会社での肩書き考
今、中国に出張中、珍しく自分のブログにアクセス出来ています。
今回の出張は上司のアジア出張に付き合っているのと、新しい人を雇うための打ち合わせが目的。「おめえは仕事が出来ないからしょうがねえよね、手足になる奴をつけてやるよ」ということらしい。
で、ちょっと面白かったのは肩書きについての打ち合わせ。
日本企業の場合、肩書きは会社によってばらばら。主務といったり主席といったり課長といったり。ところが、例えば中国やアメリカの場合ですけど、かなりビジネス上の呼称が会社を問わず厳密に決まっています。例えば今私はマーケット開発マネージャーという立場なんですが、これはプロダクトマネージャーとかビジネス開発マネージャーとかアプリケーションマネージャーより上なんだそうで、既にマネージメント側の人間になっているらしい。本人がボケているからそんなことも知らずに「へえ、俺は部下なし課長か」と思っていたんですが、どうもそうじゃないらしい。
で、その職務範囲(Job Descriptionと言いますな)というのはある程度国の中で合意事項があり、指南書みたいなものの中に記載があって、どの職階はどう、というのが結構細かく書いてある。だから、「こいつはマーケティング開発マネージャーやっていたんだから、ビジネス開発マネージャーだと格落ちになる、来ないよな」とか「今回雇用する奴の肩書きはどうする?」とかという話になる。これが日本だったら、「んな、適当な肩書きつけてさ、管理職だからまあ●●課長とかさ」とか、「一個ポジション作っちゃって何とか押し込もうか」とかになるんですが、そういう融通無碍さはない。ちなみにこの職務範囲というのは一番重要なことで、それからはみ出た仕事というのは本来存在しないんです。はみ出ているのは他の人の職務範囲になるわけで、それは完全な越権行為としてかなり問題視されます(私もうっかりやって注意されたことがある)。
ちなみにマネージャーと付いている事務系職務の場合、その前に付く単語が
マーケット>ビジネス開発>セールス>アカウント>プロダクト
の順番で階層が低くなるようです。多少は会社の違いがあるかも知れませんが、特にマーケットとセールスを厳密に分ける外資系では、「セールス&マーケティング」というのはマネージャー職では殆どないですね。もし違っていたら訂正します。
結果として私の場合、最初のポジションとしては結構高いところに置かれているようである意味幸運でしたが、そういうことも全く気にせず、更に今になってもどうもピンと来ずに仕事しているのは太平楽というか何というか。こんなことは外資系では当たり前ではありますが、転職を考えている方は気をつけたほうがいいでしょうね、全く気にもしていなかった人間が言うせりふではありませんが。
まあこっちはそんなことどうでも良くて、女神Fuki様の声でも聞いて呑気に仕事できればそれでいいんですがねww
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