生み出されるギターメロディを聴きつつ、クルマ運転してる時、まったくメタル系が駄目な友達とか乗せてると、「あ〜この良さが分からないなんて。かわいそうだなあ」とか思いますもん。
 ところで、オジーの新譜。いいですよ。62歳でこれか! って別の意味でも元気出るような気がします。

投稿: しまうま | 2010年7月18日 (日) 13時57分

トネリコさん、

いや、図に乗るデブなんで、とりあえず3分20秒ほどうぬぼれておきます(笑)。

投稿: ドイツ特派員 | 2010年7月18日 (日) 14時55分

しまうまさん、

絶対分かってもらえると信じておりました(涙)。「ねえ、これすげえだろ?え、全然興味ない?でも凄くない?」という感じですかね。

オジーが62歳ですか、ポールロジャースも来るし、まだまだ死ぬわけには行かないですなあ(はあ?)。

投稿: ドイツ特派員 | 2010年7月18日 (日) 14時57分

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