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2011年6月 2日 (木)

転職、私の経験(コンサルとか情報とか)

最近、「そういや転職の頃ってどうだったかなあ?」と思うことがあります。で、偶然ですが今の会社で人を取ろうとしていて、その担当者が結構困っている訳です。で、少し話していて「これって結構大事なことだな」と思うわけです。

それは、「転職で経験した留意点」ということ。

備忘録ではないのですが、もしかしたら参考になる人が居るかも知れないので、私の経験と情報を差しさわりのない範囲で列記したいと思います。ちなみに私の経験は、

1.外資系転職が主
2.一応管理職以上が対象

ということですね。

1.人材会社は資料を読んでいない
これは当時も明確に覚えていますが、こちらから履歴書だの職務経歴書だのは送っているわけです。にも関わらず、「お若いですねえ、おいくつですか?」とか平気で聞いてくる奴が居ます。で、最初は「何と言う奴!」と思っていたのですが、要は最初の資料は会った時に読む、という感じです。

2.マッチングしない紹介は平気でする
まあ資料を読んでいないので当たり前なんですが、「ここはどうでしょう?話進めましょうか?」と向こうから言っておいて、「すみません、年齢で駄目でした」「年収が合わなくて」「経歴で」と書類審査で落っこちることがあります。これは今の会社でよくあるんですが、こちらが言っている条件の人間を持ってこないんですね。これもそんなものだろう、と。

3.ヘッドハンターも似たようなもの
じゃあ、名指しで「貴方をこの会社に紹介したい!」と擦り寄ってくるヘッドハンターならいいだろう、と思うとこれまた全然違う。私もかなりヘッドハンターから連絡を貰ったことがあり、会ったこともありますが、「で、何で今回転職しようと思われたんですか?」とか聞いてきて、「おめえがこっちを誘ったんだろうが!」ということがあります。何か女の人に「マンションに来てよ」と言われて行ってみると、「あんたさあ、何で服脱ぎ始めてるのよ?」と冷水を浴びた気分(笑)。まあそれでも経歴で買われたところがあるわけなんで、それなりの話はできるかと。

4.同業種転職と異業種転職
特に私のように老境に掛かった(涙)人間の転職は、ある程度その先が固定されます。一番言われたのは「はっきりいって手軽にキャリアアップできるのは同業種での転職。異業種の場合、厳しい審査になるのでかなりハードルが高い。但し、同業種で二回転職すれば、その業種以外への転進は色が付きすぎて難しくなる。異業種に転職できるのは、その人のスキルを買われているからであり、業界に頼らない生き方が出来る」ということ。インギーのような一筋よりアレックススコルニックみたいにジャズも出来るスラッシャーの方がよい、みたいな(違うか?)。

5.基本は一回限りの紹介
いつも「末永くサポートさせていただきます」という言葉を言う人材会社ですが、まあせいぜい二回か三回で上手く行かなければ紹介は続きませんね。考えて見りゃ彼らも早く人を押し込んで金を貰わないといけないわけで、決まらない奴にかかずらわっている暇は無いわけです。で、こちらも見切る自由はあるわけですからさっさと他のところを当たればいい、と思います。

6.キャリアプランの確認は必要
よく華やかな意識で語られる外資系(私が勤める会社は全然そうではない)ですが、結局「日本支社」であることが多いわけで、そこから先にどんなキャリアプランがあるのかはよく確認した方が良いと思います。日本から出ることが出来ないのか、例えば本国人でボードメンバーが占められているのか、自分の志向と合致するのか。出世の可能性があるからよい、というわけではないのですが、ある程度の門戸はあった方がいいでしょうね。

で、定期的に自分のキャリアを確認するためにはヘッドハンターから声が掛かったりしたら会った方が良いと思います。転職するもしないも自分の自由ですが、もしかすると転職によるキャリアアップの可能性があるかもしれないし、そうでなくても内容から自分の価値はある程度判断できたり、世の中の動きがわかったりしていいかな?と思います。話すだけならタダですしね。

ということを人事担当者と話していて思った梅雨の午後な訳です。

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