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2012年12月29日 (土)

今年最後のサプライズ:NOIZライブ(下北沢Garden)

長生きはするものですw。

朝の日課でメールとFacebookを確認するのですが、そのFacebookに
「今日のライブ、二枚チケットがありますがどうですか?」
と言う投稿があり、何とそれが
NOIZ
なわけです。
NOIZですよNOIZ、宇宙戦隊NOIZではない、NOIZです(検索すると宇宙戦隊ばかり出て来るんだよなこれがw)
Dsc_1054

知らない方に、NOIZというのは、カルメンマキと袂を分かったBの川上シゲと春日”ハチ”博文が作ったバンド。というより、日本最強のスクリーマー、世界でも最高峰のシャウターだと思っている人見元基(当時は「ひとみげんき」)が最初にプロとして加入したバンドです。当時私は岡山の高校生でしたが、何故か誰も知らなかったのに、渋谷・屋根裏でやったデビューライブの記事(ヤングギターだったと思う)は今でも鮮明に覚えているんですね。多分ドラムの「火乃玉男」(だっけかな?)という名前で覚えていたのかも。で、アルバム一枚出したんですがそのまま解散ということで非常に短命なバンドでした(ハチはライブで「俺達やろうと思えば一晩でもライブやれるけどね」と言ってましたがw)が、やはり人見元基のいたバンド、ということで、そのアルバムはそれこそ「幻の名盤」的な扱いでした。

(しかし再度廃盤で25000円ってあーた。。。出たとき速攻買って持ってるけど)

で、夏に一度NOIZ的に軽くやったみたいですが(ギターはローリーだったそう)、今回ドラム以外は全てオリジナルメンバーで復活ライブということです。私もチケット取ろうと思ったんですが取れなくて、偶然が重なり今回の参加となりました。ちなみにKeyの厚見玲衣も当時のレコーディングには参加しています。ハチは現在韓国在住だそうで、「このために四回日韓往復したよ」と言ってました。
前座のThe Letterというバンドのアコースティックな演奏(美しかったですな)が終わり、暗転してぞろぞろとメンバーが登場。ドラムのチャッピーとギターのハチはもう白髪で、特にそれでサングラス掛けるとハチはまるで寺尾聡です。で、こちらはまんまロッカーの玲衣のKeyに続いて、アルバムでもトップの「Shinin'」のイントロアカペラから。
す、すげー.......。

元基、何なんだこの声。最後に生で聴いたのは恐らく20年以上前のVOWWOWでのラストツアーだったと思うんですが、変わってないどころか色気というか艶は今の方が出てるかも知れない。恐るべしとしか言い様がない。しかも見たなりはVOWWOWの頃より若返ってるんじゃないか?その後、多少知らない曲(もしかすると当時のお蔵入りの曲?)を交えながら、和気あいあいという雰囲気で進みます。「Kiss Kiss」でまだソロなのに元基が歌い始めてしまい、「意外なところに落とし穴」と照れてみたり、「ガンガンガン」のイントロでリズムがバラバラで楽器隊がこけそうになって「カオス」になったり、ラスト曲を元基が間違えて別の曲を歌って玲衣が「へえ?」って顔で立ち尽くしたり、とボケはありましたけどね。あ、別に演奏がグダグダとかそういうことではなくて、なんですけどね。
NOIZの音楽って、物凄くキャッチーとかインタープレーの凄さとかではない、直線のロックです。なんというか、ロックンロールからロックになった頃の、歌が入るところも多少は顔を見ながらで出来るような感じと言うか。シゲのベースのブリブリ振りは流石ですが(元基は「最初のバンドがこんな音のデカイバンドで、自分の声が聞えなかったんですよ」と言っていて、それに対してハチが、「そうだよな、元基は前座のThe Letterみたいな静かなバンドやりたいんだよな」と茶々を入れてましたが)、ハチのソロなんて下手すりゃ全部ダウンピッキングで弾けるくらいのもの。いや、それは馬鹿にしてるんじゃなくて、そういうプレイが必要充分なんですよ。だから逆にヴォーカルが全て、というところもあるわけです。
元基のヴォーカル、ライブが進んでも何ら変わらないウルトラスクリーマー振り。彼の凄さって、低い音でも高い音でもその厚みが変わらないんですよ。高音側のヴォーカルは低音がきつかったり、逆に高音で苦しくなるヴォーカルって多い(というかそれが当たり前)んですけど、彼はそれが全然ない。その上でここぞ!のスクリームの凄いこと。確かに彼のようなヴォーカルなら、曲を変にいじる必要が無いところも出てきます、ヴォーカルで曲が出来るというか。
で、本編が終わり、「アンコールはあります」ということで一曲やった後(曲全然覚えてない)、暗転がなくなったんですが、客が帰らない。で、また出てきて一曲、これで終わり、と思ったらやっぱり帰らない。多分この辺はバンドも想定外だったと思いますが、三回目に玲衣がまず出てきてKeyを弾いたのが何とVOWWOWの「Premonition」。ところが誰もメンバー出てこず、玲衣が思わず
「俺一人?」

と(笑)。で、どう折り合いをつけるのかと思ってたら最後に「Shinin'」と「ぶっとびBaby」を(2曲目は怪しい)。これでやる曲が無い事がわかり、更に元基が「君達、早く帰りなさい」と先生らしく締めてやっと終わり、となりました。個人的には「元基ここにあり!」だったので非常に満足。あ、あと玲衣がスリムになってまた昔の貴公子状態に戻りつつあります。何よりみんな非常に楽しそうに演奏しているのを堪能するのはこちらも気持ちが良い。
日本でトップレベルのプロの凄い歌を聴かせるアマチュア

を堪能した夜でございました。オマケにYouTubeを貼り付けておきます。

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