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2013年9月23日 (月)

定番を持ち使い倒す、ということ

やっと猛暑も終わり、朝晩は涼しくなりましたねえ。とは言えまだ昼は30度というのは、昔では考えられませんねえ。

という時候の挨拶とは関係なく、一気に貧乏に落ちてしまった私、持っているモノは大事に使わなければなりません。ということでこんなことになったものを。
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左右の穴が分かりますかね?

これ、メーカーシャツ鎌倉で大体10年くらい前に買ったオックスフォードボタンダウン。ボタンダウンだとこれ以上無いくらいオーソドックスな定番です。一度擦り切れた袖と襟を取り替えてもらいましたが、それから既に4年、見るとこんな穴がありました。

そろそろお役御免かな?

ということで、これを買ってきまして。

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(本は靴読本Vol1、この前アーカイブが出たから古書が安くなってたのでついw)


ラベルは変わりましたがこの擦り切れたシャツと全く同じです。ショップの店員も「いやあ、擦り切れているところ以外は無茶苦茶綺麗ですね?10年経っているとは思えない」とお世辞ついでに褒めていただいて。

流行というのはやはり時代の空気ですから、それはそれでその時は凄くカッコいいし、そういうのも実は結構好きなんですよ。ただ、スーツとかシャツという仕事に近かったり非常に日常での風景にあるもの、これはやはり定番で押さえておきたい。靴もロングノーズは苦手だし、スーツも今流行している物凄い細身タイプも(デブということは置いておいてw)やっぱりちょっと違うかな?と。ある程度のディテールは流行があっても、全体には伝統に寄ったデザインをちゃんと持っておきたいなあ、と思うんですよ。

で、そいつをとにかく使い倒す。使って手入れして使って手入れして。自分で出来る手入れは出来るだけやってドンドン自分に合うようにするのが好きで。いや、これは別に物理的に自分のサイズに合うようにということではなく、そうやって「自分のモノ感覚」を強くしていく、って感じでしょうか?

あとは「使い倒せる、愛着が湧く」モノを買う、ということでしょうか。このシャツ、当時も今も値段が5000円くらいと変らずそんなに高くない。でも、質の良さは見て感じるし、実際これだけ使えるわけですからね。この辺は結局手元に残ったものがそういう対象なんでしょう。それは決して値段の高低ではないんですよねえ。


この痛んだボタンダウン、さて捨てようか、と思ったんですが、普段着ならまだ着れるかな?と思い、もう少し使い倒そうと考えています。Tシャツの上のジャケットみたいな感じですかね?ちょっと老体に頑張ってもらおうと。


それ、私と一緒じゃないか(汗)。

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コメント

賛同いたします!
長く使えるものではなく、長く使ったものには魂が宿ると思います。
私は魂がいっぱい宿り過ぎて自分が脱け殻になったようです。
反省ー。

投稿: savilerow | 2013年9月24日 (火) 08時14分

savilerowさん、

いやいや、アレだけのものを大事に使っていることが凄いな、と思います。やっぱりドンドン使えば使うほど自分になっていく感覚はありますねえ。

投稿: ドイツ特派員 | 2013年9月25日 (水) 20時37分

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