« LIGHT BRINGERのドラマーが決まった | トップページ | 何故か書けなかったライブ評:DOLL$BOXXライブ »

2012年12月15日 (土)

ライブ用楽曲:「Dolls Apartment」(DOLL$BOXX)

さて、一部(というか私の周りw)で凄く話題になっている、Gacharic Spin + Fuki様from LIGHT BRINGERのDOLL$BOXX、届きましたよ。しかしAmazonの価格設定が変で、初回限定DVD付きの値引き後が通常版値引きなしDVDなしより安くなってるという。不思議だ。

と言うことでDVD付きを入手しました。

まずはちょっと気になったのが音質の悪さ。Drのはな兄さんがガンガン叩くのはわかるんですけど、ドラムが割れてない?分離がなくて固まってる感じも強いしなあ。曲によってかなり違ってて、M2「Merrily High Go Round」とかM8「おもちゃの兵隊」とかはそれほど気にならないんですけどね。

楽曲は基本的にGacharic Spin的なものをもう少しハードにしたものだと思います。異色なのはM5「ロールプレイング・ライフ」かな?あれはどう聴いてもLIGHT BRINGER的なドラマチックさ。音質が返す返すも惜しいけど、HM側から聴くと一番違和感がないかも。
演奏は問題ないでしょう。ちょっとビックリしたのはTOMO-ZOのギター。完全にHRとしてのギター弾いてるし、ここまで弾けるんだ、とう驚き。特にM7「KARAKURI TOWN」なんて古典的なHRリフだしなあ。
=ここからちょっと批判的になりますです=
で、歌はFuki様とはな兄さんとツインヴォーカルがいくつかある(M1「Loud Twin Stars」とかM4「monopoly」とか)。間に入るデスボイスはオレオ様?ただなあ、準備不足かも知れないけどメロが平板かな?M2とM3「Take Me Chance」なんて殆ど歌メロ同じだし。あと、ちょっと悪い意味で意外だったんだけど、低いところでのFuki様の歌が凄く平坦なんですよね。M9「Dolls Box」も、凄く感動的なバラードのはず(歌詞は素晴らしい!)なんだけど、普通のJポップと変わらない所に落ち着いちゃってる。高い音域はさすがなんだけど、楽曲がそこまで高いところを求めてないのに高い音で歌ってるところがあって、ちょっと違うなあ、というところもちらほら。だからはな兄さんとそこを分業してツインヴォーカルにしたら凄く印象が変わるんじゃないかな、と思うんですよ。
あとね、演奏に問題ない、って言ったんですけど、そこに起伏、押し引きがあまりないんですよね。特にはな兄さんのドラミンク、技としては流石なんですけど、本当はもっとうねることが出来るはずなんだけどなあ、凄くドラムマシン的に感じます。もしかするとデジタル臭をあえて出すためにそうやってるかもしれない。KOGA先生のBがもっと出てくればもっとうねってくるかも知れないですねえ。
=否定を終わり、更に進めます=
ふと思ったのは、「これはライブ音源としてのものかな?」ということ。恐らくライブではかなり盛り上がる勢いのある曲だろうな。鑑賞として聞くには少し平坦で、寧ろ外部ライターと書いた「おもちゃの兵隊」が一番曲として完成度が高いと思える所がこのCDの立ち位置になるんだろうな。そりゃこんだけ叩いて歌ってりゃライブは盛り上がるでしょう、音質もそんなに気にすることはないし。いや、当のバンドメンバーがどう考えてるかは判らないですけど。プロジェクトとして考えたらそれもありかも。
あと、LIGHT BRINGER視線で聴くか、Gacharic Spinで聴くか、全く独立で聴くかで評価は変わるんだと思います。私なんかはやっぱりメタルのラブリー視線からなんで、M5「ロールプレイング・ライフ」なんかに一番琴線が触れる訳なんですけど、セルフカバーのM10「ヌーディリズム」なんかが一番人気あるのかもなあ、と思ったり。
次に期待するとしたら、今回のように外部ライターを起用することかな?後はライブでどの程度楽しめるか、かなりそれは期待していいかと思います。と言うことでライブ参戦します!で、とりあえず今出てるPVを。何でも9曲はPV作るらしいんで、これから上がってくるでしょう。

|

« LIGHT BRINGERのドラマーが決まった | トップページ | 何故か書けなかったライブ評:DOLL$BOXXライブ »

コメント

ほっほ〜ん…、 随分レベルの高い批判意見(かもしれない(笑)。いや、実際は批判じゃないんでしょうけど…。

じっくり聴いた印象は似ています。ただ、期待感に対してのインパクトは絶大で◎でした。「勢い」ってキーワード=ライブ感とすればかなり◎かな。細かいところはまだまだ同様に指摘したい所ありますが(笑)。

でもさ、今世界中の中でこんだけのレベルの技量と音楽を作って出せる人達って男も含めていないと思う。自分の視野が狭いだけかもしれないけど…。そのオリジナリティが好きですね。

投稿: フレ | 2012年12月15日 (土) 16時02分

このPV観て速攻でポチリましたわ。(笑)オレオ様ってEuphoriaでは引き気味だったのに、何か別人みたいで一押しじゃんね。我ながらビックリです。ガチャピンとは完全に別モンですネ。でも、ヴォーカルに関しては合ってるんだけど喧嘩売るようですが、やっぱTakae様の方が俺好みです。

投稿: elmar35 | 2012年12月16日 (日) 00時43分

ほとんど同意です。
当初思ってたよりトリプルVoの使い方が多彩ではなかったかな、と。制作時間の関係かもしれませんが。
はな兄さんの凄さが音源からはそれほど伝わってこないのももどかしいですね。「ホントはもっと凄いんだよ!」という…。

CDとライブってのは別物だと思ってるので、音源は音源でカッチリしたものを作って欲しいとは思います。ライブはあまり手直ししないDVDを出せばいいことですし。

投稿: ヒゲ・スカイウォーカー | 2012年12月16日 (日) 10時54分

初めまして。
ラブリーで検索して見つけて以来、たまに覗かせていただいております。

自分はラブリー経由なのでラブリーとの比較となってしまうのですが、やはりおっしゃるとおり曲が平坦だな、
ということとFukiの歌唱は素晴らしいですがラブリーのような多彩さがない部分がやや残念。

クサメロがもっと欲しいところです(笑)

ただノリで最後まで楽しく聴ける作品ではありますね。

投稿: Flying_inside | 2012年12月18日 (火) 18時56分

ちょくちょく拝見させて頂いてます。おおむね同意見で、悪くはないけど、もうちょっと弾けててもっていう、お人形さんっていうコンセプトに引きづられ過ぎじゃないって感じますね。もうちょっとお行儀が悪くてもいいかなって言う…メタピンがそっち方面に針が振り切れているだけにう〜んって感じですね。オレオさんが前に出てくると面白いんじゃないかなあ…期待してるんですけどね★

投稿: kei-chan | 2012年12月18日 (火) 20時23分

フレさん、

この技量って本当に高いと思うんですよ。だから、もう少し高いところにいける気がする。いや、行って貰うと困るというのもあるんですが、何のかんの言って何曲かはよく聞いてますからね。

投稿: ドイツ特派員 | 2012年12月19日 (水) 23時44分

elmar35さん、

ヴォーカルに関しては体育館の裏で話をつけましょうw。いや、やっぱりTAKAEの方がしっくり来るんですよね、ガチャの場合。オレオ様は暴れすぎですw。

投稿: ドイツ特派員 | 2012年12月19日 (水) 23時45分

ヒゲ・スカイウォーカーさん、

これだけ作って「素材」と言い切るのもどうかとは思いますが、やはりライブ用の素材なんですよね。実際色んな出し物(笑)つきなんでね、ライブは。

投稿: ドイツ特派員 | 2012年12月19日 (水) 23時47分

Flying-insideさん、有難うございます。

全体に多彩さは少ないですね。「勢い」という単語でまとめている気がします。確かにもっとメロディーというところを求めてしまいますが、敢えてそこを抑えたのかも知れません、ラブリーとの差別化で。

投稿: ドイツ特派員 | 2012年12月19日 (水) 23時48分

kei-chanさん、

割り切って遊んじゃう、というのは一つの方法だと思います。そうした方がホームのバンドへの差別化も充分図れると思うので。まあPVでは相当遊んでますけれどw。

投稿: ドイツ特派員 | 2012年12月19日 (水) 23時49分

この記事へのコメントは終了しました。

トラックバック


この記事へのトラックバック一覧です: ライブ用楽曲:「Dolls Apartment」(DOLL$BOXX):

« LIGHT BRINGERのドラマーが決まった | トップページ | 何故か書けなかったライブ評:DOLL$BOXXライブ »