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2013年3月12日 (火)

30年の希望:Journey@日本武道館

まだまだライブを見ていない大物ミュージシャンというのがいるのですが、実はJourneyがそうだったんです。私がロックに夢中になった当時、Van HalenがいてTotoがいて、その両方ともライブは経験しているんですが、何故か一番好きなJourneyは見てなかったんですね。

で、今回、なんと30年振りの武道館ライブということで、どうしても参加したかった。実は30年前の武道館ライブって、NHK-FMで放送した奴をエアチェックで持っていて、死ぬほど聴いた思い出の音源なんですよ。
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今回はWOWOWで生中継、更に東北大地震の被災地では無料で上映していました。

我々が知っている全盛期のJourneyというのは、アルバムの売れ行きでは「Frontiers」、楽曲の充実では「Escape」という81-83年頃なんですね。で、良く知られるようにヴォーカルは当時Steve Perryで、その後Steve AugeryとJeff Scott Soto(ツアーのみだと思います)を経て、YouTubeで見つけたというフィリピン人のArnel Pinedaになります。ちなみに誰が何と言おうとその前の二人のヴォーカルも素晴らしいですから。誰が良いとかじゃないんです。でも、Arnelも言うまでも無く素晴らしいヴォーカルです。

一応前座が入っていて、Neal Schonの息子とJonathan Caineの娘って、Iron Maidenじゃないんだからw。とは言え、やっぱり水準以上には上手いわけですよ。面白いのはSchonの息子、ギターの弾き方が親父と同じ逆アングルピッキングでそっくり。

で、割と短いインターバルで準備完了、オープニングは「Separate Ways」。

は、反則でしょ?

いきなりこれですよ。盛り上がらないわけないでしょ?もうその後も全部が上に上げた黄金期の曲が殆ど。某所から取ってきたセットリストはこれです。

1.SEPARATE WAYS
2.ANY WAY YOU WANT IT
3.ASK THE LONELY
4.WHO'S CRYIN NOW
5.ONLY THE YOUNG
6.STONE IN LOVE
7.KEEP ON RUNNIN'
8.EDGE OF THE BLADE
9.FAITHFULLY
10.LIGHTS
11.STAY AWHILE
12.OPEN ARMS
13.JUST THE SAME WAY
14.ESCAPE
15.DEAD OR ALIVE
16.WHEEL IN THE SKY
17.DON'T STOP BELIEVIN'
- encore -
18.BE GOOD TO YOURSELF

はい、もうセトリが反則ですww

これって「Eclipse」ツアーだよな?そこからは一曲もないよなあ、どころか、ここ20年の曲はない、というある意味潔いリスト。でもこれが一番盛り上がるのも事実。

バンドとしてはもう磐石というか、コメントするのも失礼ですね。いいんです、私はNeal Schonが顔くしゃくしゃにして手癖で早弾きしてれば。何て言いながら音は通るしピッチは正確、もう私が大好きな音がそこにあるだけで感無量。更にバンドとしてのコーラスワークが素晴らしく、その上リードヴォーカル取れるくらい上手いJonathanとDrのDeen Castronovoが実際に何曲かリードヴォーカルやっちゃうわけで。

Arnelの上手さはよく知れ渡っていますが、今回は必ずしも絶好調じゃなかった気がします。いや、常人を軽く越えた上手さなんですが、少し高音がかすれるというか細くなるというか。

でもね、ライブってそんなの小さいことなんですよ。

このライブは自分にとって30年を取り戻すライブだし、もう何があっても楽しもうと思っていました。で、それが期待以上に出てきてたわけで、何も全体のライブで言うことはないです。自分がギターを始めた頃に練習した「Lights」や「Dead or Alive」、何も言うことはない「Open Arms」、そしてこの曲のイントロだけで全ての涙腺が決壊する「Don't Stop Believin'」。こんなにいい曲が並ぶライブあります?で、Arnelが一生懸命歌い、他のメンバーがそれをサポートする。でね、何が嬉しいって、最後にメンバー紹介でDeenがArnelを紹介したときの歓声が一番大きかったんですよ。それが全て。そう、日本の観客は彼の素晴らしさと彼が居るJourneyを分かっている。あと、ことさら震災のことをMCせず、演奏勝負で来たのも素晴らしいと思う。既にやることをやったら後は自分たちのプロ領域で魅せる、プロの中のプロ。

Steve PerryこそJourneyのヴォーカルだ、という人が居るのは知っているし、それも分からなくはない。でもね、今日のライブ見て私はそこにSteveの声を見出せなかった。これはArnelの声で歌うJourneyなんですよ。何よりもね、YouTubeで彼を見つけたとき、何も偏見もなくメンバーにしようとしたJourneyのメンバーに感謝です。Arnel自身が、「僕なんて背は低いしルックスは良くないし、何でJourneyのフロントになんかなれるんだよ?」と思ったそうですけど、音楽で選んだというところが素晴らしいし、逆にそのヴォーカルが彼をカッコよくしてると思う。

こんな贅沢な時間があるんですよ。

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コメント

JOURNEYファンじゃない私でもこのセットリストがヤヴァイのは分かる(笑)
Mother, Father、Still They Ride、Winds Of Marchあたりがあるともっと悶絶ですが、そりゃ贅沢過ぎというもので。

私はSteve PerryよりArnel Pinedaの方が好きですね。After All These Yearsはこのセットのどのバラードよりも素晴らしいと思ってます。

投稿: ヒゲ・スカイウォーカー | 2013年3月12日 (火) 23時24分

ヒゲ・スカイウォーカーさん、

でしょ?これだけで食事が進むというもの♪。Arnelは良いですよ。その前のSteve Augeryも大好きだったし、やはりJourneyでヴォーカル張る連中ですからね。

投稿: ドイツ特派員 | 2013年3月16日 (土) 11時29分

はじめまして。
ライブも映画も乗り遅れた私ですが、今、オープン・アームス聴きながらこのブログを読ませてもらったら、もう涙、涙。
暖かく、素晴らしいレポをありがとうございます!!

ライブは、後日、WOWOWで見ました。アーネルの短髪、赤ジャケ姿には驚きました!
目をつぶって歌ってる顔とか、すごくコロッケっぽかったし!^^;

喉も高音、ちょっと辛そうでしたね。
それをカバーするよなディーンの活躍が見事でした(涙)

そして、歌が巧いのもさることながら、アーネルって笑顔がすっごく可愛くないですか?!
45才とかに見えない!!

投稿: まいまい | 2013年5月 3日 (金) 16時39分

まいまいさん、過分なお言葉、恐縮しきりです。

ライブであんなに歌うのが楽しそうな笑顔が見られるのって観衆からしても凄く嬉しいですよね。私はどの時代のJourneyも好きですが、今のJourneyにはArnelなんですね。ほんと、小さなことが気にならない素晴らしいライブだったと思います。

投稿: ドイツ特派員 | 2013年5月 3日 (金) 23時35分

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