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2012年5月 9日 (水)

事実と真実の間

最近ツイッター経由の友人知人も増え、ありがたいことにこんな初老の人間を「飲みに行きましょう」と誘ってくれる奇特な若い方までいらっしゃって、その上意外な方から「ブログ読んだ」と言って頂いて、このことだけでもブログやSNSをやってて良かったな、と思います。

で、最近ツイッターというとても狭い世界でいくつか話題になったことがあって。一つは「英語おばさん」と最近揶揄されているとあるイギリス在住の方のツイートで、「イギリス英語やらないと欧州ではバカにされる」とか言い出して、それに「あほか?」という反論が出たりしてまして。

もう一つは「ノマド」という話で、先日も私がブログに上げた話題。「もう大企業は駄目で、自分で自由に働くことが一番幸せで正しい」というような話になっていまして、それに対して上に上げた「英語おばさん」が「そんなんで儲けられるのはごく一部」という話をしてあーでもないこーでもないと。

いや、夫々の事象はどうでも良いんですが、これ、意外と難しいことで。

何が難しいって、夫々は「事実」を述べてるわけですよ。嘘は言っていない。英語おばさんは恐らく本当にイギリス英語じゃないとバカにされた職場にいたんでしょうし、それに同調した人が居るところを見ると、そういう経験をした人も他に居るんでしょう。ノマド云々にしても、それで大企業から袂を分かって幸せになった人はいるんだと思う。

ただ、当然ですけど、そうではない経験をしている人も居るわけですよ。例えば英語にしたって、私の皮膚感覚では、そんなイギリス英語じゃないと駄目なんて言っている会社は駄目だろう、と思います。今や世界はアジアで収益を上げているわけで、中国人やインド人の英語を「お前のは正しくない」なんて言っていたら商売できないわけですよ。

ノマドにしても、恐らく感覚的には失敗している人の方が多い。極論を言っている人が他の人の極論を批判するというパロディーみたいなことになっているんですけど、多分そうだと思う。だからどちらも事実ではあるわけで、問題はもう少し普遍的にそれが「真実」になっているかどうかでしょうね。

ところが、SNSで思うのは、やっぱり「何を言っているか」ではなくて「誰が言っているか」に比重が移ってしまう。スティーブジョブスが言えば正しいのに、日本の経営者が同じことを言ってもバカにされるとか。属性への依存が凄く高くなっているな、と思うんですよ。

ずっと、「普遍性を確認する数値・実証」が必要だなと思いながら中々出来ないわけですけど、それを常に意識しておきたいなあ、と思う今日この頃であります。

しかし、イギリス英語じゃないとバカにされるという職場、一度見てみたいですなあw。

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