もっと行かなきゃ!行けるはずだろ!!:「Resurrection」(Galneryus)
ここに来て、やっとLight Bringer以外の音楽が少し聴けるようになってきました。が、別に熱いからボサノバに行くわけでもなく(いや、嫌いじゃないが)、恐らく今年のジャパメタ界一番の話題盤であろう、こいつを聴いていました。
知っている人は知っている、一発屋とも揶揄された「You're the only・・・」の小野正利が加入したGalneryus。知らない人は、「あー、あのX Japanの物まねの人ね」くらいが良いところでしょうが、そうじゃないのよ、彼は。超絶ハイトーンの凄腕ヴォーカルなんですな。その彼がGalneryusですよ、そりゃ期待するなという方が無理。
いつものお約束でのインストからクサメロG全開のツーバスドコドコファストナンバーの「Burn my Heart」へのなだれ込み。この辺はもう安心のGalneryus印ですな。注目の小野正利も上手いのは分かっていてもやっぱりあのハイトーンの安定感は凄いなあ。で、更にそのハイトーンのロングトーンから始まる「Carry On」、Angraの同名曲を彷彿とさせるカッコよさ、というかこっちの方がカッコ良いかも。
で、少しへヴィーでグルーヴィーな「Destination」もサビでぐっと歌わせるいつものスタイルですが、エンディングのGとKeyのポップな掛け合いはいいなあ。更にシャッフルの「Still Loving You」、ちょっとサビの音程動かしすぎじゃないかなあ(歌えてるのも凄いが)?最初はどこかで聴いた感じなんだけど思い出せない…。
更にインストをはさみやはり王道の「Save You!」、正直小野正利の英語は結構何なんで、こういう日本語の方が良いと思う。で、ここに持ってきた、バラードの「A Far-off Distance」。これは良いなあ。今までのGalneryusにはない、正に「小野正利ワールド」だと思いますけど、歌も良いし、素晴らしい曲だと思う。
と、感動しているといきなりSyuの超絶アルペジオから入る「Fall in the Dark」、これも少しへヴィーさを強調している感じ。もしかすると7弦ギター使ってるのかな?少しザックワイルドが入っているような気もするんですが、Bメロがやはり高低さの激しいメロディーなんですねえ。そして最後にやはりアップテンポですがかなりポップな「Destiny」からインストで終わるという構成。
で、ここからは個人的な感想。
実は期待値が大きかったからかも知れませんが、もっと出来るんじゃないのか?という思いがあります。全てに高水準だし、世界に出たって言葉を省けばこれだけのメロスピを聴かせるバンドはそんなにいない。マジにSonata ArcticaとかFirewindレベルだと思う(まあね、Dragonforceはあれは曲芸ですからwww)。で、なんでこう抜けてこないのかな?と考えて思い当たったのは、小野正利のVoをハモらせすぎなんじゃないか?ということ。ハモってもいいんですが、かれのあの切り裂くような直線的なハイトーンは寧ろハモらないところで生きる気がする。で、もっとヴォーカル中心なミックスにすればかなり印象が変わるんじゃないかな?サビももっと動かさないでスパーンと持っていく方がいいんじゃないかと思う。
で、実は期待しているのがYama-B時代の曲をどう再現するのか。上に書いた内容って、結構Yama-B時代の曲構成だったりするんで。「United Flag」とか「Shriek of the Vengeance」とか聴いてみたいなあ。
まあ今回はVoも交代してまずは色々やってみたい、ということかも知れないですからね。あ、それでも全体は本当に高品質だと思いますよ。ということで、主題歌にもなっているこれです。
Fullで聴きたい人はCDでどうぞ!です。
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コメント
私、好きです。これ。気に入りました。
こんなアニメがあったのですね。全然知らなかった。
もう、世の中の流れについていけんわ。
いつも思うのですが、どこからこういう情報を入手するのですか?
ほんとうにテリトリー広いですねー。スゴイです。
投稿: トネリコ | 2010年7月28日 (水) 06時28分
トネリコさん、
いやいや、Amazon見てれば結構勝手に推薦してくれます。テリトリー広いですか?私は結構狭いところで動いてますよww
投稿: ドイツ特派員 | 2010年7月28日 (水) 07時46分