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2010年9月16日 (木)

嵐の前:「Tales of Almanac」(Light Bringer)

さて、あと半月と迫ったLight Bringer横浜コンサート、ジョイントなんでどの程度の曲を演奏するかまだ分かりませんね。宇都宮では5曲程度だったらしく、もしそれだけだったら結構消化不良かも。

で、その予習を含めて今聴いているのがこれ。

Light Bringerのフル1stアルバムです。

実はこのCD、私は勘違いから買ってるんですよ。一番最初に聞いたのがPVがYouTubeで上がっている「Diamond」と「Upstream Children」で、それで「お、いいじゃないの」と思ったのがスタートなんですが、このアルバムに入っているその二曲は、PVの前バージョンなんですね。そんな変遷があるとは知らず、「おお、アレが聴けるんだ」ということで買ったわけです。

さてこのアルバム、完全自主制作で、自分たちのレーベルという形で発売されています。だからAmazonでもレーベルが「Light Bringer」になっていて、本人たちも「まあ手元にそのまま収入が入るのはありがたい」と言っています。

内容ですが、私が散々宣伝しまくっている2ndの「Midnight Circus」とはかなり違うものだと思っています。当然サウンドプロダクションがかなり違っていて、まあこの辺はインディーの限界かな?と思う。いや、その中で最大限頑張っているんだけどね。ただ、上に書いた二曲にしても、再度2ndに収録される「Hearn's Heaven」(この歌詞世界が大好きだ!)もバックの演奏に大きな差はありません。よくもまあこれだけ複雑なことをぶち込んだな、というのが正直な感想。なんか「Dream Theater大好き!」という感じですね。あとね、Gのヴィブラートは凄く綺麗。「Hearn's Heaven」のソロでの掛け始めを変えているところなんかよく考えてると思うし、音程が物凄く正確。例えばGeorge Lynchや横関”Jet finger”敦とはちょっと違いますが、こういうヴィブラートって参考にしたいなあ。

で、最大の違いはFuki様。

まず声が可愛い。こういうのを「萌え」というのかどうか私には分かりませんが、もう2ndとは別人です(2ndが別人か)。ファルセットもかなり使ってますし、あと歌い始めなんかが物凄く直線で入ってくるんですね。何というかな、「歌手」である1stと「ヴォーカリスト」である2ndの違いというか、うーん、自分で言っていることがわからない(笑)。正直なところ不安定なところがあって、「Upstream Children」の歌い出しなんか、再録シングルと比べると、「え、別人?」という気がします。M4「We are all in this together」なんかも、うーん、ちょっと可愛すぎるんだなあ、声が。やっぱりメタルヘッドな私は、「ストロングスタイルのFuki様」が好きなわけでね。

じゃあ「お前このアルバム嫌いなの?」と言われるとそうでもない。実はこの可愛い声がM12「D.C」(この歌詞も好きだが、それはキモイ中年だな)なんかには合ってるんじゃないか、とも思う。あと、M6「Red spider Lily」の最後の裏声なんかは、はかなくて結構好きだったり。逆にM9「White Locked Night」のラストでテンポアップしたところなんかは、「もし2ndの歌で歌ったらなあ」と夢想してみたり。

ここからは盲目な意見ですが、

でもね、全体に凄く「頑張ってる感」があるんですよ。いや、別にそんな感覚を聴きたい訳じゃないのは重々承知の上で、「お金ないけど、バイトやってるけど、とにかく音にしたいんだ!」という勢いっていうか(そうだったかどうかは知らないけど)。だからここの経験が次の「Midnight Circus」に繋がってるんだろうと思います。あとね、上でも触れた歌詞、これも一生懸命考えた日本語だと思う。2ndとは違う世界だし、ちょっと好みとは違う世界観もあるんだけど、汚い日本語が無いし、変な英語も皆無。昔Siam Shadeの「曇りのち晴れ」なんかが良い歌詞だな、と思いましたが、そんな日本語。

更に言えば、Fuki様のVo、どう考えたってこのアルバムから「Midnight Circus」の間に相当なトレーニングを積んだと思う。「偉いよね、頑張ったよね」というのは音には関係ないことなんですが、やっぱり長足の進歩ですよ、これは。

もしかするとこの二つの歌い方を分けていくのかな、とも思いますが、これはこれでありかな?と思う「Tales of Almanac」です。個人的な好みは圧倒的に「Midnight Circus」ですが。

てかさ、いつから「Fuki嬢」から「Fuki様」に統一してるんだ、呼び名?

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コメント

はやっ!こっちももう書いてるんだ(笑)。そして見事な分析…。
バックの音は2んっで更に垢抜けた感じだけど基本そんなに変わらないよね。まぁ、ミックスとかその辺の違いは大きい気がするけど。。
んでFuki様?はもう努力の賜物でしょう、2ndは。この歌唱力から2ndを想像できないもんな。だから好きな曲は再録したのかもね。

んで、今の声量と歌唱力でこの1stを歌ったらどんなんだろ?ってのが興味あるのでライブっていいよな、と。ただねぇ、ワンマンなら行くけど…っていうトコだ。下北の時に知ってればな…。

2nd散々聴いた後に1st聴くと許せてしまうのはある自分です♪

投稿: フレ | 2010年9月17日 (金) 00時17分

フレさん、仕事は遅いがブログは早い(少し嘘w)。

>んで、今の声量と歌唱力でこの1stを歌ったら

これをどうしても想像してしまうんですよね。それでそれこそ神レベルの曲になった再録の「Hearn's Heaven」という例もあるわけで。聴きながらもどこかでその声を考えているところがあります。

でも横浜、ジョイントとは言え少し長く出演時間を取っているみたいですよ。翌日は会社休みだな(笑)。

投稿: ドイツ特派員 | 2010年9月18日 (土) 08時05分

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