モノを大事に長持ちさせるたった一つのこと
最近は「モノが売れない」「モノにこだわらない若者が増えた」という話をあちこちで聞きますが、こちとらは全くそんなことに構わずものを買ってるわけです(こんなんやこんなんやで何やってんだかww)。
ただ、言い訳めいて言わせて貰えば、意外と買ったものは長持ちさせています。まあ数があるから、というのはモノによってはありますが、ワイシャツを10年着続けるっていうのもちょっとしたもんでしょ?それを更にリフォームに出しているわけで、安いファーストファッションをころころ買い換えるよりはいいんじゃないか、と。
で、どうやったらモノというのは長持ちするのか、最近になってやっと判ってきた気がします。
手入れ?それは重要だがそれだけじゃない。
高いものを買う?それは必ずしもそうじゃない。
私の答えは、
ちゃんと正しく使ってやる
ということ。はあ?と言われるほど当たり前かもしれないですが、もうコレは絶対にそうだと思う。
例えば私も大好きな革靴。ちゃんと歩いてやらないと、革は硬くなる、カビは来るとろくなことはありません。ちゃんと履いて履き終わるとシューキーパーに入れてやる。月に数回で良いから軽くクリームを入れる。ソールはある程度張替えは必要ですが、毎日履かずに3日に一回程度のローテでやれば、これで絶対に10年や15年は持つ。これで持たないならその靴は元より自分の趣味には合わないんだと思っています。
例えばギター。弾かないギターは絶対に音が悪くなったり不具合が出ます。必ず音を出してやること。あと定期的に弦を変えるだけで全然違います。ガンガン弾いて、そのあとちゃんと定期的に調整すれば数世代使えるんじゃないかな?消耗部分は仕方がないですが、それ以外は行けると思う。
スーツにしても、電化製品にしても、ちゃんと使う、というのが物凄く大切だな、という気がします。究極は家で、私の親父が大工なんでよく言うんですが、「人が住まなかった家は物凄くガタが来るのが早い」んだそうです。
使うもう一つの効果は、そのモノの状態を定期的に見ることができるということ。そうすれば、早期発見早期治療で養生をすることで更に寿命を延ばすことが出来ると思います。
自分がやはり「欲しい、持ちたい」と思ったモノは出来るだけ長く一緒にしたい。ということを考えると、ちゃんと使ってやることって本当に大事だな、と思うし、使わないものはそれを使うであろう人に譲ったほうがいいな、と私は思っています。
なんていって、所有するという物欲もあるはあるんですが、ちょっとその辺は押さえたいなあ、と思う今日この頃です。
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コメント
おっしゃること良く分かります。
私は「少なく」生きることを目標にしていますので、必然的にモノ選びは慎重に、そして入手後は出来るだけ長く大事に使いつづける方です。
服でも靴でも身の回りのモノを大切使い続けるにはメンテナンスだというお考え、同感です。さらに私が最近ひしひしと感じるのは、我がbodyに関するメンテナンスの必要性なんですよ。
そんなモデルや女優さんみたいなところを目指しているのではないのです。
髪・爪・踵のケア…、そこそこでいいのです。
ようするに「身だしなみ」に気を配りたいということでしょうか。
そして、適度な量の食事を美味しくいただき、程よく動き(運動する、労働する、趣味を楽しむ)、夜は気持ちよく床に就く…。
ここ数年ストレスのせいで、適正体重のオーバー気味が続いておりまして…、こんな感じの生活がしてみたいなと思っている次第です。
投稿: トネリコ | 2011年2月13日 (日) 06時29分
トネリコさん、
「少なく」生きる、というのは清貧とは少し違うんですよね。自分の感性を磨いていないと本当に必要なものはわからない。安かろう悪かろうではそういうシンプルな生き方にはたどり着かない。
体も同じですね。暴飲暴食はシンプルな生き方とは対極、本当にいいものを味わって食べる、そのために体調を整え、心を安らかにするというのは本当に大事だと思います。
投稿: ドイツ特派員 | 2011年2月13日 (日) 09時35分