筋肉少女帯参戦記@Shibuya AX
相変わらず仕事してねえなあ、俺。良いのか、アジアのマーケ責任者だぞ一応…
という反省など何もなく、久々に筋肉少女帯へ参戦でした。
サーチライト!後期曲(レティクル~San francisco)を大量に、お座席も入れての2010年大感謝ツアー @Shibuya AX 2010年11月14日
まずですね、びっくりしたのが
客の年齢層が広い!
ということ。10代は居るわ我のような40代はいるわ、今が筋少の黄金期であることが分かる、新しいファン層が出来てきているという証拠だと思う。後ろから見ただけではゴスロリの格好の女性がいくつかわからんことがあるくらい広い。これって凄いことですよ。
で、今回は「レティクル座妄想」以降から「サンフランシスコ」までということで、どちらかというと橘高メタル色の強い曲の印象が強い時期に絞ってのコンサート。で、リストはこんな感じ(某巨大掲示板から)。
1.タチムカウ
2.サンフランシスコ
3.ハッピーアイスクリーム
4.パリ・恋の都
5.221B戦記
6.さらば桃子
7.再殺部隊
8.モコモコボンボン (内田ボーカル)
9.FIST OF FURY
10.愛のためいき
11.蜘蛛の糸(アンプラグド…ギター・橘高&本城)
12.香菜、頭をよくしてあげよう
13.これでいいのだ
14.カーネーション・リインカネーション
15.サーチライト
16.トゥルーロマンス
(アンコール)
17.小さな恋のメロディ
18.僕の歌を総て君にやる
19.機械
20.新人バンドのテーマ
21.釈迦
で、コンサートの感想は、「うん、やっぱり筋少は楽しいよね!」に尽きるかな。おーけん曰く「心は健康だが体を病んでいる」状態らしいですが、心が病んで変な感じになっても困るし。まあ「レティクル座妄想」は正にその状態だったわけですが、いきなり二曲目の「サンフランシスコ」でどっかん!ですな。おじさん飛び跳ねましたよもう。で、十代の子が、「コンサートに行ったら自分の両親くらいの人が飛び跳ねててうわああああ」になるらしい(笑)。曲自体別にたいしたことはないのに、やっぱり「サンフランシスコ」は燃えるなあ。
個人的にはやっぱり「再殺部隊」がハイライトかな?あのクラシカルシーケンスフレーズも橘高ばっちり弾いてたし。あの曲って歌詞が泣くんですよ。もうね、文学全集か詩集に入れても良い最後のフレーズ。しかも曲は下手なスラッシュバンドが太刀打ちできないようなファストナンバー。これぞ筋少。
バックはもう鉄壁。好みで言えばドラムは長谷川氏よりも同じツーバスならジョー宮脇の方が好き(フレーズよりも音が)ですが、上手さについては疑うことはない連中ですからね。うっちーのBも余り評価されていないですが、あれはかなり曲を左右していますよ、「モコモコボンボン」で良く分かりました。で、さらに言えば、音程とかの問題と別に、おーけんの歌は良いですよ。昔から言っているんですが、彼の歌はある意味オジーオズボーンみたいなもので、実際に歌うと結構難しい。が、おーけんよ、さすがに「B221戦記」の掛け合いくらいは覚えておこうよ(笑)。
で、相変わらずのぐだぐだおーけんMCもある意味匠の領域ですねえ。今回は結構橘高に振ってましたけど、あれだけのMCが出来る奴は居ないですよ。ある意味曲と同等。今回の名言は「ジプシー男爵」と「老後の心配」でしょうかねえ(行った人しか分からない名言はこの他も多数)。
曲については「あれをやれ」「これがない」はあるでしょう。個人的にはやはり「サンフランシスコ10イヤーズアフター」を一度ライブで聴いてみたいと思うし、今回わざわざベスト盤の「サンフランシスコ」までを対象としていたんで期待したんですがね。そこは「サンフランシスコ」のバージョンということなんでしょうか?あとは「境い目のない世界」とか「哀愁のこたつみかん」とかね。で、「後期」とか言いながら「タオルの物販が…」と言いながらやった「これでいいのだ」にド定番の「釈迦」はまあ許さざるを得ない。ちなみに今回改めて、「これでいいのだ」は本城おいちゃんの曲だな、と再認識。更に「きらきらと輝くもの」からのアンコール三連発は確かに神の領域。特に「僕の歌を全て君にやる」は、言ったらArch Enemyの「Silverwing」みたいなもんですね。もう泣く泣く。
間違いなく今はキャリアの何度目かのピークに居る筋少ですね。来年のツアーにまた参加しようと思っているおっさんである私、大丈夫か?
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