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2011年11月22日 (火)

凡庸と普遍の間:「noah」(LIGHT BRINGER)

実は世の中には「紙一重」というものがたくさんあります。例えば「革新と破壊」「普遍と凡庸」「伝統とマンネリ」...。このバランスというのは極めて難しいものだと思います。

なんて言いながら、今日は我が愛するLIGHT BRINGERのメジャーシングル公式発売一日前、で、既に入荷しているところから買いましたよ、これ。


Dsc_0208

横のDVDはディスクユニオンの特典メイキングDVD、「Heartful...」ですね。


何でこのジャケットを写したのか?女神がすげー麗しい、というわけじゃなくて、

おい、バンド写真だろう普通は!

ということなんです。まあミニアルバムだから、というのはあるんですけど、これだと彼女だけじゃねえか?というのが凄く不満。この辺は事務所とレーベルの戦略かもしれませんが、女神だけでは駄目なんですよ。

で、それよりも中身ですね。既に「noah」はPVもアップされていましたが、今までのLIGHT BRINGERらしい曲です。タイプとしては「Burned 07」に近い少し暗めの曲。演奏もさすがのレベルです。女神Fuki様の歌、彼女としては少し高音域を押さえています。ルックスの変化に反して彼女の歌が抑え気味に思えるのは気のせいかな?もっとがーんと彼女の歌を出して良いのにな、とも。ただやっぱり曲は高品質だなあ。ちょっと途中のインストルメンタルパートのドラム刻みが微妙でスリリング(笑)。ギターは短いながらも良いヴィブラートで気持ちいいなあ。

で、後の二曲は「Heartful message」に入っていた「Heartful...」と、ライブ限定だった「Continue!?」。再録といって良いと思います。

うーん、どういうべきだろう?

いや、どちらも凄く質が高いのは分かる。でも自分には違和感がある。何だろう、もっと楽曲の中でFuki様の歌は面積を取っていたというか、それがかなり減ってしまっているように思える。もうちょっと言ってしまうと上手いけど凡庸な方向に行こうとしている気がする。いや、例えば「Continue!?」のボコーダーの活用とかは実は気にならなくて、寧ろ前も少し指摘した線の細さの方向に向かっているんじゃないか、これが素直な感想。逆に「Heartful...」は元曲での歌に比べてそりゃ数倍上手くなっているんだけど、力を抜き具合がちょっと違うのかな?

Fuki様の魅力って、ポップな曲でもガツンと歌うところでかなり曲の色を変えちゃうところだと思うんです。で、バンドの曲がそれを前提に作られているから唯一無二になる、と。まあ今回は企画物の色合いも強いミニアルバムだから、その辺は次のフルアルバムで出てきてくれる面でしょう。

言っておくと、曲も歌も演奏も凄く質は高いですよ。こんな質の高いバンドが居て自分がファンになっているのが本当に嬉しいし、大きなホールでやって欲しいと思う。PVの後ろに武道館は見えるんだから。勝手なファンの思いとしてはそれを図抜けた個性で達成して欲しい。ここが「普遍的」と「凡庸」の難しいところですねえ。でも、それは物凄く期待しているから。唯一無二の存在になって欲しいからね、何しろ恋ですから、これは。でも、私は単なるファンで、別にバンドの提灯持ちやってるわけでもないんで、思ったことは思ったように言わないと。あと、意見が違う方が居てもそれは全然ありだと思います。それでこそ音楽、それでこそロック。事務所からクレーム付いたりしてw。

にしても改めて言う、PVの最後はやっぱり蛇足だと思うぞw。


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コメント

全部最高に凄い、と言った上で更に…(笑)。
なんかねぇ、大人になっちゃったんだよね。抑え方知っちゃったとか、ザクロを美味そうにするとか(笑)。いや、そうじゃなくて…。
メジャー一発目の名刺代わりとしてはまだまだ先があるぞと思わせぶりな所は良いんじゃない?抑えててもね。ただ、もどかしいっ!ってのが多分本音なんだろうな。「Midnight Circus」での弾け具合が凄かったから、余計にそう思うだけで、贅沢な願望です(笑)。
しかし…、ギタもう一人入れないんだろうな、この調子だと。ツインGの曲とかどうしていくんだろ?とヘンに気になった。
まぁしばらくこのシングルを楽しみましょう…ってまだ届いてないですが…。

投稿: フレ | 2011年11月22日 (火) 23時34分

フレさん、早!

次のフルアルバムでこのアルバムの位置付けが分かると思うんですよ。当然このアルバムは真価ではないですから。ただ、さすがにあの「Midnight Circus」という無欠版を聴くと期待も大きくなるわけで。うーん、贅沢ってもんだろうなあ。

確かにSeiyaのG一本で結構行くんじゃないか、という気もしています。KazuのGはロックで好きだったんですけどね。後はソングライティングですね。

投稿: ドイツ特派員 | 2011年11月22日 (火) 23時42分

帯タタキに、“新たなる女神”(!)ってありますけど、特派員さんキング・レコードと使用許諾契約結びました?(笑)

愛情てんこもり、なのに冷静なレビュー、いつも驚かされます。
仰るとおり「曲の色を変えちゃう」までの(良い意味で)強引なまでのVoの迫り方はしてない印象です。それがメジャーならではの見通しのいいサウンドのせいなのか、全体の整合性を考えたものなのか、はたまた私の勘違いなのかは不明ですが。

やっぱりアルバムの中にどう収まるか、ですね。

※自身のブログを開設するにあたり、ハンドルネームを変更させていただきました。紛らわしくて申し訳ありません。

投稿: キャプテン髭、改めヒゲ・スカイウォーカー | 2011年11月25日 (金) 01時38分

ヒゲ・スカイウォーカーさん、改めてよろしくです。

そうですね、こんなこと書いていてしっかりヘビロテですからねえ、その質の高さは凄い。ただ、やはりもっと凄い高みを期待しちゃうんですね。やはり次のフルアルバムで見えて来るんだと思います。

タタキ、新規性がないので全く契約の話はありませんw。

投稿: ドイツ特派員 | 2011年11月27日 (日) 21時51分

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