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2011年10月 1日 (土)

英語を勉強すること雑感

まま、大した話じゃないんですけどね。

先日Twitterに「英語くらいやれや、ボケ!」みたいな話がありまして。で、「なんて言って何を考えたらいいんだよ?」ということを考えてました。

で、いくつか気付いた凄く基本的なことがありました。

1.学校英語をバカにはできない
これはもしかすると凄く反感を呼ぶかもしれませんが、私は今の学校英語否定論とでも言うものに凄く違和感があります。自分自身、学校英語の域を出ていないと思っていますし、だから無茶苦茶上手くは無いんですけど、それでもまあアメリカ人やイギリス人とも普通に話せる。場数という慣れや、記憶という能力差のあることは事実としてあるんですけれど、学校英語がちゃんと理解できているのといないのとでは全然違うと思う。これは以前こんな記事を書きましたが、中学~高校の英語がちゃんと出来ている人はその後は一つ歯車が回り始めたらかなりすんなり行くんじゃないか?と思っています。
ちなみにもう少し言うと、どんな教材だろうがやる奴ややるだろうしやらない奴はやらない、というのが私の印象。過度に教材ややり方を問題視するのは違うだろう、と思います。

2.動機付け
一番は、「まだ日本企業の場合は英語が出来たほうが収入が多くなる確率が高い」ということでしょうか。英語プレミアム的なものはまだまだかなりの会社で存在しているでしょう。食いっぱぐれの面でも英語が出来たほうが良いでしょうね。自分自身、多少なりとも英語が少し人より出来たことが多かったので得したな、と思うことは多い。で、今既に仕事で能力を確立している人が英語が出来ればそれこそ鬼に金棒。その意味では「生存率が上がる」と言った方がいいかも知れない。

3.英語バカはのさばらない
よく、「英語英語言うけど英語だけ出来て他の仕事が出来ない『英語バカ』がのさばるんじゃないか?」ということを言われます。ですけど、正直そういう人は早く淘汰されるんじゃないかと思いますね。それほど企業や組織はバカじゃないというか、寧ろそういう人の方が早く淘汰されるんじゃないかと。というのは、仕事をしている上でそういう「英語だけ出来る」奴の方が使いにくくなるから。周りを見ても、「英語が出来るだけで仕事をして出世している人」って殆どいないんじゃないか、と思います。

4.但し、の留意点
これは英語バカとも重なるんですけど、本業を放り出して英語、というのはいかんでしょうね。英語だけで飯を食うというのは正直難しいわけで。だから、一番効率の良い勉強は、「業務に関わることを英語で行なう」ことだと思うんですよ。私はマーケティングだからやりやすいけど、情報収集は英語でやらざるを得ないところが多いわけで。恐らく技術にしても特許だとか文献を英語で読む必要があるだろうと思いますから、そいつをやっていくことが一番の効率良い勉強法かな、と思います。

5.結局は語彙力
で、文法だってそれなりにあるわけで、肝になるのは語彙力だなあ、と最近痛感しています。ヒアリングだって知っている単語が多ければ多いほど聴きやすいんですよね。これは地道な努力しかないんでしょうし、残酷ではあるけれど個人の能力差が大きいことでもあります。駄目な私は少しずつしか語彙は増やせていませんし、もしかして忘れている語彙を考えると語彙力は減っているかもしれませんけど。

いつも思うんですけど、「~出来ないと駄目だ」じゃなくて、「~出来れば良いぜ」にしたい。否定じゃなくて肯定から入りたい。駄目な自分への鼓舞も含めてそういう意見にしたい、と思ってつらつらと書いてみました。

なんて言って出来ない自分にいらだっているのも事実で(涙)。

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コメント

わかるなぁわかるなぁ。
それでも英語はむずかしいんですよね。地味に努力するしかないってのがまた辛い…。

投稿: ちゃーき | 2011年10月 1日 (土) 07時02分

ちゃーきさん、いらっしゃいませ。

ねえ、英語に限らず語学は時間が掛かりますからね。時間が掛かる人は圧倒的に不利だから辛いですなあ。でも逃げられないですから、やるしかないです(涙)。

投稿: ドイツ特派員 | 2011年10月 1日 (土) 08時25分

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