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2013年7月30日 (火)

商品ヒットって何か法則があるのだろうか?

最近、どうも気分が上がらないことが多く、イライラすることが増えているなあ、という悪循環。暫くライブ関係への参加もないし、自分のバンドの日程が未定だし、会社はどうにも煮え切らない感じでハッキリしないし。

なんてことを思いながら先日読んだ本を考えていました。さくっと読んだ本二冊。
日本では有名な野中郁次郎の著作ですね。

要は、「日本は分析依存症に掛かっている。必要なのは情熱だ」という感じの事例が並んでいるんですね。こういう本って凄く直ぐに読めちゃうし、納得感は高い。

一つ思うのは、彼がいうところの「我慢の経済」という部分。特に私は製造業にいるので、実際に利益を生むまでというのは数年、下手すりゃ数十年掛かる。ここに上げられているのはもっと消費者寄りのものだからそこまで掛からなくて、実際に手がけた人たちが出てきますが、素材なんかははっきり言って最初手がけた人がいない、なんていうのもザラにある。こういうのをやるには、確かに日本の終身雇用というのは有利かも知れません。二つあって、単純に時間が掛けられる、ということと、そういうことをやろうとするある種の会社と折り合いが悪い人が生きていける、ということ。アメリカだとそういう奴は首になることが多いですからね。
もう一つ、失敗のリベンジという話も、日本ならではかもしれません。よく「アメリカは失敗を許容する」って言いますが、それは社会全体の流動性の中であって、一つの会社ではまた違うわけですよ。それこそ首になる可能性も高いわけで。
ただねえ、こういうのって「プロジェクトX」みたいなもんで、後講釈とお涙頂戴になることが多いなあ、という気がするんですよ。要はノウハウになりにくくて、その事例でしか語れないことをさも「日本の素晴らしさ」に置き換えて物語にしてしまうという。じゃあこれと同じようにやっていつも勝てるか、と言われれば違うし、じゃあ逆に超分析的にやれば失敗するか、というとそれも違う。ケイパビリティーとポジショニング論争のように、未だにこういうマーケティング論が色々出てくるところに、結局はルールなんかは無くて殆どが偶然の産物じゃあないのかな?という。ただ、日本人には何となくこういう「分析を超えた成功」というのが受ける、という気がします。
何となく読んだ本ではあるのですが、今自分の職務でやっている分析も合わせて、考え込んでしまいますなあ。

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