ミュージシャンとファンが近いからこそ
先日Twitterで、我が愛するLIGHT BRINGERのライブにわざわざ地方から参加するという高校生と知り合いました。で、もうそれが物凄く健気というか、ワクワクしていて見ているこちらが楽しくなるくらい。ファンレターも一生懸命書いたみたいで、本当にこういうファンって良いなあ、って思います。で、LIGHT BRINGERなら私が行かない地方にも同志はたくさん居るわけで、そういう人たちと本当に楽しく過ごせたみたいでした。もうさ、こんなのって一生ものだと思う。どうも上手くファンレターも渡せたみたいだし、この幸せモノ!ww
で、ちょっと考えたことがありましてね、いや、単なる初老の説教かもしれません。
今や色々なところでミュージシャンとファンが直接交流できるようになりました。SNSは言うに及ばず、例えばファンミーティングやサイン会なんていうのも特にインディバンドでは活発に行なわれているようです。
で、もしミュージシャンがそういう場にファンと接するのであれば、本当にファンを大切にして欲しい。今回の高校生のことを考えたんですよ、彼は最初のライブで音楽を楽しみ、ファン同士の交流を楽しみ、ミュージシャンとの交流も楽しめた。でももしそれが何か物凄く悪い印象だったら、彼は物凄く嫌な第一印象だけで音楽を見るかもしれないし、ミュージシャンを見るかもしれない。そうなったら勿体無いしちょっと悲しい。
いや、これは別に「媚びてファンサービスしろ!」って言うんじゃないんですよ。逆にミュージシャン(に限らないけど)には、「音楽だけでその他は出さない」ということが出来る権利がある。あくまで音楽が勝負なわけで、それは全く問題ない行為だと思うんですよ。サイン会だってライブハウスの客側に出て行くのだって物販を直接するのだって、何ら義務はない。ただ、もし出て行くのだとすれば、それは「ファンに正しく接する」という義務が発生するんだと思うんです。まあ今や、そんなことは常識だとは思うんですがね。
逆にファンの側も音楽以上のことを過剰に要求するのも違うんだと思います。我々ファンには「音楽のことを批評する」権利はありますが、あくまで音楽という枠以上のものに言及するのは違うと思う。少なくともミュージシャンが音楽に集中し、良い作品でありよいライブを提供しているのであればそれで充分だと思うし。良くスポーツ選手が練習後に何人にもサインをしているのを見て頭が下がるのですが、出来るだけ早く開放してあげたいですしね。
まあ私が知っている少ない経験では、別に音楽に限らず、「ちゃんとしている人はちゃんとしている」という当たり前の経験しかないんですが、何となく今回感じたことを書いてみました。
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コメント
初コメですw
いやーエントリーを読んで自分が高校生の時のことを
思い出しました(o^-^o)
友達に振り回される形でinfixの追っかけの様なことを
していたんですが、まぁ彼らはラジオの公開収録だの
イベントに押しかけてた私らをよく相手してくれました。
(ボーカルの性格もあると思うんですがw)
まぁ彼らも騙されて上京して色々な人に助けられて
メジャーデビューした経緯があるので、一期一会を
大事にしていたのでは?と今になって思ったり。
と、特派員さんのブログで遥か彼方のたわいもない
思い出を思い出した日曜であります。
投稿: TOMO | 2013年3月10日 (日) 11時33分
TOMOさん、どうもありがとうございます。
一期一会ってありますね。相手がどう取るか、ですが、そこは皆大事にしたいし、やはりその意識がお互いにあるかどうか、ですよね。
投稿: ドイツ特派員 | 2013年3月11日 (月) 01時46分